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公開番号2024005428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022105604
出願日2022-06-30
発明の名称転動装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人
主分類F16C 29/06 20060101AFI20240110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】環境にやさしいバイオマスプラスチックのポリアセタールコポリマーで樹脂部を構成してなる転動装置を提供する。
【解決手段】案内レール3に外嵌すると共に、案内レールに沿って直進移動するスライダ5と、スライダ5の内面側に形成された転動溝に保持され、転動溝と軸との間で転動する複数個の転動体と、スライダ5に形成され、転動溝の一端側から他端側に転動体を循環させる樹脂製の循環経路と、で構成された直動装置であって、循環経路がバイオメタノールを原料とするポリアセタールコポリマーで形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂部がバイオメタノールを原料とするポリアセタールコポリマーで形成されていることを特徴とする転動装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
軸に外嵌すると共に、前記軸に沿って直進移動する直動体と、前記直動体の内面側に形成された転動溝に保持され、前記転動溝と前記軸との間で転動する複数個の転動体と、前記直動体に形成され、前記転動溝の一端側から他端側に前記転動体を循環させる樹脂製の循環経路と、で構成された直動装置であって、
前記樹脂部が前記循環経路であることを特徴とする請求項1に記載の転動装置。
【請求項3】
前記直動体の端面には樹脂製のシール部材が配設されており、
前記樹脂部が前記シール部材であることを特徴とする請求項2に記載の転動装置。
【請求項4】
少なくとも、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に組み込まれる複数個の転動体と、前記外輪の外周部に設けられる樹脂巻き部と、を含む樹脂巻き転がり軸受であって、
前記樹脂部が前記樹脂巻き部であることを特徴とする請求項1に記載の転動装置。
【請求項5】
前記ポリアセタールコポリマーのバイオ度を、90.9%~99.99%としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の転動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、直動軸受装置、転がり軸受装置などの転動装置を構成している樹脂部の改良に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、産業用機械等に用いられるリニアガイド装置、ボールねじ等の直動する転動装置では、エンドキャップ等の循環部品やスペーサ等の樹脂部に、また、各種のガイド部に用いられている樹脂巻き転がり軸受装置等の転動装置では、軸受の外輪外周部に設けられた樹脂巻き部などの樹脂部に、耐衝撃性や摺動特性が要求されることから、ポリアセタールコポリマーが多く使用されてきた(特許文献1)。
【0003】
昨今、地球温暖化・気候変動など地球環境が著しく変化しきており、早急に環境保全に取り組んでいく必要性が高まってきている。
しかしながら、従来、転動装置の樹脂部を形成するポリアセタールコポリマーは、主原料のメタノールを含めて、全て石油由来のものであり、環境に考慮したものではなかった。そこで、環境保全に考慮した樹脂部を有する転動装置の提供が切望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-204141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、環境にやさしいバイオマスプラスチックのポリアセタールコポリマーで樹脂部を構成してなる転動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、第1の本発明は、樹脂部がバイオメタノールを原料とするポリアセタールコポリマーで形成されていることを特徴とする転動装置としたことである。
【0007】
第2の本発明は、第1の本発明において、軸に外嵌すると共に、前記軸に沿って直進移動する直動体と、前記直動体の内面側に形成された転動溝に保持され、前記転動溝と前記軸との間で転動する複数個の転動体と、前記直動体に形成され、前記転動溝の一端側から他端側に前記転動体を循環させる樹脂製の循環経路と、で構成された直動装置であって、
前記樹脂部が前記循環経路であることを特徴とする転動装置としたことである。
【0008】
第3の本発明は、第2の本発明において、前記直動体の端面には樹脂製のシール部材が配設されており、
前記樹脂部が前記シール部材であることを特徴とする転動装置としたことである。
【0009】
第4の本発明は、第1の本発明において、少なくとも、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に組み込まれる複数個の転動体と、前記外輪の外周部に設けられる樹脂巻き部と、を含む樹脂巻き転がり軸受であって、
前記樹脂部が前記樹脂巻き部であることを特徴とする転動装置としたことである。
【0010】
第5の本発明は、第1の本発明乃至第4の本発明のいずれかにおいて、前記ポリアセタールコポリマーのバイオ度を、90.9%~99.99%としたことを特徴とする転動装置としたことである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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