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公開番号2024067797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178128
出願日2022-11-07
発明の名称監視システム
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20240510BHJP(信号)
要約【課題】ユーザが所望とする任意の領域のセキュリティを簡易に向上させることができる監視システムを提供すること。
【解決手段】避難所10の避難スペースは複数の区画に分けられており、それら区画が避難者に割り当てられている。避難者には、複数の監視端末30を有してなる監視システム20が貸与されており、それら監視端末30は割り当てられた区画の中央部分である所定の領域PEを囲むようにして当該区画の四隅に設置されている。監視システム20を使用する際には、ユーザにより設置された監視端末30の位置関係が監視端末30間の無線通信によって自動的に特定される。そして、監視システム20においては特定した位置関係に基づいて各監視端末30の検知領域を設定している。それら監視端末30の検知領域の組み合わせによって所定の領域PEを囲む監視領域が形成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体を検知可能な検知ユニットを複数備え、それら検知ユニットが所定の領域を囲むようにして設置される監視システムであって、
設置された各前記検知ユニットの位置関係を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記位置関係に基づいて、前記検知ユニット毎に検知領域を設定する設定部と
を備え、
前記検知ユニットの前記検知領域の組み合わせにより前記所定の領域を囲む監視領域が構成される監視システム。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
各前記検知ユニットの前記検知領域は、1の前記検知ユニットと他の前記検知ユニットの間の区間を通過する物体を当該1の前記検知ユニットによって検知可能となるように各々設定される請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
各前記検知領域は、2つの前記検知ユニットに跨るようにして延びており、
前記監視領域は、上方から見て、前記検知ユニット又は前記検知ユニットの近傍を頂点とし、前記検知領域を辺部とする多角形をなす請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記設定部は、1の前記検知ユニットの前記検知領域の端部と他の前記検知ユニットの前記検知領域の端部とが交差する又は接するようにしてそれら検知領域を設定する請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の監視システム。
【請求項5】
前記検知ユニットは、レーザ光を照射する照射部と、物体により反射された前記レーザ光を受光する受光部とが設けられたレーザレーダ装置を有し、前記受光部におけるレーザ光の受光結果に基づいて物体を検知する構成となっており、
前記特定部により特定された前記検知ユニットの位置関係に基づいて、前記レーザレーダ装置の向きを調整する調整部を備えている請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
災害が発生する危険がある場合や災害が発生して自宅に戻れない場合には安全が確認されるまで最寄りの避難所に避難することがある。避難所は、体育館や公民館等のある程度の人数を収容可能な施設に開設されることが多く、避難者には避難スペースの一部(区画)が割り当てられる。ここで、割り当てられた区画は各人の専有スペースとなるものの、それら区画を物理的に仕切る壁等が配置されるとは限らず、自身の区画へ他人が侵入することを抑止するには自身や周囲の目に頼ることになるのが実情である。また、トイレ等で離席する度に荷物を携帯することは現実的でなく、荷物をそのままにして離席する場合には盗難のリスクは高くなる。避難所では不特定多数の人が滞在するため、このような不安は大きくなりがちである。
【0003】
近年では、レーザレーダ装置を用いて所定の領域への侵入者を検知可能とする監視システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。この種の監視システムによって各区間のセキュリティを高めることができれば、避難生活における不安を軽減し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-9315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、災害等の緊急時に上述した監視システム等を使用してセキュリティを高めようとした場合には以下の様々な課題が生じる。例えば、避難者に割り当てられる区画の大きさや形については様々となり得るため、割り当てられた区画(現場)にて監視端末(検知ユニット)等の設置作業や監視する領域(監視領域)のセッティング作業を行う必要がある。仮に、監視システムが避難者(ユーザ)に提供されたとしても、設置作業やセッティング作業が複雑になれば当該監視システムに精通していないユーザにとって使用のハードルが高くなる。特に、セッティング作業が複雑になれば、使用開始までの作業時間が長くなったり、作業ミス等が生じやすくなったりすると懸念される。
【0006】
また、割り当てられる区画については大きさに限りがあり、監視システムを常時設置したまま(据え置き)にすることは生活の邪魔になる可能性がある。このような事情に鑑みれば、日々の生活の中で監視システムの設置と片づけとが繰り返される可能性もある。使用開始までの作業時間が長くなることは、監視システムの利便性を低下させる要因になり得る。また、作業ミスによってユーザがイメージしている監視領域と実際の監視領域とが乖離した場合には、監視機能が適正に発揮されなくなり、監視システムへの信頼が揺らぐことになる。このように、任意の領域についてセキュリティを簡易に向上させる上で監視システムに係る構成には、未だ改善の余地がある。
【0007】
なお、上述した課題と同様の課題については、例えばキャンプ場やフリーマーケット等において監視システムを使用する場合にも発生し得る。
【0008】
本発明は、上記例示した課題等に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ユーザが所望とする任意の領域のセキュリティを簡易に向上させることができる監視システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
【0010】
第1の手段.物体を検知可能な検知ユニット(監視端末30)を複数(例えば4つ)備え、それら検知ユニットが所定の領域(所定の領域PE)を囲むようにして設置される監視システム(監視システム20)であって、
設置された各前記検知ユニットの位置関係を特定する特定部(制御部33における位置特定機能)と、
前記特定部により特定された前記位置関係に基づいて、前記検知ユニット毎に検知領域(検知領域DE)を設定する設定部(制御部33にて検知領域DEを設定する機能)と
を備え、
前記検知ユニットの前記検知領域の組み合わせにより前記所定の領域を囲む監視領域(監視領域BE)が構成される監視システム。
(【0011】以降は省略されています)

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