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公開番号
2025097069
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213135
出願日
2023-12-18
発明の名称
中継装置、制御方法、及び制御プログラム
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
H04L
12/46 20060101AFI20250623BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】新たな車載装置が車載ネットワークに接続された場合、当該車載装置に適した制御を行う中継装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】車載システムにおいて、複数の車載装置の間の通信を中継する中継装置の制御回路110は、新規車載装置から受信したPDUからヘッダ情報を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された前記ヘッダ情報における特定の領域の情報に基づいて、前記新規車載装置に用いられる制御パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記制御パターンによる制御処理を実行する制御部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の車載装置の間の通信を中継する中継装置であって、
新規車載装置を接続するための通信ポートと、
前記通信ポートに接続された前記新規車載装置から前記通信ポートにおいて受信されたPDUからヘッダ情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記ヘッダ情報における特定の領域の情報に基づいて、前記新規車載装置に用いられる制御パターンを決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記制御パターンによる制御処理を実行する制御部と、
を備える、
中継装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記特定の領域は、送信元アドレスの内部領域であり、
前記送信元アドレスの内部領域には、前記制御パターンに対応するコードが格納されている、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項3】
前記PDUは、イーサネットフレームである、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項4】
前記PDUは、IPパケットである、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項5】
前記PDUは、第1通信プロトコルにおいて用いられる第1PDUと、前記第1通信プロトコルが属するレイヤよりも上位のレイヤに属する第2通信プロトコルにおいて用いられる第2PDUとを含み、
前記ヘッダ情報は、前記第1PDUの第1ヘッダ情報と、前記第2PDUの第2ヘッダ情報とを含み、
前記特定の領域は、前記第1ヘッダにおける第1特定領域と、前記第2ヘッダにおける第2特定領域とを含む、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項6】
前記第1領域は、前記第1通信プロトコルの送信元アドレスの内部領域を含む、
請求項5に記載の中継装置。
【請求項7】
前記第2領域は、前記第2通信プロトコルの送信元アドレスの内部領域を含む、
請求項5に記載の中継装置。
【請求項8】
前記第1特定領域には、前記新規車載装置に用いられる第1制御パターンに対応する第1コードが格納されており、
前記第2特定領域には、前記新規車載装置に用いられる第2制御パターンに対応する第2コードが格納されており、
前記決定部は、前記第1特定領域に格納された前記第1コードに基づいて前記第1制御パターンを決定し、前記第2特定領域に格納された前記第2コードに基づいて前記第2制御パターンを決定し、
前記制御部は、決定された前記第1制御パターンによる第1制御処理と、決定された前記第2制御パターンによる第2制御処理とを実行する、
請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の中継装置。
【請求項9】
前記決定部は、
前記第1コードと前記第1制御パターンとの対応関係を規定した第1テーブルにしたがって、前記第1特定領域に格納された前記第1コードに対応する前記第1制御パターンを決定し、
前記第2コードと前記第2制御パターンとの対応関係を規定した第2テーブルにしたがって、前記第2特定領域に格納された前記第2コードに対応する前記第2制御パターンを決定する、
請求項8に記載の中継装置。
【請求項10】
前記第1特定領域には、第1コードが格納されており、
前記第2特定領域には、第2コードが格納されており、
前記決定部は、前記第1特定領域に格納された前記第1コード及び前記第2特定領域に格納された前記第2コードに基づいて前記制御パターンを決定する、
請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の中継装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、中継装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、エンジン、トランスミッション等を制御する制御系ECU(Electronic Control Unit)、ヘッドライト、パワーウインドウ等を制御するボディ系ECU、ナビゲーション装置、マルチメディア機器等の情報系ECU等、多種の車載装置が搭載される。各車載装置は、車載ネットワークに接続され、相互に通信することができる。
【0003】
新たなECUを車載ネットワークに追加することで、車両に新たな機能を追加することができる。特許文献1には、車載の統合ECUに追加ECUを新たに接続した場合における追加ECUの認証を行うシステムが開示されている。特許文献1に開示されたシステムでは、統合ECUが追加ECUの端末IDを追加ECUから受信し、受信した端末IDと統合ECUの車両側IDとを含む認証要求を車両外のサーバへ送信する。サーバは、受信した認証要求に含まれる車両側IDと端末IDとの組み合わせを、登録部に登録された車両側IDと端末IDとの組み合わせと照合し、追加ECUの認証レベルを決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-081939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
新たな車載装置が車載ネットワークに接続された場合、当該車載装置に適した制御(例えば、電源制御、通信制御)が行われなければならない。特許文献1に開示されたシステムでは、サーバによる認証レベルが決定されなければ、追加ECUに適した制御を行うことができず、また、サーバによる認証には、追加ECUに割り当てられた端末IDが必要となる。すなわち、追加ECUは、統合ECUに接続された場合に、予め定められた仕様に則り、統合ECUからの要求に応じて端末IDを統合ECUに送信する機能を有していなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る中継装置は、複数の車載装置の間の通信を中継する中継装置であって、新規車載装置を接続するための通信ポートと、前記通信ポートに接続された前記新規車載装置から前記通信ポートにおいて受信されたPDUからヘッダ情報を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された前記ヘッダ情報における特定の領域の情報に基づいて、前記新規車載装置に用いられる制御パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記制御パターンによる制御処理を実行する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車載ネットワークにおいて使用される通信プロトコルに対応している車載装置に適した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車載システムの部分構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る制御回路のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、イーサネットフレームのフォーマットを示す図である。
図4は、MACアドレスの特定制御仕様を説明するための図である。
図5は、第1実施形態に係るコートテーブルの一例を示す図である。
図6Aは、ECUの電源制御パターンの第1例を示すグラフである。
図6Bは、ECUの電源制御パターンの第2例を示すグラフである。
図7は、第1実施形態に係る第1中継ECUの機能の一例を示す機能ブロック図である。
図8は、第1実施形態に係る第1中継ECUにおける新規車載装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。
図9は、IPパケットのフォーマットを示す図である。
図10は、IPアドレスの特定制御仕様を説明するための図である。
図11は、第2実施形態に係るコートテーブルの一例を示す図である。
図12は、第4実施形態に係るコードテーブルの一例を示す図である。
図13は、第5実施形態に係るカメラと画像処理ECUとの間の通信の一例を説明するためのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
【0010】
(1) 本実施形態に係る中継装置は、複数の車載装置の間の通信を中継する中継装置であって、新規車載装置を接続するための通信ポートと、前記通信ポートに接続された前記新規車載装置から前記通信ポートにおいて受信されたPDUからヘッダ情報を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された前記ヘッダ情報における特定の領域の情報に基づいて、前記新規車載装置に用いられる制御パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記制御パターンによる制御処理を実行する制御部と、を備える。PDU(Protocol Data Unit)とは、通信プロトコルによって定義される、通信されるデータの最小単位であり、ヘッダとペイロードとを含む。上記構成により、車載ネットワークにおいて使用される通信プロトコルに準拠したPDUのヘッダ情報を用いて制御パターンを決定することができる。したがって、当該通信プロトコルに対応した車載装置に適した制御を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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