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公開番号
2024157425
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071788
出願日
2023-04-25
発明の名称
火災警報システム及びそのための火災警報器
出願人
能美防災株式会社
代理人
弁理士法人朝日特許事務所
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20241030BHJP(信号)
要約
【課題】連動して音声により発報を行う複数の火災警報器を備える火災警報システムにおいて、当該火災警報システムの監視領域内又は監視領域の近くにいる人等が、火元の場所を容易に特定できるようにする。
【解決手段】空間R1において火災F1が発生すると、火災警報器11はその火災を検知し、火災警報器12~14に火災を検知したことを示す指示信号を送信すると共に、男声で「火事です。」と発声し、周囲の人に火災の発生を通知する。火災警報器11から指示信号を受信した火災警報器12~14は、女声で「R1で火事です。」と発声し、周囲の人に火災の発生を通知する。建物2内、又は、建物2の近くにいる人は、火災警報器11が発音する男声の通知と、火災警報器12~14が発音する女声の通知とを容易に区別できるので、火元の場所を容易に認知できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
火災を検知する検知手段と、
他の火災警報器に火災発生の通知を指示する指示信号を送信する送信手段と、
他の火災警報器から送信された前記指示信号を受信する受信手段と、
前記検知手段が火災を検知した場合に火災発生を通知するための第1の音高帯の音声を発音し、前記受信手段が前記指示信号を受信した場合前記第1の音高帯と異なる第2の音高帯の音声を発音する発音手段と
を備える火災警報器。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記第1の音高帯の上限は、前記第2の音高帯の下限よりも低い
請求項1に記載の火災警報器。
【請求項3】
前記第1の音高帯の音声の音色と、前記第2の音高帯の音声の音色とが異なる
請求項1に記載の火災警報器。
【請求項4】
前記第1の音高帯の音声による通知の内容を話す速度と、前記第2の音高帯の音声による通知の内容を話す速度とが異なる
請求項1に記載の火災警報器。
【請求項5】
前記発音手段は、他の火災警報器が前記第1の音高帯の音声を発音している間は前記第2の音高帯の音声を発音しない
請求項1に記載の火災警報器。
【請求項6】
前記受信手段が前記指示信号を受信した後に前記検知手段が火災を検知した場合、前記発音手段は前記第1の音高帯と前記第2の音高帯とのいずれとも異なる第3の音高帯の火災発生を通知するための音声を発音する
請求項1に記載の火災警報器。
【請求項7】
前記第3の音高帯の上限は、前記第2の音高帯の下限よりも低い
請求項6に記載の火災警報器。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の火災警報器を複数、備える
火災警報システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災の発生を検知し発報する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
監視領域内に配置された複数の火災警報器を備え、いずれかの火災警報器が火災を検知した場合、火災を検知した火災警報器(以下、「火元の火災警報器」という)が自ら音を発して火災の発生を周囲の人等(人及び音認識が可能なロボット等の装置)に通知(以下、「発報」という)するとともに、他の火災警報器(以下、「火元以外の火災警報器」という)に信号を送信し、当該信号を受信した火元以外の火災警報器も発報する火災警報システムが知られている。
【0003】
上述した連動して発報する火災警報システムを記載している文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1においては、火災警報システムが備える複数の火災警報器の各々が、自装置の履歴情報に加え他の火災警報器の履歴情報を記憶することで、いずれかの火災警報器が火災等により破損し記憶していた履歴情報が失われても、その火災警報器の履歴情報を他の火災警報器から回収可能とする仕組みが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-61316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
連動して発報する複数の火災警報器を備える火災警報システムのあるものにおいては、例えば、火元の火災警報器が「火事です。」と発声する一方で、火元以外の火災警報器が「○○番で火事です。」と発声することで、周囲の人等に対し火元の場所を通知することが行われている。それらの音声を聞いた人等は、「火事です。」と発音している火災警報器の設置場所の近くが火元であること、また、火元以外の火災警報器が発音している音声の「○○番」が示す火災警報器の設置場所の近くが火元であることを知ることができる。
【0006】
しかしながら、火災警報器から発音された音声を聞いた人等が、複数の火災警報器の各々から発音される音声を聞き分けられない場合や、「○○番」等の音声が示す情報から火元の火災警報器の設置場所を特定できない場合がある。それらの場合、監視領域内又は監視領域の近くにいる人等は、火元の場所を特定することができない。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑み、連動して音声により発報を行う複数の火災警報器を備える火災警報システムにおいて、当該火災警報システムの監視領域内又は監視領域の近くにいる人等が、火元の場所を容易に特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、火災を検知する検知手段と、他の火災警報器に火災発生の通知を指示する指示信号を送信する送信手段と、他の火災警報器から送信された前記指示信号を受信する受信手段と、前記検知手段が火災を検知した場合に火災発生を通知するための第1の音高帯の音声を発音し、前記受信手段が前記指示信号を受信した場合に前記第1の音高帯と異なる第2の音高帯の音声を発音する発音手段とを備える火災警報器を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る防災システムによれば、連動して音声により発報を行う複数の火災警報器を備える火災警報システムにおいて、当該火災警報システムの監視領域内又は監視領域の近くにいる人等が、火元の場所を容易に特定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る火災警報システムの構成の一例を示した図。
一実施形態に係る火災警報器の構成の一例を示した図。
一実施形態に係る火災警報システムの処理を示したシーケンス図。
一変形例に係る火災警報器の構成の一例を示した図。
一変形例に係る火災警報器の発声間隔を示した図。
一変形例に係る火災警報器の構成の一例を示した図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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