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公開番号
2025085040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-04
出願番号
2023198703
出願日
2023-11-23
発明の名称
端子ユニットおよび回り止め部材
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
4/34 20060101AFI20250528BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】回り止め部材が端子金具を保持する機能を維持できる端子ユニットおよび回り止め部材を提供する。
【解決手段】端子ユニット10は、ボルト挿通孔を有する端子金具60と、端子金具60がボルト挿通孔周りに回転するのを規制する回り止め部材20と、を備える。回り止め部材20は、端子金具60よりも軟らかい軟質部材である。そして、回り止め部材20は、端子金具60と係止する係止部21と、係止部21を覆う筒部22と、を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ボルト挿通孔を有する端子金具と、
前記端子金具が前記ボルト挿通孔周りに回転するのを規制する回り止め部材と、を備え、
前記回り止め部材は、前記端子金具よりも軟らかい軟質部材であって、前記端子金具と係止する係止部と、前記係止部を覆う筒部と、を有している、端子ユニット。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記回り止め部材は、前記筒部から前記ボルト挿通孔の貫通方向に突出する回り止め本体部を有し、
前記回り止め本体部における前記筒部との付け根部は、前記筒部に向けて太くなるように形成されている、請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項3】
前記回り止め本体部を前記筒部からの突出方向と直交する方向に沿って切断した断面形状は、H字形状である、請求項2に記載の端子ユニット。
【請求項4】
前記端子金具は、前記筒部の内部に配置される挿入部を有し、
前記挿入部は、前記係止部に係止される被係止部を有している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端子ユニット。
【請求項5】
前記筒部は、前記係止部を包囲する周壁部と、前記周壁部の一端に開口して前記挿入部を受ける挿入口と、前記周壁部の他端を閉塞する端壁部と、を有し、
前記周壁部は、前記係止部を挟んで互いに対向する第1壁部および第2壁部を有し、
前記係止部は、前記端壁部から前記挿入口へ向けて延びる弾性変形可能なアーム部と、前記アーム部の先端部から前記第1壁部へ向けて突出する係止突起と、を有し、
前記筒部の内部において、前記アーム部と前記第1壁部との間には、前記挿入部を位置決めして収容可能な収容空間が形成され、前記アーム部と前記第2壁部との間には、前記アーム部の弾性変形を許容する撓み空間が形成されている、請求項4に記載の端子ユニット。
【請求項6】
ボルト挿通孔を有する端子金具が前記ボルト挿通孔周りに回転するのを規制する樹脂製の回り止め部材であって、前記端子金具と係止する係止部と、前記係止部を覆う筒部と、を有している、回り止め部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、端子ユニットおよび回り止め部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された端子ユニットは、端子金具と、ホルダと、を備えている。端子金具は、接続部を有している。接続部には、ボルト挿通孔が貫通して形成されている。ボルト挿通孔に挿通されるボルトは、パネル(アース用部材)を間に挟んで、ナットに締め付けられる。ホルダは、本体部と、本体部から突出する回り止め部と、を有している。本体部は、接続部を挟んで保持する押え部を有し、接続部に取り付けられる。回り止め部は、パネルに形成された受け孔の内面と接触し、ボルトの締め付け時に端子金具が回転するのを規制する。
【0003】
特許文献1のホルダは合成樹脂製である。パネルにめっきが施されている場合、合成樹脂製の回り止め部がめっき面(塗装面)に接触することにより、めっき面が傷つく事態を防止できる。なお、端子金具の回転を規制する構造は、特許文献2にも開示されている。特許文献3および特許文献4は、ボディ(アース用部材)とアース端子との間に介在する部材として、それぞれ、保持部材および接続部材を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-64861号公報
特開平10-270109号公報
特開平9-147936号公報
特開平9-82384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の場合、端子金具を保持する押え部が外部に露出していた。このため、押え部に異物が干渉する可能性があり、異物との干渉によって押え部の端子保持機能が低下する懸念が多少なりともあった。そこで、回り止め部材による端子金具の保持機能が低下するリスクを最小限に抑えることが望まれた。
【0006】
本開示は、回り止め部材が端子金具を保持する機能を維持できる端子ユニットおよび回り止め部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の端子ユニットは、ボルト挿通孔を有する端子金具と、前記端子金具が前記ボルト挿通孔周りに回転するのを規制する回り止め部材と、を備え、前記回り止め部材は、前記端子金具よりも軟らかい軟質部材であって、前記端子金具と係止する係止部と、前記係止部を覆う筒部と、を有している、端子ユニットである。
本開示の回り止め部材は、ボルト挿通孔を有する端子金具が前記ボルト挿通孔周りに回転するのを規制する樹脂製の回り止め部材であって、前記端子金具と係止する係止部と、前記係止部を覆う筒部と、を有している、回り止め部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、回り止め部材が端子金具を保持する機能を維持できる端子ユニットおよび回り止め部材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態1の端子ユニットの分解斜視図である。
図2は、本開示の実施形態1の端子ユニットの斜視図である。
図3は、本開示の実施形態1の端子ユニットにおいて、端子金具の挿入部が筒部の収容空間に収容され、被係止部が係止部に係止された状態を拡大して示す断面図である。
図4は、本開示の実施形態1の端子ユニットにおいて、回り止め部材の正面図である。
図5は、本開示の実施形態1の端子ユニットにおいて、回り止め部材の背面図である。
図6は、本開示の実施形態1の端子ユニットにおいて、回り止め部材の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子ユニットは、
(1)ボルト挿通孔を有する端子金具と、前記端子金具が前記ボルト挿通孔周りに回転するのを規制する回り止め部材と、を備え、前記回り止め部材は、前記端子金具よりも軟らかい軟質部材であって、前記端子金具と係止する係止部と、前記係止部を覆う筒部と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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