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公開番号2024083178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197547
出願日2022-12-10
発明の名称消火装置
出願人新三平建設株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/02 20060101AFI20240613BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】天井裏のふところ寸法が小さい場合でも取り付け可能な自動消火装置を提供すること。
【解決手段】消火装置1は、放射ノズル10と、消火薬剤Sが充填された薬剤タンク20と、高圧ガスGが充填された加圧用ボンベ30と、熱を感知して加圧用ボンベ30に開口する感熱部40と、を備える。感熱部40は、感熱部本体41と、感熱部本体41に水平方向に移動可能に設けられてかつ外周面に溝43が設けられた第1ピン42と、感熱部本体41に設けられて第1ピン42を加圧用ボンベ30の封板32に向かって付勢する圧縮ばね44と、感熱部本体41に上下方向に移動可能に設けられて上端が第1ピン42の溝43に係止された第2ピン45と、感熱部本体41に設けられて第2ピン45の下端を支持しかつ熱で溶融可能な蓋部46と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
熱を感知して消火薬剤を放出する消火装置であって、
放射ノズルと、前記放射ノズルに連結されて消火薬剤が充填された薬剤タンクと、前記薬剤タンクに連結されて高圧ガスが充填された加圧用ボンベと、熱を感知して前記加圧用ボンベに開口する感熱部と、を備え、
前記感熱部が熱を感知して前記加圧用ボンベに開口すると、前記加圧用ボンベ内の高圧ガスが流出して前記薬剤タンク内に充満し、前記高圧ガスの圧力により前記薬剤タンク内の消火薬剤が放射ノズルから放出され、
前記加圧用ボンベは、封板で塞がれており、
前記感熱部は、感熱部本体と、
前記感熱部本体に前記加圧用ボンベの封板に向かって水平方向に移動可能に設けられてかつ外周面に溝が設けられた第1ピンと、
前記感熱部本体に設けられて前記第1ピンを前記加圧用ボンベの封板に向かって付勢する付勢部材と、
前記感熱部本体に上下方向に移動可能に設けられて上端が前記第1ピンの溝に係止された第2ピンと、
前記感熱部本体に設けられて前記第2ピンの下端を支持しかつ熱で溶融可能な蓋部と、を備えることを特徴とする消火装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記蓋部には、熱伝導性の高い材料で形成されて略水平に配置された少なくとも1枚の円盤状の集熱板が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の消火装置。
【請求項3】
前記第1ピンの外周面には、前記溝の近傍から基端側に向かって凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の消火装置。
【請求項4】
前記薬剤タンクは、縦断面視で、高さ寸法が長さ寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の消火装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災が発生した際に、熱を感知して消火薬剤を放出する消火装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、住宅の台所の天井面には、天ぷら油による火災を消火するための消火装置が設けられる場合がある(特許文献1参照)。
特許文献1には、自動消火装置が示されている。この自動消火装置消火装置は、消火薬剤を貯蔵し噴射ノズルを下面に露出させたタンクと、封緘部を有し封緘部を開封することにより炭酸ガスをタンク内に導通する炭酸ガスボンベと、撃針先端に設けた開封ピンが炭酸ガスボンベの封緘部と対峙するハンマーと、ハンマーを炭酸ガスボンベの封緘部に向かって付勢するスプリングと、ハンマー下端部のレバーを仮固定しているハンダと、を備える。炭酸ガスボンベの封緘部は、炭酸ガスボンベの下面に設けられている。開封ピン、撃針、ハンマー、およびレバーは、上下方向に一直線上に並んで配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-213638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、開封ピン、撃針、ハンマー、およびレバーが上下方向に一直線上に並んで配置されているため、自動消火装置の高さ寸法が大きくなる。よって、天井裏のふところ寸法が小さい場合、自動消火装置を取り付けできない、という問題があった。
【0005】
本発明は、天井裏のふところ寸法が小さい場合でも容易に取り付け可能な自動消火装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の消火装置(例えば、後述の消火装置1)は、熱を感知して消火薬剤を放出する消火装置であって、放射ノズル(例えば、後述の放射ノズル10)と、前記放射ノズルに連結されて消火薬剤(例えば、後述の消火薬剤S)が充填された薬剤タンク(例えば、後述の薬剤タンク20)と、前記薬剤タンクに連結されて高圧ガス(例えば、後述の高圧ガスG)が充填された加圧用ボンベ(例えば、後述の加圧用ボンベ30)と、熱を感知して前記加圧用ボンベに開口する感熱部(例えば、後述の感熱部40)と、を備え、前記感熱部が熱を感知して前記加圧用ボンベに開口すると、前記加圧用ボンベ内の高圧ガスが流出して前記薬剤タンク内に充満し、前記高圧ガスの圧力により前記薬剤タンク内の消火薬剤が放射ノズルから放出され、前記加圧用ボンベは、封板(例えば、後述の封板32)で塞がれており、前記感熱部は、感熱部本体(例えば、後述の感熱部本体41)と、前記感熱部本体に前記加圧用ボンベの封板に向かって水平方向に移動可能に設けられてかつ外周面に溝(例えば、後述の溝43)が設けられた第1ピン(例えば、後述の第1ピン42)と、前記感熱部本体に設けられて前記第1ピンを前記加圧用ボンベの封板に向かって付勢する付勢部材(例えば、後述の圧縮ばね44)と、前記感熱部本体に上下方向に移動可能に設けられて上端が前記第1ピンの溝に係止された第2ピン(例えば、後述の第2ピン45)と、前記感熱部本体に設けられて前記第2ピンの下端を支持しかつ熱で溶融可能な蓋部(例えば、後述の蓋部46)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、感熱部の第1ピンを水平方向に移動可能とするとともに、この第1ピンを駆動するための第2ピンを上下方向に移動可能とした。よって、従来のように、感熱部を構成する部材を上下方向に一直線上に配置していないため、消火装置の高さ寸法を小さくでき、天井裏のふところ寸法が小さい場合でも容易に取り付けできる。
【0008】
請求項2に記載の消火装置は、前記蓋部には、熱伝導性の高い材料で形成されて略水平に配置された少なくとも1枚の円盤状の集熱板(例えば、後述の集熱板85)が連結されていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、集熱板を略水平な円盤状としたので、火災の熱気流の方向性に左右されることなく、水平面内の全方向の熱気流を確実に感知できる。
【0010】
請求項3に記載の消火装置は、前記第1ピンの外周面には、前記溝に加えて、前記溝の近傍から基端側に向かって凹部(例えば、後述の凹部63)が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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