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公開番号2025016993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119853
出願日2023-07-24
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】解除突起の変形を抑制する。
【解決手段】コネクタ10は、第1ハウジング20及び第2ハウジング60と、第1ハウジング20内に配される複数の第1端子23と、第1ハウジング20内に配される少なくとも1つのショート端子40と、を備え、ショート端子40は、複数の第1端子23のうちの一対の第1端子23に弾性的に接触することで一対の第1端子23を短絡する一対の接触片42を備え、第2ハウジング60は、第1ハウジング20との嵌合方向に突出する解除突起64を備え、解除突起64は、第1ハウジング20と第2ハウジング60とが正規嵌合した場合に、一対の接触片42の一方を第1方向における一方側に弾性変形させることで一対の第1端子23の短絡を解除する解除部66と、解除部66から第1方向と直交する第2方向における両側に延出される延出部67と、を備え、第1ハウジング20は、第1方向における他方側から延出部67に当接する当接部28を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1ハウジング及び第2ハウジングと、
前記第1ハウジング内に配される複数の第1端子と、
前記第1ハウジング内に配される少なくとも1つのショート端子と、を備え、
前記ショート端子は、前記複数の第1端子のうちの一対の第1端子に弾性的に接触することで前記一対の第1端子を短絡する一対の接触片を備え、
前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングとの嵌合方向に突出する解除突起を備え、
前記解除突起は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規嵌合した場合に、前記一対の接触片の一方を第1方向における一方側に弾性変形させることで前記一対の第1端子の短絡を解除する解除部と、前記解除部から前記第1方向と直交する第2方向における両側に延出される延出部と、を備え、
前記第1ハウジングは、前記第1方向における他方側から前記延出部に当接する当接部を備える、コネクタ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記解除突起は、前記延出部から前記第1方向における一方側に延出されるリブを備え、
前記リブは前記嵌合方向に延びている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リブは、前記一対の接触片の間に配される第1リブと、前記解除突起における前記第1リブと反対側に配される第2リブと、を備え、
前記第2リブは前記第1リブよりも小さくなっている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1ハウジングは、前記第2方向に並んで配され前記第1端子が収容される複数の第1キャビティと、前記第2方向に並んで配され前記ショート端子が収容される複数の第2キャビティと、隣り合う前記第2キャビティの間に配される隔壁部と、隣り合う前記第1キャビティの間に配され前記隔壁部と前記第1方向に連なる第1壁部と、を有し、
前記隔壁部は、第1面と、前記第1面と反対側に配される第2面と、前記第2面から前記第2方向における一方側に凹む凹部と、を有し、
前記凹部は、前記第2リブを収容可能とされ、
前記第1面は、前記第1壁部と段差面を介して接続され、前記第1壁部よりも前記第2方向における一方側に配されている、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記延出部は、前記第1リブが延出される第1延出部と、前記第2リブが延出される第2延出部と、を備え、
前記第1延出部は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを嵌合させる際、前記解除部及び前記第2延出部よりも先行して前記第1ハウジング内に進入するように配され、
前記第1延出部の突出端部には、傾斜部が形成され、
前記傾斜部は、前記解除突起の突出方向先方に向かうほど前記第1方向における一方側に傾斜している、請求項3または請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2018-006010号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。特許文献1に記載のコネクタは、互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、第1ハウジング内に配置される複数の第1端子金具と、第1ハウジング内に配置され、短絡すべき第1端子金具とされる短絡端子に接触するショート端子と、を備える。ショート端子は短絡端子に接触する接触片を備える。接触片は上下方向に撓み変形可能とされている。第2ハウジングは、前方に突出する角筒状のフード部を備える。フード部内には解除部が突出して配置されている。第1ハウジングと第2ハウジングとが正規嵌合されると、解除部がショート端子の接触片の前部に干渉し、接触片が短絡端子から離間する下向きに撓み変形させられる。これにより、短絡端子の短絡状態が解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-006010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成において、解除部が短絡端子の短絡を解除している状態では、ショート端子の接触片が、常時、解除部を短絡端子側へ押圧し続けている。このため、樹脂のクリープ現象により、解除部が短絡端子側へ近づくように変形するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第1ハウジング内に配される複数の第1端子と、前記第1ハウジング内に配される少なくとも1つのショート端子と、を備え、前記ショート端子は、前記複数の第1端子のうちの一対の第1端子に弾性的に接触することで前記一対の第1端子を短絡する一対の接触片を備え、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングとの嵌合方向に突出する解除突起を備え、前記解除突起は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規嵌合した場合に、前記一対の接触片の一方を第1方向における一方側に弾性変形させることで前記一対の第1端子の短絡を解除する解除部と、前記解除部から前記第1方向と直交する第2方向における両側に延出される延出部と、を備え、前記第1ハウジングは、前記第1方向における他方側から前記延出部に当接する当接部を備える、コネクタである。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、解除突起の変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかるコネクタの第2ハウジングを後方から見た図である。
図2は、解除突起を上方から見た図である。
図3は、解除突起を後方から見た図である。
図4は、解除突起の斜視図である。
図5は、コネクタの第1ハウジングを前方から見た図である。
図6は、第1ハウジングの斜視図である。
図7は、図5のA-A断面において第1ハウジングと第2ハウジングとが嵌合される前の状態を示す図である。
図8は、図5のA-A断面において第1ハウジングと第2ハウジングとが正規嵌合された状態を示す図である。
図9は、図8の要部拡大図である。
図10は、図9のB-B断面図である。
図11は、図10のC-C断面図である。
図12は、ハウジング本体とハウジング本体に収容された一部のショート端子の拡大斜視図である。
図13は、ショート端子の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第1ハウジング内に配される複数の第1端子と、前記第1ハウジング内に配される少なくとも1つのショート端子と、を備え、前記ショート端子は、前記複数の第1端子のうちの一対の第1端子に弾性的に接触することで前記一対の第1端子を短絡する一対の接触片を備え、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングとの嵌合方向に突出する解除突起を備え、前記解除突起は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規嵌合した場合に、前記一対の接触片の一方を第1方向における一方側に弾性変形させることで前記一対の第1端子の短絡を解除する解除部と、前記解除部から前記第1方向と直交する第2方向における両側に延出される延出部と、を備え、前記第1ハウジングは、前記第1方向における他方側から前記延出部に当接する当接部を備える。
【0009】
このような構成によると、第1方向における他方側から当接部が延出部に当接するため、接触片の弾性押圧力により解除突起が第1方向における他方側に変形することを抑制することができる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記解除突起は、前記延出部から前記第1方向における一方側に延出されるリブを備え、前記リブは前記嵌合方向に延びていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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