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公開番号
2025112369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006543
出願日
2024-01-19
発明の名称
プレスフィット端子およびコネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
12/58 20110101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】プレスフィット端子が変形することを防止し、且つショルダー部を支障なく押圧することができる構造を提供する。
【解決手段】プレスフィット端子20は、軸方向に延びる軸部21を備える。プレスフィット端子20は、軸部21の軸方向の先端部である前端部に位置して軸方向と直交する方向に弾性変形可能なプレスフィット部23と、プレスフィット部23よりも後方に位置して軸部21から軸方向と直交する方向に張り出すショルダー部26と、ショルダー部26よりも後方に位置して軸部21から軸方向と直交する方向に張り出す爪状の係止部29と、を有している。ショルダー部26と係止部29とは、後方から見たときに互いに重ならないように位置ずれして配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びる軸部を備えたプレスフィット端子であって、
前記軸部の前記軸方向の先端部である前端部に位置して前記軸方向と直交する方向に弾性変形可能なプレスフィット部と、
前記プレスフィット部よりも前記軸方向の後方に位置して前記軸部から前記軸方向と直交する方向に張り出すショルダー部と、
前記ショルダー部よりも前記軸方向の後方に位置して前記軸部から前記軸方向と直交する方向に張り出す爪状の係止部と、を有し、
前記ショルダー部と前記係止部とは、前記軸方向の後方から見たときに互いに重ならないように位置ずれして配置されている、プレスフィット端子。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記ショルダー部と前記係止部との間に位置して前記互いに重ならない位置ずれが生じるように軸周りに捻られた捻り部を有している、請求項1に記載のプレスフィット端子。
【請求項3】
前記軸部は、前記軸方向において前記係止部と重なる位置に、前記係止部の弾性変位を許容する変位許容部を有している、請求項2に記載のプレスフィット端子。
【請求項4】
前記変位許容部は、前記軸部を前記軸方向と直交する方向に貫通する孔である、請求項3に記載のプレスフィット端子。
【請求項5】
前記軸部には、前記係止部が前記軸方向に並んで突設され、
前記変位許容部は、前記軸方向と直交する方向よりも前記軸方向に長い長孔である、請求項4に記載のプレスフィット端子。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプレスフィット端子が装着されるハウジングを備え、
前記プレスフィット部が基板のスルーホールに接続され、
前記ハウジングには、前記係止部に係止される係止孔が形成されている、コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プレスフィット端子およびコネクタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、軸方向に延びる雄コンタクト(以下、プレスフィット端子という)と、プレスフィット端子が装着される雄ハウジングと、を備えている。プレスフィット端子は、プレスフィット端子の軸方向と直交する左右方向に張り出すショルダー部を有している。ショルダー部は、雄ハウジングの穴に挿入される。また、プレスフィット端子は、ショルダー部より下方に、プレスフィット部を有している。ショルダー部の上面が押されると、プレスフィット部がバックボード(以下、基板という)のスルーホールに挿入されて接続される。この種のプレスフィット端子は、特許文献2,3にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-154542号公報
特開2006-4642号公報
特開2015-46238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、ショルダー部が上方から治具で押し込まれ、雄ハウジングの穴にショルダー部が挿入されるとともに、基板のスルーホールにプレスフィット部が挿入される構成であった。このため、プレスフィット端子を組み付ける前に、雄ハウジングと基板とを予め位置決め状態に設置しておく必要があった。
【0005】
また、雄ハウジングが雌ハウジングと嵌合され、その嵌合力がショルダー部に作用したときに、ショルダー部が穴内で傾いて、ショルダー部やプレスフィット部等が変形する可能性もあった。
【0006】
これに対し、プレスフィット端子の軸方向の前端部にプレスフィット部を設け、後端部に雄ハウジングと係止する係止構造をもった係止部を設け、係止部とプレスフィット部との間にプレスフィット部を基板のスルーホールに押し込むショルダー部を設ける構成を採用できた。このような構成であれば、係止部が雄ハウジングと係止するので、コネクタ嵌合時にプレスフィット端子が変形する懸念を少なくできた。また、係止部とショルダー部とを独立して押圧することができるので、雄ハウジングと基板とを予め位置決め状態に設置しておく必要もなかった。しかし、軸方向にそろった係止部とショルダー部とがいずれも左右方向に張り出す形状であると、係止部がショルダー部を上方から覆い隠すことになるので、ショルダー部を上方から治具で押圧できないといった問題があった。
【0007】
そこで、本開示は、プレスフィット端子が変形することを防止し、且つ基板への組み付け時にショルダー部を支障なく押圧することができる構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、軸方向に延びる軸部を備えたプレスフィット端子であって、前記軸部の前記軸方向の先端部である前端部に位置して前記軸方向と直交する方向に弾性変形可能なプレスフィット部と、前記プレスフィット部よりも前記軸方向の後方に位置して前記軸部から前記軸方向と直交する方向に張り出すショルダー部と、前記ショルダー部よりも前記軸方向の後方に位置して前記軸部から前記軸方向と直交する方向に張り出す爪状の係止部と、を有し、前記ショルダー部と前記係止部とは、前記軸方向の前方から見たときに互いに重ならないように位置ずれして配置されている、プレスフィット端子である。
【0009】
また、本開示は、上記記載のプレスフィット端子が装着されるハウジングを備え、前記プレスフィット部が基板のスルーホールに接続されるコネクタであって、前記ハウジングには、前記係止部に係止される係止孔が形成されている、コネクタである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、プレスフィット端子が変形することを防止し、ショルダー部を支障なく押圧することができる構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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