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公開番号2025116528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011002
出願日2024-01-29
発明の名称電線、および電線製造方法
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20250801BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な構成で電線経路を規制できる電線、および電線製造方法を提供する。
【解決手段】電線1は、芯線となる撚り線2と、撚り線2を被覆する絶縁被覆3と、を備える。電線1は、屈曲部5と、屈曲部5を周囲から覆う被覆部9と、を備える。屈曲部5は、長さ方向の途中で絶縁被覆3が省略された部分であり、かつ、外部に露出した撚り線2が曲げ加工されて形成されている。屈曲部5は、撚り線2が固化された加工部6を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
芯線となる撚り線と、前記撚り線を被覆する絶縁被覆と、を備えた電線であって、
長さ方向の途中で前記絶縁被覆が省略された部分であり、かつ、外部に露出した前記撚り線が曲げ加工されて形成された屈曲部と、
前記屈曲部を周囲から覆う被覆部と、を備え、
前記屈曲部は、前記撚り線が固化された加工部を有する、電線。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記屈曲部および前記被覆部は、中空状の電線収容体の内部に収容されるとともに、前記電線収容体の交差する一対の壁部の内面に沿って配策され、
前記屈曲部の屈曲角度は、前記一対の壁部が交差して形成される角部に沿う値に設定されている、請求項1に記載の電線。
【請求項3】
前記加工部は、前記撚り線を溶着によって固化することにより形成されている、請求項1に記載の電線。
【請求項4】
前記被覆部は、筒状の熱収縮材料である、請求項1に記載の電線。
【請求項5】
前記被覆部は、内面に接着剤を有する、請求項1に記載の電線。
【請求項6】
芯線となる撚り線と、前記撚り線を被覆する絶縁被覆と、を備えた電線を製造するための電線製造方法であって、
前記絶縁被覆を長さ方向の途中で省略して前記撚り線を露出させる露出工程と、
外部に露出した前記撚り線を曲げ加工して屈曲部を形成する曲げ工程と、
前記屈曲部を溶接することによって固化する溶接工程と、
固化された前記屈曲部を被覆部によって被覆する被覆工程と、を備えた、電線製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線、および電線製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、車体にボルト等で固定可能な経路規制部材によって電線が配策されたワイヤハーネスが周知である。特許文献1は、電線が所定の経路に沿って配策されるように、電線の屈曲部分において経路規制部材によって電線が車体に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-138300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、経路規制部材を用いずに電線を所定経路に沿って配策する場合、電線の径が大きいほど電線の剛性が高くなるので、電線を所望の経路に沿わせて配策することができなくなる可能性が高くなる。この対策をとるにあたり、設備や部品のコストを増大させることなく、電線の経路を規制できる技術の開発が要望されていた。
【0005】
本開示の目的は、簡易な構成で電線経路を規制できる電線、および電線製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決する電線は、芯線となる撚り線と、前記撚り線を被覆する絶縁被覆と、を備えた構成であって、長さ方向の途中で前記絶縁被覆が省略された部分であり、かつ、外部に露出した前記撚り線が曲げ加工されて形成された屈曲部と、前記屈曲部を周囲から覆う被覆部と、を備え、前記屈曲部は、前記撚り線が固化された加工部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、簡易な構成で電線経路を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、電線の斜視図である。
図2は、電線の断面図である。
図3(a)、図3(b)は、露出工程の説明図である。
図4は、曲げ工程の説明図である。
図5は、溶接工程の説明図である。
図6は、被覆工程の説明図である。
図7は、従来の位置付けの電線の曲率半径を示す説明図である。
図8は、本例の電線の曲率半径を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示の電線は、芯線となる撚り線と、前記撚り線を被覆する絶縁被覆と、を備えた構成であって、長さ方向の途中で前記絶縁被覆が省略された部分であり、かつ、外部に露出した前記撚り線が曲げ加工されて形成された屈曲部と、前記屈曲部を周囲から覆う被覆部と、を備え、前記屈曲部は、前記撚り線が固化された加工部を有する。
【0010】
本構成によれば、電線の絶縁被覆の一部を省略すること、ならびに、省略によって露出した撚り線を屈曲および固化することにより、電線には配策の経路に沿った屈曲部が形成される。このため、新たな設備や部品を用いる必要なく、配策経路に沿った形状の電線を製造することが可能となる。よって、簡易な構成で電線経路を規制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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