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公開番号2025130273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027341
出願日2024-02-27
発明の名称中継コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250901BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シール部材の脱落を抑制可能にした中継コネクタを提供する。
【解決手段】シール部材40は、環状のシール本体部41と、シール本体部41から延出される固定片42とを有する。固定片42は、固定片42を貫通する貫通孔43を有する。コネクタハウジング20は、貫通孔43に挿入されることにより固定片42を保持する保持ピン52を有する。保持ピン52は、ピン本体部61と、ピン本体部61からその外周側に突出する突出部62とを有する。貫通孔43は、ピン本体部61が挿入される孔本体71と、孔本体71から外周側に窪む第1凹部72とを有する。突出部62は、第1凹部72に入り込んでいる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、
端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、
前記シール部材は、環状のシール本体部と、前記シール本体部から延出される固定片と、を有し、
前記固定片は、当該固定片を貫通する貫通孔を有し、
前記コネクタハウジングは、前記貫通孔に挿入されることにより前記固定片を保持する保持ピンを有し、
前記保持ピンは、ピン本体部と、前記ピン本体部からその外周側に突出する突出部と、を有し、
前記貫通孔は、前記ピン本体部が挿入される孔本体と、前記孔本体から外周側に窪む第1凹部と、を有し、
前記突出部は、前記第1凹部に入り込んでいる、
中継コネクタ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記保持ピンは、前記機器ケースに設けられた位置決め孔に嵌合可能に構成されている、
請求項1に記載の中継コネクタ。
【請求項3】
前記コネクタハウジングは、一対の前記保持ピンを有し、
前記機器ケースは、前記一対の保持ピンにそれぞれ対応する一対の前記位置決め孔を有し、
前記一対の保持ピンは、前記コネクタハウジングの中心軸線を中心として互いに点対称となる位置に設けられている、
請求項2に記載の中継コネクタ。
【請求項4】
前記一対の位置決め孔の各々は、前記突出部が嵌合される第2凹部を有し、
前記一対の保持ピンの各々における前記突出部は、互いに非対称形状をなしている、
請求項3に記載の中継コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、中継コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、機器ケースに取り付けられる中継コネクタが記載されている。中継コネクタは、機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐためのコネクタである。中継コネクタは、端子と、端子を保持するコネクタハウジングと、コネクタハウジングと機器ケースとの間をシールするシール部材とを備える。シール部材は、環状のシール本体部と、シール本体部から内周側に延出する複数の固定片とを有する。コネクタハウジングは、シール部材の各固定片にそれぞれ対応する位置に固定凸部を有している。各固定凸部は、シール部材の各固定片に設けられた孔に挿入されている。これにより、シール部材がコネクタハウジングに保持されるようになっている。そして、シール部材がコネクタハウジングと機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれることにより、コネクタハウジングと機器ケースとの間がシールされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-117307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような中継コネクタでは、コネクタハウジングが機器ケースに組み付けられる前の状態において、シール部材の固定片がコネクタハウジングの固定凸部から外れることにより、シール部材が脱落するおそれがあった。
【0005】
本開示の目的は、シール部材の脱落を抑制可能にした中継コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の中継コネクタは、機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、環状のシール本体部と、前記シール本体部から延出される固定片と、を有し、前記固定片は、当該固定片を貫通する貫通孔を有し、前記コネクタハウジングは、前記貫通孔に挿入されることにより前記固定片を保持する保持ピンを有し、前記保持ピンは、ピン本体部と、前記ピン本体部からその外周側に突出する突出部と、を有し、前記貫通孔は、前記ピン本体部が挿入される孔本体と、前記孔本体から外周側に窪む第1凹部と、を有し、前記突出部は、前記第1凹部に入り込んでいる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の中継コネクタによれば、シール部材の脱落を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態における中継コネクタの斜視図である。
図2は、同実施形態における中継コネクタを下方から見た斜視図である。
図3は、同実施形態における中継コネクタの正面図である。
図4は、同実施形態における中継コネクタの下面図である。
図5は、同実施形態の中継コネクタが取り付けられる機器ケースの平面図である。
図6は、同実施形態におけるシール部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の中継コネクタは、
[1]機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、環状のシール本体部と、前記シール本体部から延出される固定片と、を有し、前記固定片は、当該固定片を貫通する貫通孔を有し、前記コネクタハウジングは、前記貫通孔に挿入されることにより前記固定片を保持する保持ピンを有し、前記保持ピンは、ピン本体部と、前記ピン本体部からその外周側に突出する突出部と、を有し、前記貫通孔は、前記ピン本体部が挿入される孔本体と、前記孔本体から外周側に窪む第1凹部と、を有し、前記突出部は、前記第1凹部に入り込んでいる。
【0010】
この構成によれば、シール部材の貫通孔は、保持ピンの突出部が入り込む第1凹部を有しているため、保持ピンの外周面とシール部材の貫通孔の内周面との接触面積を増加させることができる。このため、保持ピンが貫通孔から抜け出ることを抑制することができ、その結果、シール部材の脱落を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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