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公開番号2023109252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-08
出願番号2022010666
出願日2022-01-27
発明の名称消火栓装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20230801BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】筐体内に配置される、消火栓機器、電装機器、端子箱及び消火器等に制約されることなく薄型化を可能とする。
【解決手段】消火対象領域となるトンネル内の監視員通路の路面上の架台30に消火栓装置10が設置される。消火栓装置10の筐体は、消火器の外径に対応した所定の幅であり、消火栓機器が配置された第1筐体11a、第1筐体11aの側部に連結され、電装機器及び消火器が配置された第2筐体11b、及び第1筐体11aと第2筐体11bの上部に連結され、端子箱26a,26bが配置された第3筐体11cで構成される。配線用ケーブルが第1筐体11aから第3筐体11cに引き込まれて端子箱26a,26bに接続され、端子箱26a,26bに接続して引き出された配線用ケーブルが第3筐体から第2筐体11bに引き込まれて電装機器に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、消火栓機器、電装機器、端子箱及び消火器が配置される消火栓装置であって、
前記筐体は、
前記消火栓機器が配置される第1筐体と、
前記第1筐体の側部に連結され、前記電装機器及び前記消火器が配置される第2筐体と、
連結された前記第1筐体と前記第2筐体の上部に連結され、前記端子箱が配置される第3筐体と、
で構成され、
配線用ケーブルが前記第1筐体から前記第3筐体に引き込まれて前記端子箱に接続され、前記端子箱に接続して引き出された他の配線用ケーブルが前記第3筐体から前記第2筐体に引き込まれて前記電装機器に接続されることを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第3筐体は、前記端子箱の配置位置に対応した上面又は前面に開閉自在に支持された扉を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記第3筐体は、前記第1筐体からの前記配線用ケーブルの引き込み位置から前記端子箱までの間に、仕切部材により奥行き方向で分割された複数の通線路が形成されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の消火栓装置において、
前記第1筐体及び前記第2筐体と前記第3筐体との間に、前記配線用ケーブルを挿通する開口部が形成され、
前記開口部は、当該開口部を閉鎖するとともに前記第1及び第2筐体の並び方向の所定範囲に前記配線用ケーブルを挿通するための切り込み部が形成された弾性閉鎖部材が設置可能であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記第3筐体は、開閉自在に支持された扉の裏面に前記端子箱が配置され、前記扉を開いて前記端子箱を露出させた状態で前記配線用ケーブルの接続作業が可能であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記扉は、前記第3筐体の前面の所定位置に横開き自在に支持された前扉又は前記第3筐体の上面の所定位置に上開き自在に支持された上扉であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記第1筐体及び前記第2筐体と前記第3筐体との間に、前記配線用ケーブルの通線路を形成する第4筐体を備えたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
請求項7記載の消火栓装置において、
前記第4筐体は、前記第1筐体からの前記配線用ケーブルの引き込み位置から前記第3筐体に配置された前記端子箱までの間に、仕切部材により奥行き方向で分割された複数の通線路が形成されたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項9】
請求項7記載の消火栓装置において、
前記第1筐体及び前記第2筐体と前記第4筐体との間及び前記第4筐体と前記第3筐体との間の各々に、前記配線用ケーブルを挿通する開口部が形成され、
前記開口部は、当該開口部を閉鎖するとともに前記第1及び第2筐体の並び方向の所定範囲に前記配線用ケーブルを挿通するための切り込み部が形成された弾性閉鎖部材が設置可能であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項10】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記筐体は、前記消火器の外径に対応した所定の幅であることを特徴とする消火栓装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内に消火栓機器、電装機器、端子箱及び消火器が配置される消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消火対象領域となる高速道路や自動車専用道路などのトンネル内には、例えば、図18に示す防災機器収納装置の一種である消火栓装置が、一般的にはトンネル長手方向に、例えば、50メートル間隔でトンネル躯体の壁面を箱抜きして埋込み設置されている。尚、図18(A)は消火栓装置の前面を示し、図18(B)は消火栓装置の上面から見た断面を示している。また、図18(B)は図18(A)の切断線j-jで示す断面である。
【0003】
ここで、図18の説明では、X-Y-Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、図18(A)、(B)のように消火栓装置の前面を正面に見て、X方向を左右方向、Y方向を上下方向、Z方向を前後方向とする。また、X方向における+X側を右側、-X側を左側とし、Y方向における+Y側を上側、-Y側を下側とし、Z方向における+Z側を前側、-Z側を後側とする。この点は本発明の実施形態となる図1~図17においても同様となる。
【0004】
図18に示すように、従来の消火栓装置10は、開閉自在な消火栓扉12と保守扉14を備えた筐体111a内の消火栓収納部15aに、消火栓機器として消火用ホース60とバルブ類(図示省略)が収納され、また、開閉自在な消火器扉16と電装扉180を備えた筐体111b内の消火器収納部15bに、例えば、2本の消火器72が収納されている。電装扉180には、電装機器として、例えば、供給される電源がAC100Vである赤色表示灯22、供給される電源がDC48Vである発信機24、応答ランプ25、電話ジャック28(電装扉の筐体内側、図4参照)等が設けられ、寒冷地においては、さらに供給される電源がAC200Vであるスペースヒータが設置される。
【0005】
そして、これらの電装機器に供給される電源は、消火栓装置10の外部から筐体111a内の消火栓収納部15a側に引き込まれた高圧用の配線用ケーブル(強電用ケーブル)及び低圧用の配線用ケーブル(弱電用ケーブル)が、消火栓収納部15aの何れかの空間を通り、筐体111b内の消火器収納部15bに配置されている高圧用の端子箱26a又は低圧用の端子箱26bを介して接続されることで供給されている。
【0006】
ところで、シールド工法等により作られたトンネルにあっては、トンネル躯体の構造上、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置することがコストや手間の関係から困難であることから、監視員通路に消火栓装置を露出した状態で設置する必要がある。
【0007】
また、消火栓装置をトンネル壁面に箱抜きすることなく設置するため、トンネル壁面に設置された架台に消火栓装置を取り付け固定する壁掛け構造が提案されており、この場合、架台は壁面に固定される主支持部と消火栓装置の姿勢を保持する姿勢保持部材等から構成されている(特許文献2)。
【0008】
また、壁掛け構造の消火栓装置はトンネル壁面への取付けに工数と時間がかかる等の課題があることから、設置が容易である監視員通路の路面上に設置した架台に消火栓装置を露出した状態で取り付け固定する、いわゆる据置き構造とすることが考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-055073号公報
特開2020-078429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、壁掛け構造又は据置き構造で設置した消火栓装置にあっては、消火栓装置の設置により監視員通路の幅(前後方向)が制約されることとなり、監視員通路の通路幅を確保するために、消火栓装置の幅(前後方向の厚さ)を極力小さくする薄型化が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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