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公開番号2023131090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-21
出願番号2022159924
出願日2022-10-04
発明の名称消火器収納装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類A62C 13/78 20060101AFI20230913BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】監視員通路の通行を妨げることがなく、消火器を容易に取り出すことを可能とする。
【解決手段】消火栓装置10は、道路を有するトンネルの壁面に沿って設けられた監視員通路の路面に配置された架台30の上に筐体11a、11bが設置される。消火栓装置10の消火器収納部に近い側面には側面消火器扉16が設けられる。道路利用者が消火栓側面扉16の引き出し操作を行うと、消火器72を縦置きして載置した引出本体32が側面の引出開口34から外部に引き出され、消火器72の取り出しを可能とする。筐体11bの前面及び側面には、側面消火器扉16の引出操作による消火器72の取り出し方法を案内する操作説明1614が表示されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
道路を有するトンネルの壁面に沿って設けられた監視員通路の路面上方の所定高さに、当該トンネル壁面に近接又は当接して筐体が設置された消火器収納装置であって、
前記筐体内の消火器収納部に縦置きされた消火器を、前記筐体の側面から外部に出し入れ可能とする消火器引出構造を備えたことを特徴とする消火器収納装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火器収納装置において、
前記消火器引出構造は、
前記筐体の側面に形成された引出開口と、
前記引出開口に対応して前記筐体の内部に形成された消火器収納部と、
前記引出開口の底部側に位置して前記消火器収納部に対し出し入れ自在に設けられ、前記消火器を縦置き状態で取り出し自在に載置する引出本体と、
前記引出本体の引出側の端部に設けられ、前記引出本体の出し入れに伴い前記引出開口に対し開閉される側面消火器扉と、
前記消火器収納部に対し前記引出本体を引出方向に移動自在に支持する引出機構と、
を備えたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項3】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記側面消火器扉は、引出操作に応じて前記引出開口との係止を解除する扉ハンドルを備えたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項4】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記側面消火器扉は、側面に、縦書きされた「消火器」の文字列が表示されたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項5】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記筐体は、前記消火器収納部に対応した前面に、
横書き又は縦書きされた「消火器」の文字列が表示され、
前記消火器の収納状態を視認可能とする覗き窓を備えたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項6】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記筐体は、前記消火器収納部に対応した前面に、前記側面消火器扉の引出操作による前記消火器の取り出し方法を案内する操作説明が表示されたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項7】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記筐体は、前記消火器収納部に対応した前面に、横開き自在な前面消火器扉を開閉自在に備え、
前記前面消火器扉は、開放時に前記引出本体に載置された前記消火器が取り出し可能となることを特徴とする消火器収納装置。
【請求項8】
請求項7記載の消火器収納装置において、
前記前面消火器扉は、
横書き又は縦書きされた「消火器」の文字列と、
前記側面消火器扉の引出操作による前記消火器の取り出し方法を案内する操作説明と、
が表示され、
開操作に応じて扉開口に対する係止を解除する扉ハンドルと、
前記消火器の収納状態を視認可能とする覗き窓と、
を備えたことを特徴とする消火器収納装置。
【請求項9】
請求項2記載の消火器収納装置において、
前記引出機構は、水平方向に対し斜め下向きに傾斜した所定角度の引出方向に前記引出本体を移動自在に支持することを特徴とする消火器収納装置。
【請求項10】
請求項2記載の消火器収納装置において、更に、
前記消火器引出構造により前記消火器が前記筐体の側面外部の引出位置へ移動した場合に、所定の操作により前記消火器の縦置きされた状態を維持しながら前方の前記監視員通路の路面上に移動させる消火器移動機構を備えたことを特徴とする消火器収納装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火器を収納してトンネル内に設置される消火栓装置及び消火器箱などの消火器収納装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。消火栓装置は、前傾扉(消火栓扉)を備えた筐体の消火栓収納部に、先端にノズルを装着した消火用ホースと消火栓弁を含むバルブ類が収納され、また、消火器扉を備えた消火器収納部に、例えば、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的に、トンネル長手方向に、例えば、50メートル間隔でトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている。
【0003】
ところで、シールド工法等により作られたトンネルにあっては、トンネル躯体の構造上、トンネル壁面を箱抜きして消火栓装置を埋込み設置することがコストや手間の関係から困難であることから、監視員通路に消火栓装置を露出した状態で設置する必要がある。
【0004】
また、消火栓装置をトンネル壁面に箱抜きすることなく設置するため、トンネル壁面に設置された架台に消火栓装置を取り付け固定する壁掛け構造が提案されており、この場合、架台は壁面に固定される主支持部と消火栓装置の姿勢を保持する姿勢保持部材等から構成されている(特許文献2)。
【0005】
また、壁掛け構造の消火栓装置はトンネル壁面への取付けに工数と時間がかかる等の課題があることから、設置が容易である監視員通路の路面上に設置した架台に消火栓装置を露出した状態で取り付け固定する、いわゆる据置き構造とすることが考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-055073号公報
特開2020-078429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、壁掛け構造又は据え置き構造の消火栓装置にあっても、消火器扉を備えた筐体の消火器収納部に、例えば、2本の消火器が収納されており、火災発生に伴い道路利用者が消火器を使用する場合には、消火器扉を横開き(片側が軸支された扉が回動)して消火器収納部から消火器を取り出して消火作業を行うことになるが、消火器が取り出された後に消火器扉が横開きされたままになっていると、監視員通路から避難する避難者の通行を妨げるという問題がある。
【0008】
また、道路利用者が消火器扉を横開きした扉開口から消火器を取り出す場合、消火器上端の固定レバーを掴んで前に倒すようにして斜め上方に取り出す必要があり、消火器は10キログラム程度と比較的重いことから、女性や高齢者などの弱者にあっては、消火器の取り出しが困難となり、取り出す際に消火器を落としてしまうといったことが懸念される。
【0009】
この問題は、交通量やトンネル長さ等により分けられた低いランクのトンネルの非常用設備として設置されている消火器箱についても同様となる。
【0010】
本発明は、監視員通路の通行を妨げることがなく、また、道路利用者が消火器を容易に取り出すことを可能とする消火器収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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