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公開番号2024048497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154440
出願日2022-09-28
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20240402BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】消火栓装置が設置される架台の高さを利用することで、消火栓扉の開放により監視員通路の通行を妨げることなく、扉開口の拡大を可能として消火栓の取り扱いを容易とする。
【解決手段】消火栓装置は、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路35の路面上方の所定の高さとなり、当該トンネル壁面に近接又は当接するように架台30上に設置され、消火栓装置の前面の扉開口15に配置された消火栓扉12と、消火栓扉12の扉面が消火栓装置の扉開口15の下端より下側の前面及び架台30の前面に相対し監視員通路35の路面に対して垂直な位置となる開放位置まで消火栓扉12を開放させる回転式扉開閉機構80と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面上方の所定の高さとなり、当該トンネル壁面に近接又は当接するように架台上に設置された消火栓装置であって、
前記消火栓装置の前面の扉開口に配置された消火栓扉と、
前記消火栓扉の扉面が前記消火栓装置の前記扉開口の下端より下側の前面及び前記架台の前面に相対し前記監視員通路の路面に対して垂直な位置となる開放位置まで前記消火栓扉を開放させる扉開閉機構と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記扉開閉機構は、前記扉開口に配置された前記消火栓扉を前記消火栓扉の下端側を軸に前記監視員通路の路面に対して垂直回りに回転させて前記開放位置まで開放させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記扉開閉機構は、前記扉開口に配置された前記消火栓扉を前記消火栓装置の前面に沿って下方に移動させて前記開放位置まで開放させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路の路面上方の所定の高さとなり、当該トンネル壁面に近接又は当接するように架台上に設置された消火栓装置であって、
前記消火栓装置の前面の扉開口に配置され、前記監視員通路の路面に対して垂直方向に分割された上扉と下扉とを備えた消火栓扉と、
前記上扉の扉面が前記消火栓装置の前記扉開口の下端より下側の前面及び前記架台の前面に相対し前記監視員通路の路面に対して垂直な位置となり、前記下扉の扉面が前記監視員通路の路面上に載置され前記監視員通路の路面に対して水平な位置となる開放位置まで前記消火栓扉を開放させる扉開閉機構と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項4記載の消火栓装置において、
前記上扉と前記下扉は折曲自在に連結され、
前記扉開閉機構は、前記扉開口に配置された前記消火栓扉を前記消火栓装置の前面に沿って下方に移動させて前記開放位置まで開放させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記下扉に、前記消火栓扉を開放した際に前記監視員通路の路面上に着地する車輪を設けたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項2記載の消火栓装置において、
消火用ホースが連結されたノズル及び消火栓弁を開閉させる開閉操作部を、前記消火栓扉の裏側に配置したことを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
請求項2、3又は5記載の消火栓装置において、
消火用ホースが連結されたノズル及び消火栓弁を開閉させる開閉操作部を、前記扉開口に対応した内部に配置したことを特徴とする消火栓装置。
【請求項9】
請求項1又は4記載の消火栓装置において、
更に、前記消火栓扉を前記開放位置まで移動させる移動速度を抑制する緩衝装置を備えたことを特徴とする消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路に露出して設置される消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路等のトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。例えば消火栓装置は、前傾式の消火栓扉(前傾扉)を備えた筐体内部の消火栓収納部に、先端にノズルを装着した消火用ホースや消火栓弁を含むバルブ類等が収納され、また消火器扉を備えた筐体内部の消火器収納部に、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的にトンネル長手方向、例えば50メートル間隔で監視員通路が沿って設けられたトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている。
【0003】
しかし、シールド工法等により造られたトンネルにあっては、トンネル躯体の構造上、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置することがコストや労力の関係から困難であるから、監視員通路に消火栓装置が露出した状態で設置することが必要になる。
【0004】
このため、消火栓装置をトンネル壁面に箱抜きすることなく、監視員通路に消火栓装置が露出した状態で設置する構造として、トンネル壁面に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置を取付固定する壁掛け構造が提案されており、当該壁掛け構造の架台は壁面に固定される主支持部と消火栓装置の姿勢を保持する姿勢保持部材等から構成されている(特許文献1)。
【0005】
しかし、壁掛け構造による消火栓装置の設置は、トンネル壁面への消火栓装置の取り付けに工数と時間が掛かる等の課題があることから、設置が容易である監視員通路の路面上に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置を取付固定する、いわゆる据置き構造を採用することが考えられている。
【0006】
ところで、従来の消火栓装置は消火栓扉を開閉させるために約90°回動させる開閉機構を備えているが、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置する場合であっても監視員通路の通路幅が狭いと、消火栓扉の開放に際し監視員通路に消火栓扉が突出し監視員通路の通行を妨げる問題がある。また、監視員通路に消火栓装置が露出した状態で設置する壁掛け構造や据置構造で消火栓装置を設置する場合には、設置した段階で消火栓装置が監視員通路に露出しているので、消火栓扉の開放による監視員通路の通行を妨げる問題はより顕著となってくる。
【0007】
このため、特許文献2の消火栓装置にあっては、消火栓扉を開放させた際に、消火栓扉の上端部を消火栓扉の下端部より下方に位置するまで90°を超えて回動可能にしている。これにより、消火栓扉を開放した際の突出量を抑えて監視員通路の通行を妨げる度合を低減可能としている。
【0008】
また、監視員通路の通行を妨げる度合をさらに低減するため、特許文献3の消火栓装置にあっては、消火栓扉全体を180°回動させる開閉機構を備えるようにしている。これにより消火栓扉を開放した際の突出量をほぼないものとすることができ、消火栓扉の開放により監視員通路の通行を妨げることがないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2020-078429号公報
特開2016-146906号公報
特開2014-068743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献2の消火栓装置の消火栓扉にあっては、消火栓扉を開放した際の突出量は低減できているものの、消火栓扉が開放されると消火栓扉の下端部は突出していることから、監視員通路の通路幅によっては監視員通路の通行を妨げる可能性もあり、また特許文献3の消火栓装置の消火栓扉にあっては、消火栓扉の開放により監視員通路の通行を妨げることはないものの、筐体前面の消火栓扉が設けられる扉開口の下部に、少なくとも扉開口と同じ大きさの領域を確保する必要があることから、扉開口のサイズが制限されることとなり、筐体内部に収納された消火用ホースの取り出しや消火栓弁の開放操作等の消火栓装置の取り扱いに支障を来たす可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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