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公開番号
2025129599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026334
出願日
2024-02-26
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/629 20060101AFI20250829BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】第1ハウジングおよび第2ハウジングの嵌合作業を円滑に行うことが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】レバー21は、第1ハウジング20に回動可能に支持され、幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対のカム板部39と、幅方向に延びて各カム板部39を連結する連結部と、を有している。カム板部39は、レバー21の回動中心に配置される軸受け部と、導入溝49と、を有している。第2ハウジング60は、幅方向の各側面から突出するカムピン68を有している。カムピン68は、仮係止位置で導入溝49からカム溝の入口46に配置され、本係止位置でカム溝の奥端部に配置される。カムピン68における側面からの突出方向の先端面71には、係止受け部72が形成される。カム板部39における導入溝49の内面には、係止受け部72と接触し、カム板部39の幅方向外側への拡開を抑制する係止部54が形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングと、
前記第1ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を回動可能に支持されるレバーと、を備え、
前記レバーは、幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対のカム板部と、前記幅方向に延びて各カム板部を連結する連結部と、を有し、
前記カム板部は、前記レバーの回動中心に配置される軸受け部と、前記軸受け部の周囲を入口から奥端部にかけて延びるカム溝と、前記カム溝の前記入口から延びて前記カム板部の外周縁に開口する導入溝と、を有し、
前記第2ハウジングは、前記幅方向の各側面から突出するカムピンを有し、
前記カムピンは、前記仮係止位置で前記導入溝から前記カム溝の前記入口に配置され、前記仮係止位置と前記本係止位置との間で前記カム溝の溝面に接触し、前記本係止位置で前記カム溝の前記奥端部に配置され、
前記カムピンにおける前記側面からの突出方向の先端面には、係止受け部が形成され、
前記カム板部における前記導入溝の内面には、前記係止受け部と接触し、前記カム板部の幅方向外側への拡開を抑制する係止部が形成されている、コネクタ。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記係止部は、前記導入溝の範囲内のみに形成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記係止部は、前記導入溝の内面を前記導入溝の延び方向に延びるリブ形状であり、前記係止受け部は、前記カムピンの前記先端面を径方向または弦方向に延びて前記カムピンの外周面に開口する溝形状である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記係止部は、前記導入溝の内面から突出する先端側へ向けて拡張する形状であり、前記係止受け部は、前記カムピンの前記先端面へ向けて溝幅を縮小する形状である、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記カム板部の内面は、前記カム溝が延び方向に沿って開口するカム溝開口部と、前記導入溝が延び方向に沿って開口する導入溝開口部と、前記カム溝開口部と前記導入溝開口部との間に位置して前記カム板部の厚み方向に沿って配置される段差面と、を有し、
前記導入溝開口部は、前記段差面を介して前記カム溝開口部よりも幅方向外側に配置される、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、互いに嵌合可能な第1コネクタハウジング(以下、第1ハウジングと称する)および第2コネクタハウジング(以下、第2ハウジングと称する)と、第2ハウジングに回動可能に支持されるレバーと、を備えたレバー式コネクタを開示している。第1ハウジングの各側面にはカムピンが突出して形成されている。レバーは、幅方向に対向する一対のアーム部と、幅方向に延びて各アーム部に連結される連結部と、を有している。各アーム部には、軸受孔とカム溝とが形成されている。カム溝は、軸受孔の周囲を延びる曲線部と、曲線部の一端からアーム部の外周面にかけて延びる挿入部と、を有している。レバーは、第2ハウジングに跨がるように装着され、軸受孔に第2ハウジングの支持軸を挿入させ、支持軸を中心として仮嵌合状態と本嵌合状態との間を回動可能となっている。
【0003】
第1ハウジングが第2ハウジングに組み付けられると、幅方向で対をなすカムピンが、それぞれ対応するカム溝の挿入部から曲線部の一端側に挿入され、第1ハウジングおよび第2ハウジングが仮嵌合状態に配置される。続いて、レバーが本嵌合状態へ向けて回動される。すると、各カムピンが各カム溝の溝面に沿って接触し、第1ハウジングおよび第2ハウジングが低嵌合力で嵌合される。レバーを装着したコネクタ(レバー式コネクタ)は、特許文献2にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-216065号公報
特開平6-275337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において、第1ハウジングが第2ハウジングに対して傾いた不正姿勢で組み付けられ、幅方向で対をなすカムピンのうち、一方のカムピンが対応するカム溝の曲線部の一端側に深く挿入され、他方のカムピンが対応する挿入部に浅く挿入されて留まることがある。このように、他方のカムピンが挿入部に浅く挿入された状態のままレバーが本嵌合状態に向けて回動されると、他方のカムピンが挿入部から抜け出て、アーム部がカムピンの先端面に乗り上がり、アーム部が幅方向外側に拡開することがある。そうすると、第1ハウジングおよび第2ハウジングを適切に嵌合させることができないという事情がある。
【0006】
そこで、本開示は、第1ハウジングおよび第2ハウジングを適切に嵌合させることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を回動可能に支持されるレバーと、を備え、前記レバーは、幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対のカム板部と、前記幅方向に延びて各カム板部を連結する連結部と、を有し、前記カム板部は、前記レバーの回動中心に配置される軸受け部と、前記軸受け部の周囲を入口から奥端部にかけて延びるカム溝と、前記カム溝の前記入口から延びて前記カム板部の外周縁に開口する導入溝と、を有し、前記第2ハウジングは、前記幅方向の各側面から突出するカムピンを有し、前記カムピンは、前記仮係止位置で前記導入溝から前記カム溝の前記入口に配置され、前記仮係止位置と前記本係止位置との間で前記カム溝の溝面に接触し、前記本係止位置で前記カム溝の前記奥端部に配置され、前記カムピンにおける前記側面からの突出方向の先端面には、係止受け部が形成され、前記カム板部における前記導入溝の内面には、前記係止受け部と接触し、前記カム板部の幅方向外側への拡開を抑制する係止部が形成されている、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、第1ハウジングおよび第2ハウジングを適切に嵌合させることが可能なコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態1のコネクタにおいて、第1ハウジングおよび第2ハウジングが互いに嵌合された状態を示す側断面図である。
図2は、実施形態1のコネクタにおいて、第2コネクタの斜視図である
図3は、実施形態1のコネクタにおいて、第2ハウジングの正面図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおいて、第1端子を省略した第1コネクタの斜視図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーの斜視図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおいて、カム溝の入口および導入溝を含む部分を拡大して示す斜視図である。
図7は、実施形態1のコネクタにおいて、第2ハウジングが第1ハウジングに対して正規姿勢で組み付けられ、カムピンが導入溝に挿入され、係止部が係止受け部に嵌合された状態を拡大して示す、第1コネクタ側から見た場合の正面図である。
図8は、実施形態1のコネクタにおいて、第2ハウジングが第1ハウジングに対して不正姿勢で組み付けられる状態を拡大して示す平面図である。
図9は、実施形態1のコネクタにおいて、図8の左右一端側において、一方のカムピンが対応するカム溝の入口に深く挿入された状態を拡大して示す斜視図である。
図10は、実施形態1のコネクタにおいて、図8の左右他端側において、他方のカムピンが対応する導入溝に挿入され、係止部が係止受け部に嵌合された状態を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を回動可能に支持されるレバーと、を備え、前記レバーは、幅方向に互いに間隔をあけて配置される一対のカム板部と、前記幅方向に延びて各カム板部を連結する連結部と、を有し、前記カム板部は、前記レバーの回動中心に配置される軸受け部と、前記軸受け部の周囲を入口から奥端部にかけて延びるカム溝と、前記カム溝の前記入口から延びて前記カム板部の外周縁に開口する導入溝と、を有し、前記第2ハウジングは、前記幅方向の各側面から突出するカムピンを有し、前記カムピンは、前記仮係止位置で前記導入溝から前記カム溝の前記入口に配置され、前記仮係止位置と前記本係止位置との間で前記カム溝の溝面に接触し、前記本係止位置で前記カム溝の前記奥端部に配置され、前記カムピンにおける前記側面からの突出方向の先端面には、係止受け部が形成され、前記カム板部における前記導入溝の内面には、前記係止受け部と接触し、前記カム板部の幅方向外側への拡開を抑制する係止部が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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