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公開番号2024048478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154408
出願日2022-09-28
発明の名称表示灯
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240402BHJP(信号)
要約【課題】挿通孔の内壁が熱膨張によりボルト側に変形したとしても、表示灯やボルトに破損が生じるのを防ぐ表示灯を提供する。
【解決手段】防災機器側の被取付部に設けられるスタッドが、表示灯1側の取付部4に設けられる挿通孔4aに挿通されて、防災機器に取り付けられる表示灯1であって、挿通孔4aの内壁4bに、内側に凸状をなす凸部4cが設けられる。また、挿通孔4aの内壁4bには、凸部4cと挿通孔4aの周方向に隣り合う配置で凹部4dが設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
防災機器側の被取付部に設けられるボルトが表示灯側の取付部に設けられる挿通孔に挿通されて、防災機器に取り付けられる表示灯であって、
前記挿通孔の内壁に、内側に凸状をなす凸部が設けられることを特徴とする表示灯。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記挿通孔の内壁に、前記凸部と前記挿通孔の周方向に隣り合う配置で凹部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の表示灯。
【請求項3】
前記挿通孔の内壁に、前記凸部と前記挿通孔の軸方向に隣り合う配置で凹部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の表示灯。
【請求項4】
前記凸部は、前記挿通孔の正面視で、左右方向中心線より上方に位置すると共に、上下方向中心線を間にして左右に位置する、少なくとも2つの凸部を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示灯。
【請求項5】
前記取付部の前記被取付部側に面する側の前記挿通孔周囲部分には、環状に連続又は断続すると共に、前記被取付部側に凸状をなす環状凸部が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、防災機器に設けられる位置表示用の表示灯に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、非常警報設備、自動火災報知設備、消火栓設備等における各種防災機器には、位置表示用の表示灯が設けられる。表示灯は、防災機器の筐体前面等にボルトまたはナットにより固定されて取り付けられることが多い(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-101135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボルトとナットによる固定構造として、防災機器側に設けられるボルトを表示灯側に設けられる挿通孔に挿通させてナットで固定する構造にすることがある。その場合に、防災機器側のボルトは金属製、表示灯側の挿通孔は樹脂製とすることがある。
【0005】
表示灯は、道路トンネルに設置される消火栓装置等、環境温度の変動幅の大きい条件で設けられる防災機器にも取り付けられる。ナットで締結、固定後、環境温度の上昇により、ボルトと挿通孔が熱膨張することがある。その際、ボルトが金属製で、挿通孔が樹脂製であると、金属製のボルトと樹脂製の挿通孔の熱膨張率の違いにより、樹脂製の挿通孔の方がより大きく変形することになる。挿通孔のボルト側に面する内壁部分がボルト側に変形した場合、ボルトに強く接触することになる。そのため、表示灯の本体やカバーの挿通孔周辺部分に変形や割れ等の破損が生じたり、ボルトに折れ等の破損が生じたりする可能性がある。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、挿通孔の内壁が熱膨張によりボルト側に変形したとしても、表示灯やボルトに破損が生じるのを防ぐことができる表示灯を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、防災機器側の被取付部に設けられるボルトが表示灯側の取付部に設けられる挿通孔に挿通されて、防災機器に取り付けられる表示灯であって、前記挿通孔の内壁に、内側に凸状をなす凸部が設けられることを特徴とする表示灯、である。
【0008】
この発明において、前記挿通孔の内壁には、前記凸部と前記挿通孔の周方向に隣り合う配置で凹部が設けられるものとすることができる。また、前記挿通孔の内壁には、前記凸部と前記挿通孔の軸方向に隣り合う配置で凹部が設けられるものとすることができる。また、前記凸部は、前記挿通孔の正面視で、左右方向中心線より上方に位置すると共に、上下方向中心線を間にして左右に位置する、少なくとも2つの凸部を含むものとすることができる。また、前記凸部と前記凹部は、前記挿通孔の周方向に連続する凸条と凹条を形成するものとすることができる。また、前記取付部の前記被取付部側に面する側の前記挿通孔周囲部分には、環状に連続又は断続すると共に、前記被取付部側に凸状をなす環状凸部が設けられるものとすることができる。
【発明の効果】
【0009】
この発明においては、挿通孔の内壁が熱膨張によりボルト側に変形したとしても、内壁に設けられる凸部がボルトに接触した際に、ボルトから逃げるように変形することになる。そのため、内壁のボルトへの接触圧を軽減することができ、内壁がボルトに強く接触するのを防ぐことができる。それにより、表示灯の本体やカバーの挿通孔周辺部分に破損が生じるのを防ぐことができ、また、ボルトに破損が生じるのを防ぐことができる。
【0010】
したがって、この発明によれば、挿通孔の内壁が熱膨張によりボルト側に変形したとしても、表示灯やボルトに破損が生じるのを防ぐことができる表示灯が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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