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公開番号2025087097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201515
出願日2023-11-29
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングに対するリテーナの移動作業の作業性を向上させることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、前後方向に延びるキャビティ26を有するハウジング20と、キャビティ26に収容される端子金具90と、ハウジング20に対して仮係止位置から本係止位置へと上下方向の一方に移動可能なリテーナ60と、を備える。リテーナ60は、端子金具90を挿通可能な挿通部63を有し、仮係止位置では挿通部63への端子金具90の通過を許容し、本係止位置ではキャビティ26からの端子金具90を抜け出しを規制する。端子金具90には、押圧部97が形成されている。挿通部63には、仮係止位置で押圧部97によって上下方向の一方に押圧され、本係止位置にリテーナ60を移動させる被押圧挿通部63Aが含まれている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、
前記キャビティに収容される端子金具と、
前記ハウジングに対して仮係止位置から本係止位置へと上下方向の一方に移動可能なリテーナと、を備え、
前記リテーナは、前記端子金具を挿通可能な挿通部を有し、前記仮係止位置では前記挿通部への前記端子金具の通過を許容し、前記本係止位置では前記キャビティからの前記端子金具の抜け出しを規制するように構成され、
前記端子金具には、押圧部が形成され、
前記挿通部には、前記仮係止位置で前記押圧部によって上下方向の一方に押圧され、前記本係止位置に前記リテーナを移動させる被押圧挿通部が含まれている、コネクタ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記リテーナは、前記仮係止位置で前記ハウジングに係止されるハウジングロック部を有し、
前記挿通部は、前記リテーナに複数形成され、
前記被押圧挿通部は、複数の前記挿通部のうち、前記ハウジングロック部の最も近くに位置する挿通部によって構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記挿通部は、前記リテーナに上下方向に複数並んで形成され、
前記被押圧挿通部は、複数の前記挿通部のうち、上下方向の他方の端部に位置する挿通部によって構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記挿通部は、前記リテーナに左右方向に複数並んで形成され、
前記被押圧挿通部は、複数の前記挿通部のうち、左右両端部に位置する挿通部によって構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記被押圧挿通部の内面のうち、上下方向の一方に位置する内面部には、上下方向の他方に向けて突出し、前記押圧部に接触可能な被押圧突部が形成され、
前記被押圧挿通部の内面のうち、上下方向の他方に位置する内面部には、上下方向の他方に向けて凹む凹部が形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記端子金具に対する前記リテーナの係止範囲が前記凹部の左右方向の一方に広がるように、前記リテーナは、前記ハウジングに対して前記本係止位置から完全位置へと左右方向の他方に移動することが可能となっている、請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記ハウジングは、前記リテーナを前記完全位置に移動させるためのカム部を有し、前記カム部は、前後方向に延びて、前方に開放され、且つ後方へ行くに従って左右方向の他方に傾斜した形状をなしている、請求項6に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、コンタクト収容空間(以下、キャビティという)を有するハウジングと、コンタクト(以下、端子金具という)と、リテーナと、を備えている。端子金具は、ハウジングのキャビティに挿入されて収容される。リテーナは、端子金具に続いてハウジングに装着される。リテーナがハウジングに装着されることにより、ハウジングからの端子金具の抜け出しが規制される。なお、特許文献2および特許文献3は、端子金具を開示している。特許文献4は、リテーナを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-57213号公報
特開2005-56792号公報
特開2013-243011号公報
特開2003-7385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、ハウジングに端子金具を挿入する作業を行った後、リテーナを手作業(治具等を用いる場合を含)で本係止位置に移動させねばならず、作業性の観点から改善の余地があった。
【0005】
そこで、本開示は、ハウジングに対するリテーナの移動作業の作業性を向上させることが可能なコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティに収容される端子金具と、前記ハウジングに対して仮係止位置から本係止位置へと上下方向の一方に移動可能なリテーナと、を備え、前記リテーナは、前記端子金具を挿通可能な挿通部を有し、前記仮係止位置では前記挿通部への前記端子金具の通過を許容し、前記本係止位置では前記キャビティからの前記端子金具の抜け出しを規制するように構成され、前記端子金具には、押圧部が形成され、前記挿通部には、前記仮係止位置で前記押圧部によって上下方向の一方に押圧され、前記本係止位置に前記リテーナを移動させる被押圧挿通部が含まれている、コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ハウジングに対するリテーナの移動作業の作業性を向上させることが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態1のコネクタの分解斜視図である。
図2は、本実施形態1のコネクタにおいて、インナハウジングの斜視図である。
図3は、本実施形態1のコネクタにおいて、端子金具の側面図である。
図4は、本実施形態1のコネクタにおいて、インナハウジングのリテーナ装着孔の底面を拡大して示す斜視図である。
図5は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの斜視図である。
図6は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの正面図である。
図7は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの被押圧挿通部を拡大して示す斜視図である。
図8は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に配置された状態を示す側断面図である。
図9は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に配置された状態のときに、ハウジングロック部および被押圧挿通部を含む部分を拡大して示す横断面図である。
図10は、本実施形態1のコネクタにおいて、最上段の端子金具がキャビティに挿入される過程で、押圧部が被押圧突部との接触を開始した状態を示す側断面図である。
図11は、本実施形態1のコネクタにおいて、すべての端子金具がキャビティに挿入され、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態を示す側断面図である。
図12は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態のときに、端子金具、ハウジングロック部および被押圧挿通部を含む部分を拡大して示す横断面図である。
図13は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態のときに、治具の先端部がハウジングへの組み付けを開始した状態を示す平面図である。
図14は、本実施形態1のコネクタにおいて、治具の先端部がハウジングのカム部をスライドし、リテーナがハウジングに対して完全位置に移動した状態を示す平面図である。
図15は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して完全位置に配置された状態のときに、端子金具、ハウジングロック部および被押圧挿通部を含む部分を拡大して示す横断面図である。
図16は、本実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して完全位置に配置された状態のときに、止め部の先端部が完全受け部に嵌合して係止された部分を拡大して示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)前後方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティに収容される端子金具と、前記ハウジングに対して仮係止位置から本係止位置へと上下方向の一方に移動可能なリテーナと、を備え、前記リテーナは、前記端子金具を挿通可能な挿通部を有し、前記仮係止位置では前記挿通部への前記端子金具の通過を許容し、前記本係止位置では前記キャビティからの前記端子金具の抜け出しを規制するように構成され、前記端子金具には、押圧部が形成され、前記挿通部には、前記仮係止位置で前記押圧部によって上下方向の一方に押圧され、前記本係止位置に前記リテーナを移動させる被押圧挿通部が含まれている。
【0010】
リテーナが仮係止位置にあって、端子金具の先端部が被押圧挿通部の内部を通過しようとするときに、端子金具の押圧部がリテーナの被押圧挿通部を押圧し、リテーナが仮係止位置から本係止位置へと移動することができる。よって、ハウジングに端子金具を挿入する作業と連動して、リテーナを本係止位置へと自動的に移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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