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公開番号
2025097039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213092
出願日
2023-12-18
発明の名称
複合電線、及び複合電線の製造方法
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
7/36 20060101AFI20250623BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】取付対象に取り付けた状態での電線のねじれを防止可能とした複合電線を提供すること。
【解決手段】複合電線11は、第1電線12、第2電線13及び第3電線14と、第1電線12、第2電線13及び第3電線14をまとめて覆う絶縁被覆15とを備える。第1電線12、第2電線13及び第3電線14は、絶縁被覆15の端部15aから外部に突出することで露出する露出部12c,13c,14cを有し、絶縁被覆15の周方向の一部には第1基準線31が設けられ、第1電線12の露出部12cにおける周方向の一部には第2基準線32が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電線と、
前記複数の電線をまとめて覆う絶縁被覆と、
を備えた、複合電線であって、
前記複数の電線は、前記絶縁被覆の端部から外部に突出することで露出する露出部を有し、
前記絶縁被覆の周方向の一部には第1基準マークが設けられ、
前記複数の電線のうちの少なくとも1つの電線における前記露出部の周方向の一部には第2基準マークが設けられている、
複合電線。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記絶縁被覆は、第1取付部材が固定されるとともに前記第1取付部材が有する第1取付部によって第1取付対象に取り付けられるものであり、
前記第2基準マークが設けられる前記電線の前記露出部は、第2取付部材が固定されるとともに前記第2取付部材が有する第2取付部によって第2取付対象に取り付けられるものであり、
前記第1基準マークは、前記絶縁被覆の端部に隣接するねじれ不能範囲から少なくとも前記第1取付部材の固定部位まで連続して設けられている第1基準線であり、
前記第2基準マークは、前記絶縁被覆の端部に隣接するねじれ不能範囲から少なくとも前記第2取付部材の固定部位まで連続して設けられている第2基準線である、
請求項1に記載の複合電線。
【請求項3】
前記第1基準線と前記第2基準線とは、前記絶縁被覆の径方向外側から見て一直線状に設けられている、
請求項2に記載の複合電線。
【請求項4】
前記第1基準線と前記第2基準線とは、前記第1基準線と前記第2基準線との段差が最も小さくなる位置に設けられている、
請求項3に記載の複合電線。
【請求項5】
前記第1基準マークは、前記絶縁被覆に塗られた塗料よりなり、
前記第2基準マークは、前記露出部に塗られた塗料よりなる、
請求項1に記載の複合電線。
【請求項6】
第1取付対象に取り付けられる第1取付部を有し前記絶縁被覆に固定される第1取付部材と、
第2取付対象に取り付けられる第2取付部を有し前記第2基準マークが設けられる前記電線の前記露出部に固定される第2取付部材と、を備えた、
請求項1に記載の複合電線。
【請求項7】
前記複数の電線と前記絶縁被覆との間に設けられるセパレータを備えた、
請求項1に記載の複合電線。
【請求項8】
複数の電線をまとめて覆う絶縁被覆に第1取付部材を固定する第1固定工程と、
前記絶縁被覆の端部から外部に突出することで露出している前記複数の電線における露出部に第2取付部材を固定する第2固定工程と、
を備えた、複合電線の製造方法であって、
前記第1取付部材は、第1取付対象に取り付けられる第1取付部を有するものであり、
前記第2取付部材は、第2取付対象に取り付けられる第2取付部を有するものであり、
前記第1固定工程の前に、前記絶縁被覆の周方向の一部に第1基準マークを設ける第1基準工程と、
前記第2固定工程の前に、前記露出部の周方向の一部に第2基準マークを設ける第2基準工程と、
を備え、
前記第1固定工程では、前記第1基準マークを基準として前記第1取付部の周方向位置を決めつつ前記絶縁被覆に前記第1取付部材を固定し、
前記第2固定工程では、前記第2基準マークを基準として前記第2取付部の周方向位置を決めつつ前記露出部に前記第2取付部材を固定する、
複合電線の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複合電線、及び複合電線の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複合電線としては、複数の電線と、複数の電線をまとめて覆う絶縁被覆とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このような複合電線は、例えば、取付部材によって車両等の取付対象に取り付けられる。例えば、取付部材は、絶縁被覆の外周を覆いつつ絶縁被覆に固定される。また、取付部材は、絶縁被覆の周方向の一部から径方向外側に突出して取付対象に取り付けられる嵌着部等の取付部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-158451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複合電線における複数の電線は、絶縁被覆の端部から外部に突出する露出部を有する場合がある。そして、電線が露出部を有する場合、絶縁被覆の一部を取付対象に取り付けつつ、電線の露出部の一部をも取付対象に取り付けたい場合がある。このような場合、絶縁被覆に固定される取付部材と、電線の露出部に固定される取付部材とを無造作に固定すると、取付部材の取付部の各々がばらばらの方向を向いてしまうことによって、取付対象に取り付けた際に電線がねじれてしまう虞がある。なお、電線がねじれてしまうことは、電線の撓みを生じさせ、ひいては電線が他の部材と衝突するといった不具合を生じさせる原因となる。
【0005】
本開示の目的は、取付対象に取り付けた状態での電線のねじれを防止可能とした複合電線、及び複合電線の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の複合電線は、複数の電線と、前記複数の電線をまとめて覆う絶縁被覆と、を備えた、複合電線であって、前記複数の電線は、前記絶縁被覆の端部から外部に突出することで露出する露出部を有し、前記絶縁被覆の周方向の一部には第1基準マークが設けられ、前記複数の電線のうちの少なくとも1つの電線における前記露出部の周方向の一部には第2基準マークが設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の複合電線、及び複合電線の製造方法によれば、取付対象に取り付けた状態での電線のねじれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態における複合電線の模式側面図である。
図2は、一実施形態における複合電線の一部平面図である。
図3は、図2における3-3線断面図である。
図4は、一実施形態における複合電線の製造方法を説明するための模式側面図である。
図5は、一実施形態における複合電線の製造方法を説明するための模式側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の複合電線は、
[1]複数の電線と、前記複数の電線をまとめて覆う絶縁被覆と、を備えた、複合電線であって、前記複数の電線は、前記絶縁被覆の端部から外部に突出することで露出する露出部を有し、前記絶縁被覆の周方向の一部には第1基準マークが設けられ、前記複数の電線のうちの少なくとも1つの電線における前記露出部の周方向の一部には第2基準マークが設けられている。
【0010】
同構成によれば、絶縁被覆の周方向の一部には第1基準マークが設けられ、複数の電線のうちの少なくとも1つの電線における露出部の周方向の一部には第2基準マークが設けられているため、電線のねじれを防止可能となる。例えば、絶縁被覆に固定されつつ第1取付部が第1取付対象に取り付けられる第1取付部材を絶縁被覆に固定する際、第1基準マークを基準として第1取付部の周方向位置を決める。そして、電線の露出部に固定されつつ第2取付部が第2取付対象に取り付けられる第2取付部材を露出部に固定する際、第2基準マークを基準として第2取付部の周方向位置を決める。これにより、複合電線を第1取付対象及び第2取付対象に取り付けた状態での電線のねじれを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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