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公開番号2024004602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022104281
出願日2022-06-29
発明の名称ねじ部材
出願人明正工業株式会社
代理人個人
主分類F16B 25/10 20060101AFI20240110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】締結不良が生じることなく確実なねじ止めを行うことを可能とするねじ部材を提供する。
【解決手段】スリーブ10と、スリーブ10に挿入され、軸方向の少なくとも一端側にスリーブ10の一端から露出するねじ部22、およびスリーブ10の他端側に配置されて当該スリーブ10の外径よりも大径の頭部25、を有するねじロッド20と、を備え、ねじロッド20が、スリーブ10とともにねじ部22の側からパネル60に貫通され、ねじ部22が支持部材70にねじ込まれることにより、パネル60を支持部材70に締結するねじ部材1であって、スリーブ10とねじロッド20とは、一体回転可能に係合され、スリーブ10の軸方向の一端側の先端面に、ねじロッド20のねじ込み方向の回転によりパネル60を穿孔可能、かつ、支持部材70を穿孔不可能である刃部11が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スリーブと、
前記スリーブに挿入され、軸方向の少なくとも一端側に前記スリーブの一端から露出するねじ部、および、前記スリーブの他端側に配置されて当該スリーブの外径よりも大径の頭部、を有するねじロッドと、を備え、
前記ねじロッドが、前記スリーブとともに前記ねじ部の側から第1部材に貫通され、前記ねじ部が第2部材にねじ込まれることにより、前記第1部材を前記第2部材に締結するねじ部材であって、
前記スリーブと前記ねじロッドとは、一体回転可能に係合され、
前記スリーブの軸方向の一端側の先端面に、前記ねじロッドのねじ込み方向の回転により前記第1部材を穿孔可能、かつ、前記第2部材を穿孔不可能である刃部が設けられていることを特徴とするねじ部材。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記スリーブの軸方向長さは、前記第1部材の厚さと略同じであることを特徴とする請求項1に記載のねじ部材。
【請求項3】
前記ねじロッドと前記スリーブとは、溶接、かしめ、前記ねじ部と前記スリーブとのねじ結合、のうちの少なくとも1つの手段により、一体回転可能に係合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のねじ部材。
【請求項4】
前記頭部の前記スリーブの側には、止水部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建材用のパネルを母屋材や胴縁等の支持部材に締結する際などに用いて好適なねじ部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
住宅や工場、倉庫等の建物において、複数のパネルを接合することにより、屋根や外壁を施工することが知られている。そのような建材用のパネルは、例えば母屋材や胴縁、垂木等の建物の骨組となる支持部材に対して、ボルトやタッピングねじ、ドリルねじ等の種々のねじ部材で締結される(特許文献1、2等参照)。
【0003】
例えば、パネルに貫通させたねじ部材のねじ部を支持部材にねじ込むと同時に雌ねじが支持部材に形成され、これによりねじ部が支持部材に係合し、その係合部とねじ部材の頭部との間でパネルが強く挟まれる作用が生じて、パネルが支持部材に締結されるねじ部材がある。
【0004】
図7は、その種のねじ部材100を示している。このねじ部材100は、支持部材110にねじ込まれるねじ部101の途中に、ねじ部101の外径よりも僅かに外径が大きい大径ドリル部102を有し、パネル120を貫通した大径ドリル部102の先端が支持部材110に当接することにより、それ以上の支持部材110側へのねじ込みが規制され、締結力が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-123520号公報
特開2007-321798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7に示すねじ部材100では、支持部材110に当接した大径ドリル部102によって支持部材110に孔が空き、ねじ部材100が空転して締結力を失ってしまう場合があった。
【0007】
そこで本発明は、締結不良が生じることなく確実なねじ止めを行うことを可能とするねじ部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明のねじ部材は、スリーブと、前記スリーブに挿入され、軸方向の少なくとも一端側に前記スリーブの一端から露出するねじ部、および、前記スリーブの他端側に配置されて当該スリーブの外径よりも大径の頭部、を有するねじロッドと、を備え、前記ねじロッドが、前記スリーブとともに前記ねじ部の側から第1部材に貫通され、前記ねじ部が第2部材にねじ込まれることにより、前記第1部材を前記第2部材に締結するねじ部材であって、前記スリーブと前記ねじロッドとは、一体回転可能に係合され、前記スリーブの軸方向の一端側の先端面に、前記ねじロッドのねじ込み方向の回転により前記第1部材を穿孔可能、かつ、前記第2部材を穿孔不可能である刃部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
(2)本発明のねじ部材においては、前記スリーブの軸方向長さは、前記第1部材の厚さと略同じであってよい。
【0010】
(3)本発明のねじ部材においては、前記ねじロッドと前記スリーブとは、溶接、かしめ、前記ねじ部と前記スリーブとのねじ結合、のうちの少なくとも1つの手段により、一体回転可能に係合されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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