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公開番号
2025117744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012626
出願日
2024-01-31
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】変形する余地を設けてゴム栓のシール性が低下することを防止し得る技術を提供する。
【解決手段】ハウジング10の後面には一括ゴム栓12を収容する収容凹部10Bが形成されている。収容凹部10Bは、一括ゴム栓12の前面に対向する奥面10Eと、一括ゴム栓12の外周面12Gに対向する内周面10Gと、を有する。ホルダ11は、一括ゴム栓12の後面に対向する押さえ面11Eを有する。一括ゴム栓12の後面は、各シール孔12Aを一括して取り囲む後面外周部12Fを有している。一括ゴム栓12は、後面外周部12Fから後方に突出する後方リップ12Cを有している。後方リップ12Cは、一括ゴム栓12の後面における後方リップ12C以外の部分より大きい圧縮量(ラップ量)でホルダ11の押さえ面11Eに圧縮された状態で密着する。一括ゴム栓12の外周面12Gは、収容凹部10Bの内周面10Gから離れて配置されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のキャビティを有するハウジングと、
各前記キャビティに収容される複数の端子金具と、
各前記キャビティに後方から連通する複数のシール孔が前後方向に貫通して形成された一括ゴム栓と、
前記ハウジングとの間に前記一括ゴム栓を保持するホルダと、
を備え、
各前記シール孔には、前記端子金具に接続された電線が液密に配置され、
前記ハウジングの後面には、前記一括ゴム栓を収容する収容凹部が開口して形成され、
前記収容凹部は、前記一括ゴム栓の前面に対向する奥面と、前記一括ゴム栓の外周面に対向する内周面と、を有し、
前記ホルダは、前記一括ゴム栓の後面に対向する押さえ面を有し、
前記一括ゴム栓の後面は、各前記シール孔の後端開口を一括して取り囲む後面外周部を有し、
前記一括ゴム栓は、前記後面外周部から後方に突出する後方リップを有し、
前記後方リップは、前記一括ゴム栓の後面における前記後方リップ以外の部分よりも大きい圧縮量で前記ホルダの前記押さえ面に圧縮された状態で密着するように構成され、
前記一括ゴム栓の外周面は、前記収容凹部の前記内周面から離れて配置されている、コネクタ。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
複数のキャビティを有するハウジングと、
各前記キャビティに収容される複数の端子金具と、
各前記キャビティに後方から連通する複数のシール孔が前後方向に貫通して形成された一括ゴム栓と、
前記ハウジングとの間に前記一括ゴム栓を保持するホルダと、
を備え、
各前記シール孔には、前記端子金具に接続された電線が液密に配置され、
前記ハウジングの後面には、前記一括ゴム栓を収容する収容凹部が開口して形成され、
前記収容凹部は、前記一括ゴム栓の前面に対向する奥面と、前記一括ゴム栓の外周面に対向する内周面と、を有し、
前記ホルダは、前記一括ゴム栓の後面に対向する押さえ面を有し、
前記一括ゴム栓の前面は、各前記シール孔の前端開口を一括して取り囲む前面外周部を有し、
前記一括ゴム栓は、前記前面外周部から前方に突出する前方リップを有し、
前記前方リップは、前記一括ゴム栓の前面における前記前方リップ以外の部分よりも大きい圧縮量で圧縮された状態で前記収容凹部の前記奥面に密着するように構成され、
前記一括ゴム栓の外周面は、前記収容凹部の前記内周面から離れて配置されている、コネクタ。
【請求項3】
前記収容凹部の前記奥面と前記ホルダの前記押さえ面の少なくとも一方には、位置決めボスが突出して形成され、
前記一括ゴム栓の前面と後面のうち、前記位置決めボスと対向する面には、前記位置決めボスが嵌合する位置決め凹部が形成されている、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングに形成された収容空間に対して端子金具の挿入方向と交差する方向から一括ゴム栓を組み付ける技術が開示されている。特許文献2には、マットシールをハウジングに対して後方から組み付ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-190549号公報
特開2019-145355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような構成の場合、一括ゴム栓の各外周面を、収容空間を構成する各外周面に対向する面に接触させている。しかし、このような構成の場合、一括ゴム栓に端子金具を挿通する際に面によって一括ゴム栓が外側に逃げるように変形する余地がなくなってしまい、最悪の場合、端子金具によって一括ゴム栓が傷ついてしまい、シール性が低下する懸念がある。
【0005】
そこで、本開示は、変形する余地を設けてゴム栓のシール性が低下することを防止し得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示のコネクタは、
複数のキャビティを有するハウジングと、
各前記キャビティに収容される複数の端子金具と、
各前記キャビティに後方から連通する複数のシール孔が前後方向に貫通して形成された一括ゴム栓と、
前記ハウジングとの間に前記一括ゴム栓を保持するホルダと、
を備え、
各前記シール孔には、前記端子金具に接続された電線が液密に配置され、
前記ハウジングの後面には、前記一括ゴム栓を収容する収容凹部が開口して形成され、
前記収容凹部は、前記一括ゴム栓の前面に対向する奥面と、前記一括ゴム栓の外周面に対向する内周面と、を有し、
前記ホルダは、前記一括ゴム栓の後面に対向する押さえ面を有し、
前記一括ゴム栓の後面は、各前記シール孔の後端開口を一括して取り囲む後面外周部を有し、
前記一括ゴム栓は、前記後面外周部から後方に突出する後方リップを有し、
前記後方リップは、前記一括ゴム栓の後面における前記後方リップ以外の部分よりも大きい圧縮量で前記ホルダの前記押さえ面に圧縮された状態で密着するように構成され、
前記一括ゴム栓の外周面は、前記収容凹部の前記内周面から離れて配置されている。
【0007】
第2の開示のコネクタは、
複数のキャビティを有するハウジングと、
各前記キャビティに収容される複数の端子金具と、
各前記キャビティに後方から連通する複数のシール孔が前後方向に貫通して形成された一括ゴム栓と、
前記ハウジングとの間に前記一括ゴム栓を保持するホルダと、を備え、
各前記シール孔には、前記端子金具に接続された電線が液密に配置され、
前記ハウジングの後面には、前記一括ゴム栓を収容する収容凹部が開口して形成され、
前記収容凹部は、前記一括ゴム栓の前面に対向する奥面と、前記一括ゴム栓の外周面に対向する内周面と、を有し、
前記ホルダは、前記一括ゴム栓の後面に対向する押さえ面を有し、
前記一括ゴム栓の前面は、各前記シール孔の前端開口を一括して取り囲む前面外周部を有し、
前記一括ゴム栓は、前記前面外周部から前方に突出する前方リップを有し、
前記前方リップは、前記一括ゴム栓の前面における前記前方リップ以外の部分よりも大きい圧縮量で圧縮された状態で前記収容凹部の前記奥面に密着するように構成され、
前記一括ゴム栓の外周面は、前記収容凹部の前記内周面から離れて配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、変形する余地を設けてゴム栓のシール性が低下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタを示す斜視図である。
図2は、コネクタを示す分解斜視図である。
図3は、ハウジングを示す斜視図である。
図4は、ハウジングの側断面図である。
図5は、ホルダを示す斜視図である。
図6は、一括ゴム栓を示す斜視図である。
図7は、図6におけるA-A断面図である。
図8は、図6におけるB-B断面図である。
図9は、コネクタを示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)複数のキャビティを有するハウジングと、
各前記キャビティに収容される複数の端子金具と、
各前記キャビティに後方から連通する複数のシール孔が前後方向に貫通して形成された一括ゴム栓と、
前記ハウジングとの間に前記一括ゴム栓を保持するホルダと、
を備え、
各前記シール孔には、前記端子金具に接続された電線が液密に配置され、
前記ハウジングの後面には、前記一括ゴム栓を収容する収容凹部が開口して形成され、
前記収容凹部は、前記一括ゴム栓の前面に対向する奥面と、前記一括ゴム栓の外周面に対向する内周面と、を有し、
前記ホルダは、前記一括ゴム栓の後面に対向する押さえ面を有し、
前記一括ゴム栓の後面は、各前記シール孔の後端開口を一括して取り囲む後面外周部を有し、
前記一括ゴム栓は、前記後面外周部から後方に突出する後方リップを有し、
前記後方リップは、前記一括ゴム栓の後面における前記後方リップ以外の部分よりも大きい圧縮量で前記ホルダの前記押さえ面に圧縮された状態で密着するように構成され、
前記一括ゴム栓の外周面は、前記収容凹部の前記内周面から離れて配置されている、コネクタ。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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