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公開番号2024090671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206711
出願日2022-12-23
発明の名称カバー
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類A62C 35/68 20060101AFI20240627BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】泡発生機に適用可能なカバーを提供する。
【解決手段】泡発生機2に取付可能に設けられたカバー1において、破断可能に設けられたカバー部10と、カバー部10を破断するための破断部11と、を備えるものとし、破断部11を、カバー部10を泡発生機2に取付けた際に、泡発生機2とカバー部10との間に位置する様に設け、泡発生機2から泡が放出された際に、該泡により該断部11が押されることで、カバー部10を破断可能とする。尚、破断部11のカバー部10と対向する外周部13に鋭角部14を設けることも可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
泡発生機に取付可能に設けられたカバーであって、
破断可能に設けられたカバー部と、該カバー部を破断するための破断部と、を備え、
該破断部は、該カバーを該泡発生機に取付けた際に、該泡発生機と該カバー部との間に位置する様に設けられ、
該泡発生機から泡が放出された際に、該泡により該破断部が押されることで、該カバー部を破断可能となっていることを特徴とするカバー。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記破断部は、前記カバー部と対向する外周部に鋭角部を有することを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項3】
前記泡発生機は、発泡器を備えると共にダクトに取付けられるものであり、
前記カバー部は、箔状に形成され、前記カバーを該泡発生機に取付けた際に、該発泡器と該ダクトとの間に直接的又は間接的に挟持される様に設けられていることを特徴とする請求項1又2に記載のカバー。
【請求項4】
前記泡発生機と前記ダクトとを連通させるための接続配管を更に備え、
前記破断部は、該接続配管内に設けられており、
前記カバー部は、前記カバーを該泡発生機に取付けた際に、該接続配管と該ダクトとの間に挟持される様に設けられていること特徴とする請求項3に記載のカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カバーに関し、より詳細には、泡発生機に取付可能に設けられたカバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、消火用の水噴霧ヘッドに代表される放水用のノズルは、その放水口に埃等の塵芥や油脂が堆積してしまうと、放水が阻害される可能性があったため、放水口にカバーとして防塵キャップが取付けられているものがある。この防塵キャップは、放水口から放出される消火用水の水勢によって、吹き飛ばされ、放水口から外れる様になっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
一方、例えば、泡を消火区画内に放出して堆積させることによって消火を行う泡消火設備に代表される泡発生機がある。この様な泡発生機は、発泡網を備えており、発泡網に向けて泡の原料となる薬剤を噴射することにより、該薬剤を発泡させて、泡として放出するものである(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-36000号公報
特開2018-175596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
泡発生機の発泡網に、埃等の塵芥や油脂が堆積し、網目が詰まってしまうと、薬剤の発泡や泡の放出が阻害されしまうため、それを防止するための手段の開発が望まれている。一見、水噴霧ヘッドと同様のキャップを発泡網に取付けることで解決する様にも思われるが、泡の勢いは、消火用水の水勢よりも遙かに小さいものであるため、泡で該キャップを吹き飛ばすことは、困難であり、泡発生機においては、埃等の塵芥や油脂の堆積を防止するための別の手段を講じる必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、泡発生機に適用可能なカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、泡発生機に取付可能に設けられたカバーであって、破断可能に設けられたカバー部と、該カバー部を破断するための破断部と、を備え、該破断部は、該カバー部を該泡発生機に取付けた際に、該泡発生機と該カバー部との間に位置する様に設けられ、該泡発生機から泡が放出された際に、該泡により該破断部が押されることで、該カバー部を破断可能となっていることを特徴とするカバーである。
【0008】
尚、本発明は、前記破断部を、前記カバー部と対向する外周部に鋭角部を有するものとすることが可能である。又。本発明は、前記泡発生機を、発泡器を備えると共にダクトに取付けられるものとし、前記カバー部を、箔状に形成し、前記カバーを該泡発生機に取付けた際に、該発泡器と該ダクトとの間に直接的又は間接的に挟持される様に設けることが可能である。
【0009】
更に、本発明は、前記泡発生機と前記ダクトとを連通させるための接続配管を更に備えるものとし、前記破断部を、該接続配管内に設け、前記カバー部を、前記カバーを該泡発生機に取付けた際に、該接続配管と該ダクトとの間に挟持される様に設けることが可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、カバーが、カバー部と破断部とを備えるものとし、破断部を、カバーを泡発生機に取付けた際に、泡発生機とカバー部との間に位置する様に設け、該泡発生機から泡が放出された際に、該泡により該破断部が押されることで、カバー部を破断可能としたため泡発生機に適用可能なカバーを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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