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公開番号2025099118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215536
出願日2023-12-21
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/58 20110101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具の基板接続部の位置を定めつつ、小型化が可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手接続部11A及び基板接続部11Bを有する端子金具11と、相手接続部11Aが貫通して保持されるハウジング10と、ハウジング10に装着され、基板接続部11Bを位置決め可能な挿通孔12Dを有するアライメントプレート12と、を備えている。基板接続部11Bにおける挿通孔12D内に配置される部分は、基板接続部11Bの軸方向Adと直交する幅方向に弾性変形可能な弾性部11Dとして構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
相手接続部及び基板接続部を有する端子金具と、
前記相手接続部が貫通して保持されるハウジングと、
前記ハウジングに装着され、前記基板接続部を位置決め可能な挿通孔を有するアライメントプレートと、
を備え、
前記端子金具の前記基板接続部における前記挿通孔内に配置される部分は、前記基板接続部の軸方向と直交する幅方向に弾性変形可能な弾性部として構成されている、コネクタ。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記基板接続部における回路基板のスルーホール内に位置する部分は、前記幅方向に弾性変形可能なプレスフィット部として構成される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記プレスフィット部の前記幅方向における最大幅寸法は、前記挿通孔の前記幅方向における最小寸法よりも小さい、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記弾性部は、前記軸方向に延びて前記軸方向の両端部が連結した一対の延出部と、一対の前記延出部の間に形成された孔部と、を有し、
前記孔部の前記軸方向の寸法は、前記プレスフィット部が有するアイホールの前記軸方向の寸法よりも大きい、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記挿通孔の開口形状は、円形状である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記端子金具は、前記弾性部を挟んで前記プレスフィット部と反対側に前記幅方向に張り出した張出部を有し、
前記張出部の前記軸方向の両端部のうち前記プレスフィット部とは反対側に位置する端部は、前記幅方向に沿った治具押圧面として構成され、
前記弾性部の前記幅方向の外縁は、前記張出部の前記幅方向の外縁と括れなく連なっている、請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンタクト(基板接続部)が挿通される位置決め孔が複数形成されたアライメントプレートが開示されている。このアライメントプレートの各位置決め孔には、複数の弾性片が設けられている。弾性片は、位置決め孔に挿通されたコンタクトに弾性的に接触し、コンタクトを支えてコンタクトの位置が定まるように作用する。特許文献2、3には、単にアライメントプレートに形成した挿通孔に基板接続部を挿通し、これにより基板接続部の位置を定めようとする技術が開示されている。また、特許文献4には、プレスフィットを用いて基板同士を接続する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-226571号公報
特開2022-86496号公報
特開2004-31006号公報
特開2000-260513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実装後、加熱や冷却によってアライメントプレートが膨張又は収縮して変形すると、アライメントプレートの位置決め孔に挿通された端子金具もアライメントプレートにつられて動かされてしまい、基板にストレスがかかるおそれがある。特許文献1のような構成の場合、アライメントプレートが変形しても、弾性片が弾性変形して基板接続部が変形しないように作用する。しかし、特許文献1のものは、弾性片を設けるスペースを各位置決め孔の周囲に確保する必要があるので、隣り合うコンタクト同士の距離をあまり近づけることができない。このため、特許文献1の技術は、コネクタを小型化する場合には不利である。従って、コンタクトの位置を定めつつ、コネクタの小型化を実現できる技術が望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、基板接続部の位置を定めつつ、小型化が可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
相手接続部及び基板接続部を有する端子金具と、
前記相手接続部が貫通して保持されるハウジングと、
前記ハウジングに装着され、前記基板接続部を位置決め可能な挿通孔を有するアライメントプレートと、
を備え、
前記端子金具の前記基板接続部における前記挿通孔内に配置される部分は、前記基板接続部の軸方向と直交する幅方向に弾性変形可能な弾性部として構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、基板接続部の位置を定めつつ、コネクタの小型化をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示のコネクタの分解斜視図である。
図2は、本開示の端子金具の基板接続部を拡大して示す拡大斜視図である。
図3は、本開示のコネクタを後方から見た斜視図である。
図4は、アライメントプレートを取り付ける前であって端子金具を装着したハウジングの一部を後方から見た部分背面図である。
図5は、本開示のアライメントプレートの一部を上方から見た部分平面図である。
図6は、図5におけるA-A断面図である。
図7は、アライメントプレートを取り付けたコネクタを後方から見た部分背面図である。
図8は、図7に示すコネクタを基板に取り付けて後方から見た部分背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)相手接続部及び基板接続部を有する端子金具と、
前記相手接続部が貫通して保持されるハウジングと、
前記ハウジングに装着され、前記基板接続部を位置決め可能な挿通孔を有するアライメントプレートと、
を備え、
前記端子金具の前記基板接続部における前記挿通孔内に配置される部分は、前記基板接続部の軸方向と直交する幅方向に弾性変形可能な弾性部として構成されている、コネクタ。
【0010】
アライメントプレートが加熱又は冷却されると、その体積は膨張又は収縮する。このとき、挿通孔も膨張又は収縮し、挿通孔が大きく又は小さくなる。このため、アライメントプレートが膨張又は収縮すると、基板接続部には、アライメントプレートから軸方向と直交する向きから押圧力が付与され、これにより、基板接続部が接続する回路基板に対してストレスがかかるおそれがある。(1)のコネクタは、アライメントプレートが膨張又は収縮した場合であっても、端子金具の弾性部によってアライメントプレートからの押圧力を吸収し、基板接続部が接続する回路基板にストレスがかかることを防止する構成が可能となる。また、アライメントプレートには弾性変形する構成を不要とし挿通孔の間の距離を狭め易いので、コネクタを小型化する場合には有利である。
(【0011】以降は省略されています)

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