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公開番号2024084270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198443
出願日2022-12-13
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20240618BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】設置スペースを拡大したり、装置回りへの接近を制約したりすることなく、給水配管を外部から引き込んで接続することを可能とする。
【解決手段】消火栓装置10は、トンネルの壁面に沿って設けられた監視員通路30の路面上方の所定高さに、例えば、架台28によりトンネル壁面に近接又は当接して設置される。消火栓装置10は、消火栓機器を収納し配置する第1筐体11aと消火器及び電装機器を収納し配置する第2筐体11bを備え、ホース収納部42が第1筐体11a内部の側面側に配置され、バルブ類収納部40が第1筐体11a内部の第2筐体11b側に配置される。監視員通路30の路面上に取り出された給水配管31は、引込み配管32により架台28内の空き領域を縦方向に通してバルブ類収納部40の筐体底部の所定位置の配管通し部から引き込まれた後に、バルブ配管44に接続される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
道路を有するトンネルの壁面に沿って設けられた監視員通路の路面上方の所定高さに、当該トンネル壁面に近接又は当接して設置された消火栓装置であって、
消火栓機器が収納又は設置された第1筐体と、
前記第1筐体の一側面に隣接して配置され、消火器及び電装機器が収納又は設置された第2筐体と、
前記第1筐体の他側面側の内部に配置され、消火用ホースが収納されたホース収納部と、
前記第1筐体の一側面側の内部に配置され、前記消火用ホースが接続された配管に消火栓弁を含む所定のバルブ類が設置されたバルブ類収納部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体底部の所定位置に配管通し部が形成され、
前記監視員通路の路面下から路面上に取り出された給水配管が、前記第1筐体下側の空き領域を縦方向に通過した後に、前記配管通し部から前記第1筐体内に引き込まれて、前記バルブ類収納部の前記配管に接続されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体底部の所定位置に配管通し部が形成され、
前記監視員通路の路面下から路面上に取り出された給水配管が、前記第1筐体下側の空き領域又は前記第2筐体下側から前記第1筐体下側の空き領域を横方向に通過した後に、前記配管通し部から前記第1筐体内に引き込まれて、前記バルブ類収納部の前記配管に接続されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体は、
筐体前面の扉開口の下側に、下端側を軸に監視員通路の路面に対して垂直回りに回転して、扉面が前記監視員通路の路面に対して垂直な位置となる開放位置まで開放する消火栓扉と、
前記筐体前面の扉開口の上側に、上端側を軸に監視員通路の路面に対して垂直回りに回転して開放する保守扉と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体は、所定の操作対象が収納又は設置され、
前記所定の操作対象は、法的に規定された道路利用者の立ち面からの適正操作範囲に入る高さに配置されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記所定の操作対象は、消火栓扉の開閉ハンドル、前記消火用ホースに接続された放水ノズル、消火栓弁の開閉操作部、外部から消防隊のホースが接続される給水栓及び消火ポンプ起動スイッチを含むことを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第2筐体は、所定の操作対象が収納配置され、
前記所定の操作対象は、法的に規定された道路利用者の立ち面からの適正操作範囲に入る高さに配置されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
請求項7記載の消火栓装置において、
前記所定の操作対象は、消火器扉の開閉ハンドル、前記消火器の操作部及び前記電装機器の操作部を含むことを特徴とする消火栓装置。
【請求項9】
請求項5乃至8の何れかに記載の消火栓装置において、
前記適正操作範囲は、道路利用者が立つ監視員通路の路面上方の800mmから1500mmまでの範囲であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項10】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体及び前記第2筐体は、前記監視員通路の路面上に配置された架台により、前記監視員通路の路面上方の所定高さに、前記トンネル壁面に近接又は当接させて設置されたことを特徴とする消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル壁面に沿って設けられた監視員通路に露出して設置される消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路等のトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。例えば消火栓装置は、前傾式の消火栓扉(前傾扉)を備えた筐体内部の消火栓収納部に、先端に放水ノズルを装着した消火用ホースや消火栓弁を含むバルブ類等が収納され、また、消火器扉を備えた筐体内部の消火器収納部に、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的にトンネル長手方向、例えば50メートル間隔で、監視員通路が設けられたトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている(特許文献1)。
【0003】
しかし、シールド工法等により造られたトンネルにあっては、トンネル躯体の構造上、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置することがコストや労力の関係から困難であることから、消火栓装置を監視員通路に露出した状態で設置することが要求されている。
【0004】
このため、消火栓装置をトンネル壁面に箱抜きすることなく、監視員通路に露出した状態で設置する構造として、トンネル壁面に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置を取付固定する壁掛け構造が提案されており、当該壁掛け構造の架台は、壁面に固定される主支持部と消火栓装置の姿勢を保持する姿勢保持部材等から構成されている(特許文献2)。
【0005】
しかし、壁掛け構造による消火栓装置の設置は、トンネル壁面への消火栓装置の取り付けに工数と時間が掛かる等の課題があることから、設置が容易である監視員通路の路面上に架台を設置し、設置された架台に消火栓装置を取付固定する、いわゆる据置き構造を採用することが考えられている。
【0006】
ところで、特許文献1に示した従来の消火栓装置にあっては、消火用ホースやバルブ類が収納された筐体内部の消火栓収納部の側面外側に給水配管が立ち上げられ、給水配管は筐体側面を通って筐体内に引き込まれ、バルブ類収納部の配管に接続されている。また、特許文献2の壁掛け構造や据置き構造の消火栓装置にあっても、筐体内部の消火栓収納部の側面外側に給水配管が立ち上げられ、給水配管は筐体側面を通って筐体内に引き込まれ、バルブ類収納部の配管に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-279294号公報
特開2019-000196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の消火栓収納部の筐体の側面外側に立ち上げられた給水配管が、筐体側面を通って筐体内に引き込まれ、バルブ類収納部の配管に接続される構造、例えば、監視員通路の路面上に露出して設置される壁掛け構造や据置き構造の消火栓装置にあっては、給水配管が消火栓装置の側面外側に大きく露出して目立つこととなり、従来の壁面埋込み構造の消火栓装置では給水配管が露出してない点に比べると、著しく外観を損なって見栄えが悪くなり、また、工事中等の正常な状態ではなく消火栓装置の機能が十分に得られないのではないかとの印象を持たれかねない。
【0009】
また、消火栓装置の側面外側に露出して配置された給水配管は、設置スペースの横幅を広げる結果となり、給水配管の飛出しにより消火栓装置の周囲のアクセスが制約され、点検や避難のために監視員通路が使用される場合に邪魔になるといった問題もある。
【0010】
本発明は、設置スペースを拡大したり、装置回りへの接近を制約したりすることなく、給水配管を外部から引き込んで接続することが可能となる消火栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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