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公開番号2024031290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134755
出願日2022-08-26
発明の名称係止状態検出装置
出願人サンコー株式会社
代理人個人
主分類A62B 35/00 20060101AFI20240229BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】フックを係止させた状態で移動する場合であっても、係止状態を検出できるようにしたフックの係止状態検出装置を提供する。
【解決手段】単管や親綱などの被係止部8に係止される鉤部11と外れ止め装置13とを備えてなるフック1に設けられる係止状態検出装置2において、前記鉤部11の内縁上部近傍を第一の検出領域33aとする第一の光センサー30aと、前記鉤部11の内縁上部近傍よりも鉤部11の内側中央付近を第二の検出領域33bとする第二の光センサー30bとを備えるようにする。そして、第一の光センサー30aによって、係止状態で作業していること検出し、また、第二の検出領域33bを検出できるようにした第二の光センサー30bによって、係止状態でフック1を浮かせた状態で移動していると検出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
単管や親綱などの被係止部に係止される鉤部と、
当該鉤部を被係止部に係止させるための開口部分を開閉可能に覆い、鉤部が被係止部から抜けないようにするための外れ止め装置と、
を備えてなるフックの係止状態検出装置において、
前記鉤部の内縁上部近傍を第一の検出領域とする第一の光センサーと、
前記鉤部の内縁上部近傍よりも鉤部の内側中央付近を第二の検出領域とする第二の光センサーと、
を備えたことを特徴とする係止状態検出装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第一の光センサーの光軸と、前記第二の光センサーの光軸の角度を変えて設けるようにした請求項1に記載の係止状態検出装置。
【請求項3】
前記第二の検出領域が、前記外れ止め装置の開閉領域外を検出領域とするものである請求項1に記載の係止状態検出装置。
【請求項4】
前記第二の光センサーが、発光部を前記鉤部の上方に設け、受光部を前記鉤部の前記開口部分近傍の斜め下方に設けるようにしたものである請求項1に記載の係止状態検出装置。
【請求項5】
さらに、係止状態であるか否かを検出する検出手段を設け、
当該検出手段が、前記第一の光センサーと第二の光センサーの両方を一定時間内で検出した場合、係止状態で移動していることを示す旨の情報を出力するようにした請求項1に記載の係止状態検出装置。
【請求項6】
さらに、係止状態であるか否かを検出する検出手段を設け、
当該検出手段が、前記第二の光センサーのみが一定時間検出されている場合、フックを手で持っていることを示す旨の情報を出力するようにした請求項1に記載の係止状態検出装置。
【請求項7】
前記第一の光センサーと第二の光センサーを取り付けたカバー体の内側湾曲部分における表裏面に沿った断面に、内側湾曲部分から外側湾曲部分に向かった凹部を形成しておき、
当該凹部に、前記第一の光センサーと第二の光センサーの発光部および受光部の穴部を覆う透明部材を取り付けるようにした請求項1に記載の係止状態検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、安全帯のフックに使用される係止状態検出装置に関するものであって、より詳しくは、フックを単管や親綱などに係止して作業している状態や、作業場所を移動している状態などを検出できるようにした係止状態検出装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、作業者が高所で作業を行う場合、身体に安全帯を取り付けて作業することが義務付けられている。この安全帯は、親綱の両端にフックを取り付けてなるもので、一方のフックを作業者のハーネス側に取り付け、他方のフックを作業場の単管や親綱などに取り付けて作業者の落下を防止できるようにしたものである。
【0003】
ところで、このように作業者が安全帯を身体に取り付けて使用する場合、作業者によっては、その安全帯のフックを単管などに取り付けずに作業する場合があるため、危険を免れ得ない。
【0004】
そこで、フックを単管などに係止させたか否かを検出できるようにするために、係止状態検出機能を備えた装置が提案されている。
【0005】
例えば、下記の特許文献1には、フックに着脱可能に取り付けられる係止状態検出装置であって、フックが単管などに係止された場合に、フックの内側上縁部に設けられたレバー状部材を回動させ、その回動領域に設けられた圧力センサーによって、「係止状態」を検出できるようにした装置が提案されている。また、下記の特許文献2には、フックの内縁上部近傍を検出領域とする光センサーを設け、鉤部が単管などに係止された際に、光センサーの遮光によって、「係止状態」を検出できるようにした装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-104339号公報
特開2020-192077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のような構造では、次のような問題を有する。
【0008】
すなわち、一般に、高所で作業する場合、フックを単管などに係止させた状態で作業するが、その作業場から別の作業場に移動する場合、フックを単管や親綱に係止させた状態で移動する。このような移動を行う場合、フックが単管などに接触していると、不快な金属音や振動を生じさせるため、作業者は、単管などからフックを浮かせた状態で移動することが多い。しかるに、このようにフックを浮かせた状態で移動すると、特許文献1に示すような圧力センサーを設けている構成では、フックのレバー状部材に設けられた圧力センサーが作動しない。また、特許文献2に示すように、光センサーを設けている構成であっても、検出領域から単管などが外れてしまうため、係止状態を検出することができない。
【0009】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、フックを浮かせた状態で移動する場合であっても、係止状態を検出できるようにしたフックの係止状態検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、単管や親綱などの被係止部に係止される鉤部と、当該鉤部を被係止部に係止させるための開口部分を開閉可能に覆い、鉤部が被係止部から抜けないようにするための外れ止め装置と、を備えてなるフックの係止状態検出装置において、前記鉤部の内縁上部近傍を第一の検出領域とする第一の光センサーと、前記鉤部の内側中央付近を第二の検出領域とする第二の光センサーとを備えるようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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