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公開番号
2025114136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008625
出願日
2024-01-24
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/639 20060101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】嵌合時のロックアームの反力を増加させ、ロックフィーリングの向上を図ることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、互いに嵌合可能な第1コネクタ20および第2コネクタ60を備える。第1コネクタ20は、前後方向に延びて、前端部31を支点として前後方向と交差する方向に弾性変形可能なロックアーム28を有している。第2コネクタ60は、ロックアーム28と係止するロック部67と、ロック部67よりも後方に位置して第1コネクタ20および第2コネクタ60の嵌合過程で弾性変形するロックアーム28の後端部34と接触し、後端部34が前記ロックアームの弾性変形方向に変位するのを抑制する当接部73を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに嵌合可能な第1コネクタおよび第2コネクタを備え、
前記第2コネクタに対する前記第1コネクタの嵌合方向を前方とし、その反対方向を後方としたときに、
前記第1コネクタは、前後方向に延び、前端部を支点として前後方向と交差する方向に弾性変形可能なロックアームを有し、
前記第2コネクタは、前記ロックアームと係止するロック部と、前記ロック部よりも後方に位置して前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で弾性変形する前記ロックアームの後端部と接触し、その接触位置から前記後端部が前記ロックアームの弾性変形方向に変位するのを抑制する当接部を有している、コネクタ。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記第1コネクタは、第1端子金具を収容するハウジング本体を有し、前記ロックアームの前記前端部は、前記ハウジング本体の前端側に連結され、前記ロックアームの前記後端部は、前記ハウジング本体よりも後方に位置している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第2コネクタは、前記ハウジング本体と嵌合する嵌合部を有し、
前記ロック部は、前記嵌合部に形成され、
前記当接部は、前記嵌合部よりも後方に位置し、
前記第2コネクタは、前記嵌合部から後方に突出し、前記ロックアームが弾性変形する方向と前後方向の両方向と交差する幅方向に対をなして配置される壁状の突出部を有し、
前記対をなして配置される前記突出部は、前記当接部の幅方向両側に位置している、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記当接部は、前記対をなして配置される前記突出部の各々に一体に連結されている、請求項3に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、互いに嵌合可能(接合可能)なコネクタおよび相手側コネクタを開示している。コネクタは、端子を収容可能なハウジング本体と、ハウジング本体から突出して後方(相手側コネクタに対するコネクタの嵌合方向とは反対方向)に延びるロックアームと、を有している。ロックアームは、コネクタの嵌合過程でハウジング本体に連なる連結部を支点として弾性変形し、嵌合完了時に弾性復帰して相手側コネクタの係止爪に係止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-201259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタおよび相手側コネクタの嵌合完了時に、ロックアームが弾性復帰することでロックが掛かったことを認識する、いわゆるロックフィーリングを得るには、ロックアームの撓み量を大きくとり、ロックアームの弾性復帰速度が速くなるように設定することが望まれる。例えば、特許文献1において、ロックアームを片持ち梁形状から両持ち梁形状に変更する等し、ロックアームの弾性力を調整することにより、ロックフィーリングの向上を図ることが可能となる。しかし、特許文献1において、仮に、ロックアームを両持ち梁形状にすると、コネクタの嵌合抵抗が大きくなり、コネクタ嵌合時の作業性の悪化を招く懸念がある。また、既存のロックアームを有しているメスハウジングの形状を変更できないといった事情が存在することもある。
【0005】
そこで、本開示は、嵌合時のロックアームの反力を増加させ、ロックフィーリングの向上を図ることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、互いに嵌合可能な第1コネクタおよび第2コネクタを備え、前記第2コネクタに対する前記第1コネクタの嵌合方向を前方とし、その反対方向を後方としたときに、前記第1コネクタは、前後方向に延び、前端部を支点として前後方向と交差する方向に弾性変形可能なロックアームを有し、前記第2コネクタは、前記ロックアームと係止するロック部と、前記ロック部よりも後方に位置して前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で弾性変形する前記ロックアームの後端部と接触し、その接触位置から前記後端部が前記ロックアームの弾性変形方向に変位するのを抑制する当接部を有している、コネクタ。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、嵌合時のロックアームの反力を増加させ、ロックフィーリングの向上を図ることが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態1のコネクタにおいて、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程でロックアームの後端部が当接部に接触した状態を拡大して示す側断面図である。
図2は、本実施形態1のコネクタにおいて、第1コネクタおよび第2コネクタが嵌合された状態を示す側断面図である。
図3は、本実施形態1のコネクタにおいて、嵌合状態にある第1コネクタおよび第2コネクタの上端側の構造を拡大して示す背面図である。
図4は、本実施形態1のコネクタにおいて、第1ハウジングを斜め前上方から見た斜視図である。
図5は、本実施形態1のコネクタにおいて、第1ハウジングを上方から見た平面図である。
図6は、本実施形態1のコネクタにおいて、第2ハウジングを斜め後上方から見た斜視図である。
図7は、本実施形態1のコネクタにおいて、第2ハウジングを後方から見た背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)互いに嵌合可能な第1コネクタおよび第2コネクタを備え、前記第2コネクタに対する前記第1コネクタの嵌合方向を前方とし、その反対方向を後方としたときに、前記第1コネクタは、前後方向に延び、前端部を支点として前後方向と交差する方向に弾性変形可能なロックアームを有し、前記第2コネクタは、前記ロックアームと係止するロック部と、前記ロック部よりも後方に位置して前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で弾性変形する前記ロックアームの後端部と接触し、その接触位置から前記後端部が前記ロックアームの弾性変形方向に変位するのを抑制する当接部を有している。
【0010】
第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程で、第2コネクタの当接部がロックアームの後端部と接触し、ロックアームの後端部の変位が抑制されることにより、ロックアームが当接部と前端部とに支持された実質的な両持ち梁状態で弾性変形することができる。このため、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合完了時にロックアームの反力を増加させることができ、ロックフィーリングの向上を図ることができる。
第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程で、第2コネクタの当接部がロックアームの後端部と接触するまでの間は、ロックアームが前端部を支点として片持ち梁状に弾性変形するので、第1コネクタの嵌合抵抗が大きくなるのを回避できる。また、当接部が第2コネクタに含まれるので、ロックアームを有している第1コネクタの形状を設計変更する必要がない。
(【0011】以降は省略されています)
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