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公開番号2024014254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116946
出願日2022-07-22
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20240125BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】消火用ホースに装着されたノズルを取り出す前に消火栓弁開閉操作部を開操作して放水が開始される誤操作を確実に防止可能とする。
【解決手段】消火栓装置10は、ノズル64が装着された消火用ホース62と、ノズル64を着脱自在に保持するノズルホルダー65と、消火栓弁56の開閉操作を行う消火栓弁開閉レバー60と、ノズルの保持状態とノズルの取出状態を検出するノズル検出スイッチ36と、消火栓弁開閉レバー60をロックする電磁ソレノイド38と、ノズル検出スイッチ36でノズルの保持状態が検出された場合に消火栓弁開閉レバー60を電磁ソレノイド38により固定し、ノズルの取出状態が検出された場合に電磁ソレノイド38による消火栓弁開閉レバー60の固定を解除する制御部48と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に収納された消火用ホースに装着されたノズルの保持状態で前記消火用ホースに消火用水を供給する配管に設けられた消火栓弁の開閉操作を行う消火栓弁開閉操作部を操作不能とし、前記ノズルの取出状態で前記消火栓弁開閉操作部を操作可能とすることを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
内部に引出し自在に収納され、ノズルが装着された消火用ホースと、
前記ノズルを着脱自在に保持するノズル保持部と、
前記消火用ホースに消火用水を供給する配管に設けられた消火栓弁の開閉操作を行う消火栓弁開閉操作部と、
を備えた消火栓装置であって、
前記ノズル保持部に前記ノズルが保持されたノズルの保持状態と前記ノズル保持部から前記ノズルが取り出されたノズルの取出状態を検出するノズル検出部と、
前記消火栓弁開閉操作部を操作不能に固定する操作固定部と、
前記ノズル検出部で前記ノズルの保持状態が検出された場合に前記消火栓弁開閉操作部を前記操作固定部により固定し、前記ノズル検出部で前記ノズルの取出状態が検出された場合に前記操作固定部による前記消火栓弁開閉操作部の固定を解除する制御部と、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記ノズル検出部は、前記ノズルの保持状態でスイッチ接点をオン又はオフの何れか一方に作動し、前記ノズルの取出状態で前記スイッチ接点を前記ノズルの保持状態とは異なるオン又はオフの何れかに作動するノズル検出スイッチであることを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記操作固定部は、通電により前記消火栓弁開閉操作部を固定する固定位置又は消火栓弁開閉操作部の固定を解除する固定解除位置の何れか一方に駆動し、通電停止により前記通電状態とは異なる前記固定位置又は前記固定解除位置の何れかに駆動することを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項2記載の消火栓装置において、更に、
前記消火栓弁開閉操作部に対する人の接触を検出する接触検出部と、
操作案内を出力する操作案内出力部と、
を備え、
前記制御部は、前記消火栓弁開閉操作部を前記操作固定部により固定している状態で前記接触検出部により人の接触が検出された場合に、前記操作案内出力部により前記ノズルの取出操作を促す操作案内を出力させることを特徴とする消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火栓弁開閉操作部の操作により消火用ホースのノズルから放水させる消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消火対象領域となる高速道路や自動車専用道路等のトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。消火栓装置は、消火栓扉を備えた筐体内の消火栓収納部に、消火栓機器として先端にノズルを装着した消火用ホース、消火栓弁を含むバルブ類、消火栓弁を操作する消火栓弁開閉操作部としての消火栓弁開閉レバー等が収納・設置されると共に、消火器扉を備えた筐体内の消火器収納部に、例えば2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的にトンネル長手方向に、例えば50メートル間隔でトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている。
【0003】
また、消火栓装置の消火栓機器が収納された筐体前面の扉開口には、上下に分けて保守扉と消火栓扉が設けられている。道路利用者が消火栓装置を使用する場合には、扉開口の下側に配置された消火栓扉を下端側を軸として下向きに開くことで、消火栓扉の裏面側に設置されたノズルホルダーに保持されたノズルが取り出し自在に露出すると共に、同じく消火栓扉の裏面側に設置された消火栓弁開閉レバーが操作可能に露出する(特許文献1、2)。尚、消火栓扉を軽量化するために消火栓扉の裏面側に設置するのではなく、筐体内にノズルを保持すると共に消火栓弁開閉レバーを設置した消火栓装置も知られている(特許文献3)。
【0004】
また、道路利用者は一般に消火栓装置の操作には不慣れであることから、消火栓装置は消火栓扉を開くと消火栓装置の操作方法を図形等により分かり易く示した操作方法銘板が確認できるようにしている。
【0005】
このため、消火栓装置を取り扱う場合には、道路利用者は操作方法銘板等に従い、まずノズルホルダーからノズルを取り出し、続いて消火栓弁開閉レバーを開位置に操作し、ノズルから放水された状態で火源に向けて消火用ホースを引き出して消火することになる。また、消火栓弁開閉レバーを開位置に操作すると、ポンプ連動起動スイッチがオンしてポンプ起動信号がトンネル設備の電気室等に設置された防災受信盤に送信され、防災受信盤を経由して消火ポンプ設備が起動されることで、消火ポンプ設備から消火用水が消火用ホースに連続して供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-310785号公報
特開2021-145911号公報
特開2011-041635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、道路利用者が消火栓装置を利用する場合には火災発生といった急を要する状況下であり、消火栓装置の操作に不慣れである道路利用者によっては、ノズルをノズルホルダーから取り出す前に消火栓弁開閉レバーを開操作してしまうことが想定される。
【0008】
ノズルをノズルホルダーから取り出す前に消火栓弁開閉レバーを誤って開操作すると、ノズルホルダーに保持されているノズルから消火用水が放水され、放水された消火用水が筐体内及びその周辺に飛散して想定しない浸水被害を引き起こす他、放水が開始されたノズルを取り出すことに手間取ることで消火活動に重大な支障を来たすおそれがある。
【0009】
本発明は、消火用ホースに装着されたノズルを取り出す前に消火栓弁開閉操作部を開操作して放水が開始される誤操作を確実に防止可能とする消火栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(消火栓装置1)
本発明は、消火栓装置であって、
内部に収納された消火用ホースに装着されたノズルの保持状態で消火用ホースに消火用水を供給する配管に設けられた消火栓弁の開閉操作を行う消火栓弁開閉操作部を操作不能とし、ノズルの取出状態で消火栓弁開閉操作部を操作可能とすることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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