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公開番号2025140540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040004
出願日2024-03-14
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/64 20060101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】相手コネクタとの接続信頼性を向上できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、端子20と、端子20を保持するハウジング30と、ハウジング30の内部に収容されるとともに、第1軸線Xに沿って第1位置と第2位置とに移動可能に設けられたスライダ60と、スライダ60を付勢するスプリング70と、を有する。スプリング70は、第1軸線Xと交差する第2軸線Yに向かって延びる一対のアーム71と、一対のアーム71を連結するとともにスライダ60に接触する連結部75と、を有する。連結部75は、第1軸線Xおよび第2軸線Yの双方と交差する第3軸線Zに沿って延びている。スプリング70は、連結部75が第3軸線Zに沿ってスライダ60に接触された状態で、スライダ60を第1位置に向けて付勢する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端子と、
前記端子を保持するハウジングと、
前記ハウジングの内部に収容されるとともに、第1軸線に沿って第1位置と第2位置とに移動可能に設けられたスライダと、
前記スライダを付勢するスプリングと、を有し、
前記スプリングは、
前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って延びる一対のアームと、
前記一対のアームを連結するとともに前記スライダに接触する連結部と、を有し、
前記連結部は、前記第1軸線および前記第2軸線の双方と交差する第3軸線に沿って延びており、
前記スプリングは、前記連結部が前記第3軸線に沿って前記スライダに接触された状態で、前記スライダを前記第1位置に向けて付勢する、コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記一対のアームの各々は、前記連結部と接続される第1端部と、前記第1端部の反対側に設けられた第2端部とを有し、
前記スプリングは、前記第2端部から前記第1端部に向かって折り返された折り返し部を更に有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記スプリングは、前記折り返し部から前記第3軸線に沿って延びる延長部を更に有し、
前記延長部は、前記ハウジングの内面に接触可能である、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記一対のアームの各々は、前記連結部から第1斜め方向に立ち上がる立上り部と、前記立上り部の端部から前記第1斜め方向と交差する第2斜め方向に立ち下がる立下り部と、を有し、
前記立上り部は、前記連結部から離れるに連れて、前記スライダから離れる方向に傾斜している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記スライダは、相手コネクタとの嵌合を保証する嵌合保証部を有し、
前記嵌合保証部は、前記相手コネクタが有する相手側嵌合保証部に押圧される部分であり、
前記連結部は、前記第1軸線から見た平面視において、前記嵌合保証部と重なる位置に設けられている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ハウジングは、前記第1軸線に沿って延びるガイド溝を有し、
前記スライダは、前記ガイド溝に嵌合するとともに前記第1軸線に沿って延びるガイド凸部を有し、
前記ガイド凸部は、前記第2軸線において前記ガイド溝と係合可能に形成されており、
前記スライダは、前記ガイド凸部が前記ガイド溝に嵌合した状態で、前記第1軸線に沿って移動可能である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記スライダは、前記アームおよび前記連結部が収容されるスプリング収容部を有し、
前記スプリング収容部は、底面と、前記底面から突出する壁部とを有し、
前記壁部は、前記スプリングを前記スプリング収容部の内部空間に誘い込む誘導部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記ハウジングは、
前記端子を収容する端子収容部を有するハウジング本体と、
前記ハウジング本体に取り付けられるカバー部材と、を有し、
前記ハウジングは、前記ハウジング本体と前記カバー部材とが合体されることにより、前記スライダの外周と前記端子の外周とを包囲する筒状に形成されている、請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両には、エアバッグインフレータ等の制御に用いられるコネクタ、所謂スクイブコネクタが搭載される(例えば、特許文献1参照)。この種のコネクタは、端子と、端子を保持するハウジングと、ハウジングの内部に収容されたスライダと、スライダを付勢するスプリングとを備えている。スプリングは、スライダを押さえつける一対の作動アームと、一対の作動アームの各々の端部に設けられたねじりコイル部とを有している。上記コネクタでは、スプリングの付勢力によりスライダをスライドさせる方式によって、コネクタと相手コネクタとの嵌合保証を行っている。具体的には、スライダは、コネクタと相手コネクタとの嵌合時に、スプリングの反力を受けながら後方に移動される。そして、コネクタと相手コネクタとの嵌合完了後に、スライダは、スプリングの反力により前方に移動される。具体的には、スライダは、一対の作動アームによって押さえつけられて前方に移動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-21397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、相手コネクタとの接続信頼性を更に向上させることが望まれている。
本開示の目的は、相手コネクタとの接続信頼性を向上できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、端子と、前記端子を保持するハウジングと、前記ハウジングの内部に収容されるとともに、第1軸線に沿って第1位置と第2位置とに移動可能に設けられたスライダと、前記スライダを付勢するスプリングと、を有し、前記スプリングは、前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って延びる一対のアームと、前記一対のアームを連結するとともに前記スライダに接触する連結部と、を有し、前記連結部は、前記第1軸線および前記第2軸線の双方と交差する第3軸線に沿って延びており、前記スプリングは、前記連結部が前記第3軸線に沿って前記スライダに接触された状態で、前記スライダを前記第1位置に向けて付勢する。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタによれば、相手コネクタとの接続信頼性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のコネクタおよび相手コネクタを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のコネクタの一部を示す平面図である。
図4は、一実施形態のコネクタを示す断面図(図3における4-4線断面図)である。
図5は、一実施形態のスライダを示す斜視図である。
図6は、一実施形態のコネクタを示す断面図(図3における6-6線断面図)である。
図7は、一実施形態のコネクタを示す断面図である。
図8は、一実施形態のコネクタを示す断面図である。
図9は、一実施形態のコネクタおよび相手コネクタを示す断面図(図3における9-9線断面図)である。
図10は、一実施形態のコネクタおよび相手コネクタを示す断面図である。
図11は、一実施形態のコネクタおよび相手コネクタを示す断面図である。
図12は、一実施形態のコネクタおよび相手コネクタを示す断面図である。
図13は、一実施形態のコネクタの一部を示す断面斜視図である。
図14は、一実施形態のコネクタの一部を示す断面斜視図である。
図15は、一実施形態のスプリングを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、端子と、前記端子を保持するハウジングと、前記ハウジングの内部に収容されるとともに、第1軸線に沿って第1位置と第2位置とに移動可能に設けられたスライダと、前記スライダを付勢するスプリングと、を有し、前記スプリングは、前記第1軸線と交差する第2軸線に沿って延びる一対のアームと、前記一対のアームを連結するとともに前記スライダに接触する連結部と、を有し、前記連結部は、前記第1軸線および前記第2軸線の双方と交差する第3軸線に沿って延びており、前記スプリングは、前記連結部が前記第3軸線に沿って前記スライダに接触された状態で、前記スライダを前記第1位置に向けて付勢する。
【0009】
この構成によれば、一対のアームを連結する連結部が第3軸線に沿ってスライダに線接触された状態で、スライダがスプリングにより第1位置に向けて付勢される。これにより、一対のアームのみがスライダに接触する場合に比べて、スプリングとスライダとの接触領域、特に第3軸線に沿う接触領域を増大させることができる。このため、スプリングの付勢力によりスライダが第1軸線に沿って第2位置から第1位置に移動する際に、スライダに対してバランス良く付勢力を付与することができ、スライダをバランス良く移動させることができる。したがって、スライダが第2位置から第1位置に移動する際に、スライダが第3軸線に対して傾くことを好適に抑制でき、スライダを安定した姿勢で可動させることができる。この結果、スプリングのばね反力をスライダに好適に付与させることができるため、スプリングおよびスライダを利用した相手コネクタとの嵌合保証を好適に行うことができる。このような嵌合保証が好適に機能されることにより、コネクタと相手コネクタとが半嵌合状態となる等の嵌合不良が発生することを好適に抑制できる。この結果、コネクタと相手コネクタとの接続信頼性を向上させることができる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記一対のアームの各々は、前記連結部と接続される第1端部と、前記第1端部の反対側に設けられた第2端部とを有し、前記スプリングは、前記第2端部から前記第1端部に向かって折り返された折り返し部を更に有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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