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公開番号
2025147535
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047826
出願日
2024-03-25
発明の名称
ブラケット付きコネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/74 20060101AFI20250930BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】固定対象への組付作業時における電線と他部材との干渉を抑制すると共に、車両走行時の異音の発生を抑制できる、ブラケット付きコネクタを開示する。
【解決手段】ブラケット付きコネクタ10が、コネクタ16とブラケット20とを備え、ブラケット20は、固定対象18に対向して配置される本体部42と、本体部42に突設されて固定対象18に接触する接触部44と、固定対象18に設けられた嵌合穴26に挿し入れられて組み付けられる嵌合突部48と、コネクタハウジング14が装着されるハウジング装着部52と、コネクタハウジング14から延び出す電線12を保持する電線保持部54と、電線12を電線保持部54に結束するタイバンド58が収容される収容凹溝60を区画する一対の側壁部62と、を有し、接触部44の突出寸法Aが、接触部44が固定対象18に接触した際に、側壁部62の突出端面が固定対象18から離隔するように設定されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コネクタハウジングと、該コネクタハウジングの基端部から延び出す電線と、を含むコネクタと、
前記コネクタを固定対象に固定する固定用のブラケットと、を備え、
前記ブラケットは、
一方の面が前記固定対象に対向して配置される本体部と、
前記本体部の前記一方の面に突設されて前記固定対象に接触する接触部と、
前記接触部に突設されて前記固定対象に設けられた嵌合穴に挿し入れられて離脱不能に組み付けられる嵌合突部と、
前記本体部の他方の面に設けられて前記コネクタハウジングが装着されるハウジング装着部と、
前記本体部から延び出して、前記コネクタハウジングから延び出す前記電線を保持する電線保持部と、
前記電線保持部の突出端部側に配置されて、前記電線を前記電線保持部に結束するタイバンドが収容される収容凹溝を区画する一対の側壁部と、を有し、
前記収容凹溝が、前記固定対象に向かって開口しており、
前記接触部の前記本体部の前記一方の面からの突出寸法が、前記接触部が前記固定対象に接触した際に、前記一対の側壁部の突出端面が前記固定対象から離隔するように設定されている、ブラケット付きコネクタ。
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【請求項2】
前記電線保持部は、前記本体部の一部が前記ハウジング装着部から離隔する方向に延び出して構成されており、前記一対の側壁部が前記本体部の前記一方の面に突設されており、
前記接触部の前記一方の面からの突出寸法が、前記一対の側壁部の突出寸法が高い方の前記一方の面からの突出寸法の2倍以上である、請求項1に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項3】
前記電線保持部の前記固定対象側の面には、前記接触部から前記接触部に近接する側の前記側壁部に向かって延び出して前記接触部と前記側壁部に連接される補強リブが設けられており、前記補強リブの突出端面は、その突出寸法が前記接触部から前記側壁部に向かって小さくなる傾斜面を構成している、請求項1または請求項2に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項4】
前記収容凹溝の前記一対の側壁部において、前記接触部から離隔する側の前記側壁部が、前記接触部に近接する側の前記側壁部の突出端面を越えて突出している、請求項3に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項5】
前記嵌合突部は、前記嵌合穴を貫通して配置される柱状部と、前記柱状部の先端部に片持ち梁状に保持されて、前記柱状部の前記先端部から基端部に向かって斜め外方に向かって突出する一対の弾性係止片を有するクリップによって構成されており、
前記クリップの前記一対の弾性係止片は、前記柱状部を間に挟んで相互に対向する対向方向で弾性変形可能であり、前記各弾性係止片は、前記各弾性片の突出先端側に設けられた係合部を有し、前記嵌合穴に挿し入れられた前記クリップの前記弾性係止片が弾性復帰した際に、前記係合部が前記嵌合穴に係合することで前記クリップの前記嵌合穴からの抜け出しが阻止されるようになっており、
前記本体部の前記一方の面には、相互に離隔して設けられた少なくとも2つの前記クリップが突設されており、
一方の前記クリップにおける前記一対の弾性係止片の前記対向方向が、他方の前記クリップにおける前記一対の弾性係止片の前記対向方向に交差している、請求項1または請求項2に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項6】
前記一方のクリップの前記柱状部の前記基端部は、前記嵌合穴の径方向の両側で前記嵌合穴に当接可能な当接部を有し、前記他方のクリップの前記柱状部の前記基端部は、前記嵌合穴の径方向の両側で前記嵌合穴から隙間を隔てて離隔して前記嵌合穴に当接しない非当接部を有している、請求項5に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項7】
前記ハウジング装着部の内部には、前記コネクタハウジングに係合して前記コネクタハウジングの前記ハウジング装着部からの離脱を阻止するロック部が設けられており、
前記ハウジング装着部に装着された前記コネクタハウジングの前記基端部は、前記ハウジング装着部から外部に突出している、請求項1または請求項2に記載のブラケット付きコネクタ。
【請求項8】
前記本体部の前記他方の面には、少なくとも2つの前記ハウジング装着部が並列に配置されて設けられており、隣接する前記ハウジング装着部は、並列方向で相互に離隔している、請求項7に記載のブラケット付きコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラケット付きコネクタに関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コネクタと、当該コネクタを固定対象に固定する固定用のブラケットと、を備えたブラケット付きコネクタが開示されている。特許文献1では、コネクタが装着された金属製のブラケットが、固定対象に対してボルトで締結されて固定されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-224040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構造では、コネクタハウジングから延び出す電線が何ら保持されていないことから、狭小なスペースに組み付ける必要がある際には、電線と周辺部材とが干渉して組み付け作業性を悪化させるおそれがあった。さらに、ブラケットは固定対象に近接して固定対象に固定されるものであることから、コネクタハウジングから延び出す電線が、車両走行時等に固定対象に当接して異音を生じさせるおそれもあった。
【0005】
そこで、固定対象への組付作業時における電線と他部材との干渉を抑制すると共に、車両走行時の異音の発生を抑制できる、ブラケット付きコネクタを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のブラケット付きコネクタは、コネクタハウジングと、該コネクタハウジングの基端部から延び出す電線と、を含むコネクタと、前記コネクタを固定対象に固定する固定用のブラケットと、を備え、前記ブラケットは、一方の面が前記固定対象に対向して配置される本体部と、前記本体部の前記一方の面に突設されて前記固定対象に接触する接触部と、前記接触部に突設されて前記固定対象に設けられた嵌合穴に挿し入れられて離脱不能に組み付けられる嵌合突部と、前記本体部の他方の面に設けられて前記コネクタハウジングが装着されるハウジング装着部と、前記本体部から延び出して、前記コネクタハウジングから延び出す前記電線を保持する電線保持部と、前記電線保持部の突出端部側に配置されて、前記電線を前記電線保持部に結束するタイバンドが収容される収容凹溝を区画する一対の側壁部と、を有し、前記収容凹溝が、前記固定対象に向かって開口しており、前記接触部の前記本体部の前記一方の面からの突出寸法が、前記接触部が前記固定対象に接触した際に、前記一対の側壁部の突出端面が前記固定対象から離隔するように設定されている、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、固定対象への組付作業時における電線と他部材との干渉を抑制すると共に、車両走行時の異音の発生を抑制できる、ブラケット付きコネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係るブラケット付きコネクタを平面側から示す斜視図である。
図2は、図1に示されたブラケット付きコネクタを底面側から示す斜視図である。
図3は、図1に示されたブラケット付きコネクタにおける平面図である。
図4は、図1に示されたブラケット付きコネクタにおける底面図である。
図5は、図1に示されたブラケット付きコネクタにおける左側面図である。
図6は、図1に示されたブラケット付きコネクタを構成するブラケットを背面側から示す斜視図であって、左側のハウジング装着部に対してコネクタハウジングが装着された状態を示す図である。
図7は、図6に示されたブラケットにおける正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のブラケット付きコネクタは、
(1)コネクタハウジングと、該コネクタハウジングの基端部から延び出す電線と、を含むコネクタと、前記コネクタを固定対象に固定する固定用のブラケットと、を備え、前記ブラケットは、一方の面が前記固定対象に対向して配置される本体部と、前記本体部の前記一方の面に突設されて前記固定対象に接触する接触部と、前記接触部に突設されて前記固定対象に設けられた嵌合穴に挿し入れられて離脱不能に組み付けられる嵌合突部と、前記本体部の他方の面に設けられて前記コネクタハウジングが装着されるハウジング装着部と、前記本体部から延び出して、前記コネクタハウジングから延び出す前記電線を保持する電線保持部と、前記電線保持部の突出端部側に配置されて、前記電線を前記電線保持部に結束するタイバンドが収容される収容凹溝を区画する一対の側壁部と、を有し、前記収容凹溝が、前記固定対象に向かって開口しており、前記接触部の前記本体部の前記一方の面からの突出寸法が、前記接触部が前記固定対象に接触した際に、前記一対の側壁部の突出端面が前記固定対象から離隔するように設定されている、ものである。
【0010】
本開示のブラケット付きコネクタによれば、ブラケットの本体部にコネクタハウジングから延び出す電線を保持する電線保持部が設けられており、電線保持部の突出端部側には、電線を電線保持部に結束するタイバンドが収容される収容凹溝が設けられている。これにより、コネクタハウジングから延び出す電線を電線保持部に対してタイバンドで結束して保持できる。しかも、タイバンドを収容凹溝に収容した状態で保持できることから、タイバンドの電線保持部からの離脱を防いで、電線が電線保持部に固定された状態を有利に維持できる。これにより、ブラケット付きコネクタの配設スペースが狭小である場合であっても、電線と周辺部材とが干渉するリスクを抑制でき、組付作業性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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