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公開番号
2025099997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217058
出願日
2023-12-22
発明の名称
車載装置、情報処理方法及び、車載システム
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
,
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
43/08 20220101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の車載ECUから受信した信頼度データに基づき、異常な車載ECUを特定する車載装置、情報処理方法及び車載システムを提供する。
【解決手段】車載装置2は、車両に搭載される複数の車載ECU6と通信可能に接続されるマスターノードであって、スレーブノードである複数の車載ECUそれぞれから送信される信頼度データに関する処理を行う制御部3を備え、車載ECUから受信した信頼度データに基づき、異常な車載ECUを特定する。車載ECUから送信される信頼度データは、送信元である車載ECU以外の車載ECUに対する正否の評価結果を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載される複数の車載ECUと通信可能に接続される車載装置であって、
複数の前記車載ECUそれぞれから送信される信頼度データに関する処理を行う制御部を備え、
前記車載ECUから送信される信頼度データは、送信元である車載ECU以外となる他の車載ECUに対する正否の評価結果を含み、
前記制御部は、
複数の前記車載ECUそれぞれから送信される前記信頼度データを受信し、
受信した前記信頼度データに基づき、複数の前記車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する
車載装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
複数の前記車載ECUそれぞれから受信した前記信頼度データそれぞれを集約し、
集約した複数の前記信頼度データに基づき、複数の前記車載ECUそれぞれの公平性値を導出し、
導出した前記公平性値それぞれと、前記信頼度データそれぞれとに基づき、前記車載ECUそれぞれの善良性値を導出し、
導出した前記善良性値に基づき、複数の前記車載ECUにおける異常な車載ECUを特定し、
前記公平性値は、いずれかの車載ECUが、他の車載ECUに対し正常であると評価する度合を示し、
前記善良性値は、いずれかの車載ECUに対し、他の車載ECUが正常であると評価する度合を示す
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記制御部は、
複数の車載ECUそれぞれにおいて、いずれかの車載ECUによる評価結果と、他の車載ECUそれぞれによる評価結果を用いて算出した平均偏差との差分を導出し、
導出した前記差分に基づき、いずれかの車載ECUの前記公平性値を導出し、
前記公平性値を導出するにあたり、前記差分の絶対値が大きくなるほど、前記公平性値を小さくする
請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記制御部は、複数の前記車載ECUそれぞれにおいて、現時点までに導出した公平性値に対し、該導出の以降に受信した信頼度データを適用することにより、複数の前記車載ECUそれぞれの前記善良性値を導出する
請求項3に記載の車載装置。
【請求項5】
前記制御部は、
複数の前記車載ECUそれぞれの前記公平性値及び前記善良性値を、アクセス可能な記憶領域に記憶し、
前記車載ECUからの前記信頼度データを受信する都度、前記記憶領域に記憶されている前記公平性値及び前記善良性値を更新する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記記憶領域に記憶されている複数の前記車載ECUそれぞれの前記公平性値及び前記善良性値を、予め定められた所定の周期にて出力する
請求項5に記載の車載装置。
【請求項7】
前記制御部は、複数の前記車載ECUのうち、いずれかの車載ECUの前記善良性値が異常である旨を示す範囲内となった場合、前記記憶領域に記憶されている複数の前記車載ECUそれぞれの前記公平性値及び前記善良性値を出力する
請求項5に記載の車載装置。
【請求項8】
前記制御部は、
複数の前記車載ECUのうち、前記善良性値が異常である旨を示す範囲内となった車載ECUを、異常ECUとして特定し、
特定した前記異常ECUから送信される通信データを無効化するための処理を行う
請求項5に記載の車載装置。
【請求項9】
車両に搭載される複数の車載ECUと通信可能に接続されるコンピュータに、
複数の前記車載ECUそれぞれから送信される信頼度データを受信し、
前記車載ECUから送信される前記信頼度データは、送信元である車載ECU以外となる他の車載ECUに対する正否の評価結果を含むものであり、
受信した前記信頼度データに基づき、複数の前記車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する
処理を実行させる情報処理方法。
【請求項10】
車両に搭載される複数の車載ECUと、複数の前記車載ECUと通信可能に接続される車載装置とを含む車載システムであって、
前記車載ECUは、
自身である該車載ECU以外となる他の車載ECUに対する正否の評価結果を含む信頼度データを生成し、
生成した前記信頼度データを前記車載装置へ送信し、
前記車載装置は、
複数の前記車載ECUそれぞれから送信される前記信頼度データを受信し、
受信した前記信頼度データに基づき、複数の前記車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する
車載システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置、情報処理方法及び、車載システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit)等の複数の装置間で行われる通信に用いられる通信プロトコルには、CAN(Controller Area Network)の通信プロトコルが広く採用されていた。
【0003】
特許文献1においては、車両のCANに接続され、装置診断コマンドにより車載機器に動作を実行させて、この車載機器が送信する状態応答データを取り込み、車載機器の動作状態を判断する検知・制御統合装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-220800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の検知・制御統合装置は、複数の車載ECUそれぞれから受信した信頼度データに基づき、複数の車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する点が、考慮されていない。
【0006】
本開示の目的は、複数の車載ECUそれぞれから受信した信頼度データに基づき、複数の車載ECUにおける異常な車載ECUを特定することができる車載装置等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る車載装置は、車両に搭載される複数の車載ECUと通信可能に接続される車載装置であって、複数の前記車載ECUそれぞれから送信される信頼度データに関する処理を行う制御部を備え、前記車載ECUから送信される信頼度データは、送信元である車載ECU以外となる他の車載ECUに対する正否の評価結果を含み、前記制御部は、複数の前記車載ECUそれぞれから送信される前記信頼度データを受信し、受信した前記信頼度データに基づき、複数の前記車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、複数の車載ECUそれぞれから受信した信頼度データに基づき、複数の車載ECUにおける異常な車載ECUを特定する車載装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る車載装置を含む車載システムの構成を例示する模式図である。
車載装置(マスターノード)及び車載ECU(スレーブノード)の物理構成を例示するブロック図である。
車載ECUの制御部の処理を例示するフローチャートである。
車載ECUにおけるECU-IDテーブルを例示した説明図である。
車載ECUにおける評価テーブルを例示した説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
車載装置における信頼度通知CAN-IDテーブルを例示した説明図である。
車載装置における善良性値及び公平性値の更新処理を例示した説明図である。
車載装置における信頼度データのストア状態(中間データテーブル)を例示した説明図である。
車載装置における信頼度テーブル(善良性・公平性テーブル)を例示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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