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公開番号
2025127510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024226
出願日
2024-02-21
発明の名称
端子金具
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20250826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ゴム栓を圧着する際に端子金具よりも後方のゴム栓が圧着される部分に対して屈曲することを抑制することができる端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具10は、前後方向に帯状に延びる基部13Aと、基部13Aの左縁から立ち上がるバレル片13Bと、バレル片13Bよりも後方に配置され基部13Aの右縁から立ち上がる押さえ片13Cと、を有している。バレル片13Bは、基部13Aとの間に電線Wの端末部に装着されたゴム栓30を圧着するものである。押さえ片13Cは、基部13Aに対するゴム栓30のゴム栓本体30Aの傾きを抑制するものである。基部13Aは、バレル片13Bの先端部と押さえ片13Cの先端部との間の部分に上向きに突出してゴム栓30の下面に食い込む突部13Dを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
前後方向に帯状に延びる基部と、
前記基部の左右方向の少なくとも一方の縁から立ち上がるバレル片と、
前記バレル片よりも後方に配置され前記基部の左右方向の少なくとも他方の縁から立ち上がる押さえ片と、
を有し、
前記バレル片は、前記基部との間に電線の端末部に装着されたゴム栓を圧着するものであり、
前記押さえ片は、前記ゴム栓の上面に上方から接触して前記基部に対する前記ゴム栓の傾きを抑制するものであり、
前記基部は、前記バレル片の先端部と前記押さえ片の先端部との間の部分に上向きに突出して前記ゴム栓の下面に食い込む突部を有している、端子金具。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記バレル片が前記ゴム栓に圧着し、前記ゴム栓の前記傾きを前記押さえ片が抑制した状態において、前記押さえ片のビニルハイトは、前記バレル片のビニルハイトよりも高い、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記押さえ片と前記ゴム栓との接触面積は、前記バレル片と前記ゴム栓との接触面積よりも大きい、請求項2に記載の端子金具。
【請求項4】
前記突部の突出寸法は、前記基部の板厚寸法の1/4以上1/2以下である、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の端子金具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子金具に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1から14には、インシュレーションバレル、又はインシュレーションバレルに相当する部位によって、電線とともに防水ゴム栓が圧着される技術が開示されている。特許文献15には、防水コネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-203636号公報
特開2003-168514号公報
特開平9-171850号公報
特開2002-190347号公報
特開2010-102853号公報
特開2011-14420号公報
特開2011-14421号公報
特開2011-170996号公報
特開2013-54832号公報
特開2015-201403号公報
実開平5-2382号公報
実全昭60-80680号公報
実全昭63-202074号公報
実全平03-104955号公報
特開2016-143574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図5に示すように、従来の端子金具90においては、インシュレーションバレル91によって、電線W2とともに防水ゴム栓93を圧着すると、インシュレーションバレル91の先端部が防水ゴム栓93の外周面の一部に食い込む。これにより、インシュレーションバレル91の後方に突出する電線W2及び防水ゴム栓93が、インシュレーションバレル91の先端部が食い込んだ側(図5における上側)に傾くように屈曲してしまう場合がある。このように防水ゴム栓93が上向きに屈曲した状態で圧着された端子金具90は、キャビティ94に対して傾いて収容される懸念があり、キャビティ94のランス95に端子金具90の係止片90Aが係止する係り代が減少して端子金具90がキャビティ94から抜け出てしまう懸念がある。このため、防水ゴム栓を圧着する際に生じる防水ゴム栓の屈曲を防止する技術が望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、ゴム栓を圧着する際に端子金具よりも後方のゴム栓が圧着される部分に対して屈曲することを抑制することができる端子金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子金具は、
前後方向に帯状に延びる基部と、
前記基部の左右方向の少なくとも一方の縁から立ち上がるバレル片と、
前記バレル片よりも後方に配置され前記基部の左右方向の少なくとも他方の縁から立ち上がる押さえ片と、
を有し、
前記バレル片は、前記基部との間に電線の端末部に装着されたゴム栓を圧着するものであり、
前記押さえ片は、前記ゴム栓の上面に上方から接触して前記基部に対する前記ゴム栓の傾きを抑制するものであり、
前記基部は、前記バレル片の先端部と前記押さえ片の先端部との間の部分に上向きに突出して前記ゴム栓の下面に食い込む突部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、バレル片によってゴム栓を圧着することによるゴム栓の屈曲を押さえ片によって抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の端子金具、電線及びゴム栓を示す分解斜視図である。
図2は、本開示の端子金具の圧着状態を示す側面図である。
図3は、本開示のゴム栓を半割して示す断面斜視図である。
図4は、本開示の端子金具をハウジングに収容した状態を示す側断面図である。
図5は、従来の端子金具の圧着状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)前後方向に帯状に延びる基部と、
前記基部の左右方向の少なくとも一方の縁から立ち上がるバレル片と、
前記バレル片よりも後方に配置され前記基部の左右方向の少なくとも他方の縁から立ち上がる押さえ片と、
を有し、
前記バレル片は、前記基部との間に電線の端末部に装着されたゴム栓を圧着するものであり、
前記押さえ片は、前記ゴム栓の上面に上方から接触して前記基部に対する前記ゴム栓の傾きを抑制するものであり、
前記基部は、前記バレル片の先端部と前記押さえ片の先端部との間の部分に上向きに突出して前記ゴム栓の下面に食い込む突部を有している、端子金具。
【0010】
(1)の端子金具は、バレル片によってゴム栓を電線とともに圧着する。このとき、基部が有する突部を支点とするように突部よりも後方のゴム栓が傾く。そして、このゴム栓の傾きが押さえ片によって抑制される。また、突部がゴム栓に食い込むため、ゴム栓が端子金具から脱落することを防止する。ここで、後方に配置されるとは、バレル片全体よりも後方に配置される部分を有していればよいという意味である。また、バレル片と押さえ片との間の部分とは、バレル片と押さえ片が前後方向において重なっている場合、この重なっている部分を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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