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公開番号2024003264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-12
出願番号2022102286
出願日2022-06-26
発明の名称ポール制振装置
出願人個人
代理人
主分類F16F 15/027 20060101AFI20240104BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】主に軽量なポールの振動や揺れを軽減するのに好適な、ポール制振装置を提供する。
【解決手段】ポール1に取り付けるポール制振装置であって、ポール1の先端または途中に、ポール1の直交方向成分を含む方向に気流を発生する1個以上の気流発生機器2と、加速度計5または/かつ傾斜計6と、を備え、前記気流発生機器2が発生する気流の強さは、前記加速度計5または/かつ傾斜計6で計測した加速度または/かつ傾斜角を用いた演算により調整することを特徴とする、ポール制振装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポール(1)に取り付けるポール制振装置であって、ポール(1)の先端または途中に、ポール(1)の直交方向成分を含む方向に気流を発生する1個以上の気流発生機器(2)と、加速度計(5)または/かつ傾斜計(6)と、を備え、前記気流発生機器(2)が発生する気流の強さは、前記加速度計(5)または/かつ傾斜計(6)で計測した加速度または/かつ傾斜角を用いた演算により調整することを特徴とする、ポール制振装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に軽量なポールの振動や揺れを軽減するのに好適な、ポール制振装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
カメラ・温度計・照明などの各種観測・照射機器で高所での観測・照射を行うためには、ポールを用いて各種観測・照射機器を高所に設置することが多い。しかし、各種観測・照射機器が小型軽量であっても、ポール自体のしなりや風による振動・揺れを考慮すると、剛体的な挙動を示すそれなりに丈夫なポールを用いるか、あるいは、制振装置を取り付けたポールを用いなければならない。
ポールの制振装置として、従来技術では、特許文献1~3に示すポール用制振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-64662号公報
特開2000-329186号公報
特開2001-124137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、カメラ・温度計・照明などの各種観測・照射機器で高所での観測・照射を行うために使用する、主に軽量なポールの振動や揺れを軽減するのに好適な、ポール制振装置を提供するものである。
【0005】
ポールの制振装置として、従来技術では、特許文献1~3に示すポール用制振装置が開示されているが、いずれの文献も、ある程度の重量を持った物体の慣性力を利用してポールの制振を行うものとなっている。
【0006】
本発明は、重量物の慣性力を利用せずに、気流の推力を利用してポールの制振を行う、ポール制振装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ポール1に取り付けるポール制振装置であって、ポール1の先端または途中に、ポール1の直交方向成分を含む方向に気流を発生する1個以上の気流発生機器2と、加速度計5または/かつ傾斜計6と、を備え、前記気流発生機器2が発生する気流の強さは、前記加速度計5または/かつ傾斜計6で計測した加速度または/かつ傾斜角を用いた演算により調整することを特徴とする、ポール制振装置とする。
【発明の効果】
【0008】
ポール1が振動したり揺れる場合には、ポール1には加速度や傾斜が生じる。この加速度や傾斜を、ポール1に設置した加速度計5や傾斜計6で計測し、計測した加速度や傾斜角を用いた演算により、前記加速度や傾斜を打ち消すために必要な強さで気流を発生させる。気流は、ポール1に設置した圧縮空気ノズルや電動ファンなどの気流発生機器2により発生させ、この気流の推力を利用して前記加速度や傾斜を打ち消す動作を行うことで、ポール1の制振や揺れ止めを行う。
気流発生機器2は、ポール1直交方向の任意方向への合成方向成分をもつ気流を発生させることができるように、ポール1に3個以上設置することを基本とする。例えば、図1~3に示すように、120°ごとに3個の気流発生機器2を設置して、それぞれの気流発生機器2ごとに気流の強さを制御することにより、ポール1直交方向の任意方向への合成方向成分を持つ気流を発生させることができる。
【0009】
また、平板状のポール1などで、1方向の振動や揺れのみを制御すればよい場合には、前記1方向上で互いに反対方向を向いた2個の気流発生機器2でも、ポール1の制振や揺れ止めを行うことができる。
さらに、平板状のポール1などで、1方向の振動や揺れのみを制御すればよい場合、かつ、ポール1が水平方向や斜め方向に設置されていて重力による力を利用できる場合には、重力に対抗する推力を発揮する1個の気流発生機器2でも、ポール1の制振や揺れ止めを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の上面図および側面図である。(a)は上面図、(b)は側面図。
実施例2の上面図および側面図である。(a)は上面図、(b)は側面図。
実施例3の上面図および側面図である。(a)は上面図、(b)は側面図。
実施例4の上面図および側面図である。(a)は上面図、(b)は側面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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