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公開番号2023173362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-07
出願番号2022085557
出願日2022-05-25
発明の名称開度固定器
出願人株式会社フジキン
代理人
主分類F16K 35/00 20060101AFI20231130BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】手動でハンドルを操作する時に固定具を操作する必要がなく、任意の位置で回転を固定することができる開度固定器を提供すること。
【解決手段】一端側に取付部2aを形成した円筒状のボディ2と、ボディ2内の付勢部材によって、ボディ2の一端側に付勢され、ボディ2を貫通するステム挿通口20から先端部の突出量が変動するように取り付けられたステム3と、ステム3のボディ2他端側から突出する端部31と連結され、ボディ2の他端側を覆う操作キャップ4と、ステム3のボディ2一端側から突出する先端30が係合する係合部50を周面に複数備え、開閉弁9の回転軸90に取り付けるリング状のストッパ部材5とを備え、ボディ2の他端側は、ステム挿通口20と平行に、直径長さに亘った深さの異なる切欠溝21が2箇所に形成され、操作キャップ4の内周面には、切欠溝21、22に係合する突出部44を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一端側に取付部を形成した円筒状のボディと、
該ボディ内の付勢部材によって、前記ボディの一端側に付勢され、ボディを貫通するステム挿通口から先端部の突出量が変動するように取り付けられたステムと、
該ステムの前記ボディ他端側から突出する端部と連結され、前記ボディの他端側を覆う操作キャップと、
前記ステムのボディ一端側から突出する先端が係合する係合部を周面に複数備え、開閉弁の開閉操作時に回動することで弁体を弁座から当接離間させる回転軸に取り付けるリング状のストッパ部材とを備え、
前記ボディの他端側は、ステム挿通口と平行に、直径長さに亘った深さの異なる切欠溝が2箇所に形成され、前記操作キャップの内周面には、前記切欠溝に係合する突出部を備えた開度固定器。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記係合部は、前記回転軸の一の回転方向では前記先端と係合する立設面を備え、他の回転方向では前記先端が摺接し、移行を許容する傾斜面を備えている請求項1に記載の開度固定器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開度固定器に関し、特に手動でハンドルを回転させることで弁体を弁座から当接離間させるバルブを任意の位置で固定する開度固定器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、手動式バルブのハンドルを任意の位置で固定する固定具は種々提案されている。例えば特許文献1に記載のロック機能付き回転バルブでは、軸部の外表面にギヤ状の凹凸部を備えた環状部材を固定し、ハンドルに揺動可能に取り付けた作動部材の先端を凹凸部に干渉させてその回転を固定するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-059555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のロック機能付き回転バルブでは、バルブの開閉をする際にハンドルを手動で回転させる必要があるが、常時作動部材の先端は環状部材の凹凸部に干渉しており、開閉時にハンドルを持つ手で作動部材を操作し凹凸部との干渉を解除しながら回さなければならず、中途半端に操作部材の先端が凹凸部と干渉すると、環状部材の凹凸部か作動部材の先端が欠損する可能性があるという問題があった。
【0005】
本発明は、係る点に鑑みてなされたもので、手動でハンドルを操作する時に固定具を操作する必要がなく、任意の位置で回転を固定することができる開度固定器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る開度固定器は、
一端側に取付部を形成した円筒状のボディと、
該ボディ内の付勢部材によって、前記ボディの一端側に付勢され、ボディを貫通するステム挿通口から先端部の突出量が変動するように取り付けられたステムと、
該ステムの前記ボディ他端側から突出する端部と連結され、前記ボディの他端側を覆う操作キャップと、
前記ステムのボディ一端側から突出する先端が係合する係合部を周面に複数備え、開閉弁の開閉操作時に回動することで弁体を弁座から当接離間させる回転軸に取り付けるリング状のストッパ部材とを備え、
前記ボディの他端側は、ステム挿通口と平行に、直径長さに亘った深さの異なる切欠溝が2箇所に形成され、前記操作キャップの内周面には、前記切欠溝に係合する突出部を備えている。
【0007】
本発明の開度固定器は、深い切欠溝に突出部が係合するときはステム先端がボディから突出し、浅い切欠溝に突出部が係合するときはステム先端がボディ内に埋没するから、操作キャップを手動で90°回動させる操作で簡単に出没自在のステム先端を、バルブの回転軸に固定されたストッパ部材の係合部に係合させハンドルの回転を固定することができる。
【0008】
この場合において、前記係合部は、前記回転軸の一の回転方向では前記先端と係合する立設面を備え、他の回転方向では前記先端が摺接し、移行を許容する傾斜面を備えることができる。これにより一の回転方向には固定機能が作用し、他の回転方向には自由に回転させるようにすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の開度固定器によれば、手動でハンドルを操作する時に固定具を操作する必要がなく、任意の位置で回転を固定することができる開度固定器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の開度固定器を取り付けた開閉弁を示す一部切り欠きの正面図である。
同開度固定器を示す一部断面の正面図である。
同開度固定器のボディを示し、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は(a)のX-X断面図、(d)は(a)のY-Y断面図である。
同開度固定器の操作手順を示し、(a)は回転軸を固定している状態、(b)は操作キャップを持ち上げステム先端を引き上げた状態、(c)は(b)の状態から90°時計回りに回転させ手を放し回転軸の固定を解除した状態を示す。
同開度固定器のストッパ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)はストッパ部材の変形例を示す平面図である。
同開度固定器を取り付けた開閉弁を示し、(a)は斜視図、(b)はハンドルと回転軸とを取り付ける前のバルブボディの斜視図、(c)はハンドルに接続した回転軸にストッパ部材を固定した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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