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公開番号2025067288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177174
出願日2023-10-13
発明の名称端子金具
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組み付け対象の損傷を抑え得る端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具10は、導電性の板材からなる。端子金具10は、対向する壁部間に隙間G1,G2,G3を有しつつ前後方向に延びるように筒状に形成される本体部11と、隙間G1,G2,G3を前方から覆う突壁12と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
導電性の板材からなる端子金具であって、
対向する壁部間に隙間を有しつつ前後方向に延びるように筒状に形成される本体部と、
前記隙間を前方から覆う突壁と、を備える、端子金具。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
前記突壁は、板厚を前後方向に向けており、前記本体部よりも一枚の板厚分だけ前方に突出している、請求項１に記載の端子金具。
【請求項３】
前記本体部は、四角筒状をなし、一対の側壁と、上壁と、下壁と、前記一対の側壁の内の一方の側壁の端部、及び前記上壁の端部が対向する一角に、側方に開口する側方隙間と、を有し、
前記突壁は、前記側方隙間を前方から覆う部分を有している、請求項１に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、端子金具に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、角筒状をなしたリセプタクル部分（本体部）を有する電気コンタクト（端子金具）が開示されている。このリセプタクル部分は、板状の壁部によって角筒状をなしている。特許文献２、３も端子金具を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－２７０２６９号公報
特開２０１５－５０１３１号公報
特開２０１５－９５４２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された電気コンタクトは、リセプタクル部分の一部において壁部が板厚方向に重なっている。例えば、このような形態を有する電気コンタクトを一括ゴム栓の貫通孔に挿入すると、壁部間の隙間に一括ゴム栓が食い込んで貫通孔が損傷する懸念がある。このように壁部間に隙間が形成される構成の場合、一括ゴム栓に限らず、例えばハウジング等を傷つける懸念もあり、組付け対象の損傷を抑えることが求められる。
【０００５】
そこで、本開示は、組み付け対象の損傷を抑え得る端子金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の端子金具は、
導電性の板材からなる端子金具であって、
対向する壁部間に隙間を有しつつ前後方向に延びるように筒状に形成される本体部と、
前記隙間を前方から覆う突壁と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、組み付け対象の損傷を抑え得る端子金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態１の端子金具を備えたコネクタを示す側断面図である。
図２は、端子金具を示す斜視図である。
図３は、端子金具を示す正面図である。
図４は、端子金具を示す側断面図である。
図５は、端子金具の前端部を一括ゴム栓の貫通孔に挿通する過程を示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
［本開示の実施形態の説明］
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
（１）導電性の板材からなる端子金具であって、
対向する壁部間に隙間を有しつつ前後方向に延びるように筒状に形成される本体部と、
前記隙間を前方から覆う突壁と、を備える、端子金具。
【００１０】
（１）の端子金具は、突壁によって本体部の隙間を前方から覆うので、組み付ける対象が食い込むことを防止して組み付け対象の損傷を抑えることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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