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公開番号
2024128241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037112
出願日
2023-03-10
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/6582 20110101AFI20240913BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ダイキャスト製外導体とグランド部材との導通を確実に図ることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、内導体11と、内導体11の外周を包囲するダイキャスト製外導体13と、ダイキャスト製外導体13を装着するハウジング14と、外部のグランド部材70とダイキャスト製外導体13とに電気的に接触する接触部材15と、を備え、接触部材15は、グランド部材70に接触する弾性変形可能な第1弾性接触部15Bと、ダイキャスト製外導体13に接触する弾性変形可能な第2弾性接触部15Cと、第1弾性接触部15Bと第2弾性接触部15Cとを連結し、ハウジング14の外面に取り付けられる連結部15Aと、を有し、ハウジング14は、ハウジング14の外面に開口する溝14Eを有し、連結部15Aは、溝14E内に圧入状態で配置される突片15Dを有している。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
内導体と、
前記内導体の外周を包囲するダイキャスト製外導体と、
前記ダイキャスト製外導体を装着するハウジングと、
外部のグランド部材と前記ダイキャスト製外導体とに電気的に接触する接触部材と、
を備え、
前記接触部材は、
前記グランド部材に接触する弾性変形可能な第1弾性接触部と、
前記ダイキャスト製外導体に接触する弾性変形可能な第2弾性接触部と、
前記第1弾性接触部と、前記第2弾性接触部と、を連結し、前記ハウジングの外面に取り付けられる連結部と、
を有し、
前記ハウジングは、前記ハウジングの外面に開口する溝を有し、
前記連結部は、前記溝内に圧入状態で配置される突片を有している、コネクタ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記連結部は、前記ハウジングの外面と平行な幅方向に沿った板状の連結本体を有し、
前記突片は、前記連結本体の前記幅方向の両端部から各々突出しており、
前記ハウジングは、各前記突片に対応するように、前記幅方向に間隔を置いて前記溝を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ハウジングに対して相手ハウジングが嵌合する側を前側とした場合に、前記ダイキャスト製外導体は、前記ハウジングの後方に前記ハウジングと並んで配置される外導体本体と、前記外導体本体から外側に張り出す板状の鍔部と、を有し、
前記接触部材は、前後方向に前記鍔部及び前記ハウジングに跨るように配置され、
前記第2弾性接触部は、前記鍔部の後面に接触する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記接触部材に対して後方から接触可能に対向する規制部を有している、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記規制部は、前記ハウジングの外面に突設され、
前記接触部材は、前記規制部を嵌合可能な凹部を有している、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記溝は、前記ハウジングの後面に開口し、前記鍔部は、前記ハウジングの後面における前記溝の開口を閉塞するように配置される、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、合成樹脂製のハウジングを金属製のシェルで覆った構成のコネクタが開示されている。シェルは、板金で構成されている。シェルには、外部の筐体に弾性接触可能なシェル側グランド接続部が設けられている。外部の筐体(グランド部材)に弾性接触可能な構成は、特許文献2に開示された構成等も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-207411号公報
特開平10-289760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コネクタにおいて、より高周波域で通信を行うような場合、外導体(シェル)は、内導体の周囲を隙間なく包囲するような形態が好ましい。このような外導体を実現するには、外導体をダイキャスト製とすることが考えられる。外導体をダイキャスト製とした場合、外導体自身に外部の筐体に対して弾性接触する構成を設けることは困難である。このため、外部の筐体と外導体との導通を確実に図る技術が求められる。
【0005】
そこで、本開示は、ダイキャスト製外導体とグランド部材との導通を確実に図ることができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
内導体と、
前記内導体の外周を包囲するダイキャスト製外導体と、
前記ダイキャスト製外導体を装着するハウジングと、
外部のグランド部材と前記ダイキャスト製外導体とに電気的に接触する接触部材と、
を備え、
前記接触部材は、
前記グランド部材に接触する弾性変形可能な第1弾性接触部と、
前記ダイキャスト製外導体に接触する弾性変形可能な第2弾性接触部と、
前記第1弾性接触部と、前記第2弾性接触部と、を連結し、前記ハウジングの外面に取り付けられる連結部と、
を有し、
前記ハウジングは、前記ハウジングの外面に開口する溝を有し、
前記連結部は、前記溝内に圧入状態で配置される突片を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ダイキャスト製外導体とグランド部材との導通を確実に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態のコネクタの分解斜視図である。
図2は、グランド部材に覆われた状態のコネクタの側断面図である。
図3は、ダイキャスト製外導体を示す斜視図である。
図4は、ハウジングを示す斜視図である。
図5は、接続部材を示す斜視図である。
図6は、コネクタを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)内導体と、
前記内導体の外周を包囲するダイキャスト製外導体と、
前記ダイキャスト製外導体を装着するハウジングと、
外部のグランド部材と前記ダイキャスト製外導体とに電気的に接触する接触部材と、
を備え、
前記接触部材は、
前記グランド部材に接触する弾性変形可能な第1弾性接触部と、
前記ダイキャスト製外導体に接触する弾性変形可能な第2弾性接触部と、
前記第1弾性接触部と、前記第2弾性接触部と、を連結し、前記ハウジングの外面に取り付けられる連結部と、
を有し、
前記ハウジングは、前記ハウジングの外面に開口する溝を有し、
前記連結部は、前記溝内に圧入状態で配置される突片を有している。
【0010】
この構成によれば、溝に突片を圧入状態で配置することによって連結部をハウジングの外面に確実に取り付けたうえで、連結部に連結する第1弾性接触部と第2弾性接触部とがグランド部材とダイキャスト製外導体とに弾性接触することができる。これにより、ダイキャスト製外導体とグランド部材との電気的な接触を安定させ易い。
(【0011】以降は省略されています)
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