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公開番号2025093760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209605
出願日2023-12-12
発明の名称車載装置、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02H 7/20 20060101AFI20250617BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】半導体ヒューズを遮断制御する際の演算周期等を変更する車載装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】車両に搭載される電源装置からの電源線511に設けられる1つ以上の半導体ヒューズの遮断制御を行う車載装置であって、制御部は、半導体ヒューズに流れる電流値を電流検出部512から取得し、参照値及び取得した電流値に基づき、所定の演算周期により半導体ヒューズの遮断要否を判定し、半導体ヒューズの遮断要否の判定処理と並行して、車両の状態に関する状態情報を取得し、取得した状態情報に基づき、演算周期及び参照値を変更する。演算周期及び参照値による組み合わせ数は、複数である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電源装置からの電源線に設けられる1つ以上の半導体ヒューズの遮断制御を行う車載装置であって、
前記半導体ヒューズの遮断制御に関する処理を行う制御部と、
前記制御部が処理を行う際に用いる参照値が記憶される記憶部とを備え、
前記制御部は、
前記半導体ヒューズに流れる電流値を取得し、
前記参照値及び取得した電流値に基づき、所定の演算周期により前記半導体ヒューズの遮断要否を判定し、
前記半導体ヒューズの遮断要否の判定処理と並行して、前記車両の状態に関する状態情報を取得し、
取得した前記状態情報に基づき、前記演算周期及び前記参照値を変更し、
前記演算周期及び前記参照値による組み合わせ数は、複数である
車載装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記記憶部には、前記演算周期と前記参照値との対応が関連付けられた対応情報が記憶されており、
前記制御部は、
前記車両の状態情報に応じた演算周期を導出し、
前記対応情報を参照することにより、導出した演算周期に対応する参照値を特定する
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記状態情報は、前記半導体ヒューズの開閉状態に関する情報を含み、
前記制御部は、前記半導体ヒューズが開状態の演算周期を、前記半導体ヒューズが閉状態の演算周期をよりも長くする
請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記状態情報は、前記半導体ヒューズの閉状態から開状態に状態遷移した際の経過時間を含み、
前記制御部は、
前記経過時間が増加するにつれて、前記演算周期を増加させることにより、演算周期及び参照値を変更する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項5】
前記状態情報は、前記半導体ヒューズが接続される車載負荷に関する情報を含み、
前記制御部は、前記車載負荷に応じて最適となる演算周期及び参照値に変更する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項6】
前記状態情報は、前記制御部の使用率を含み、
前記制御部は、前記使用率が増加するにつれて、前記演算周期を増加させることにより、演算周期及び参照値を変更する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項7】
前記状態情報は、複数の前記半導体ヒューズそれぞれに接続される車載負荷それぞれにおける駆動中の車載負荷の個数を含み、
前記制御部は、前記駆動中の車載負荷の個数が増加するにつれて、前記演算周期を増加させることにより、演算周期及び参照値を変更する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項8】
前記状態情報は、前記車載装置が通常モードであるか、低消費電力モードであるかを示す情報を含み、
前記制御部は、前記車載装置が前記通常モードにおける演算周期を、前記低消費電力モードにおける演算周期よりも小さくすることにより、演算周期及び参照値を変更する
請求項2に記載の車載装置。
【請求項9】
前記参照値は、前記半導体ヒューズに流れる電流値を用いて、前記半導体ヒューズが設けられる電源線の温度を推定する演算式に含まれる定数である
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項10】
車両に搭載される電源装置からの電源線に設けられる1つ以上の半導体ヒューズの遮断制御を行い、処理を行う際に用いる参照値が記憶される記憶部を備えるコンピュータに、
前記半導体ヒューズに流れる電流値を取得し、
前記参照値及び取得した電流値に基づき、所定の演算周期により前記半導体ヒューズの遮断要否を判定し、
前記半導体ヒューズの遮断要否の判定処理と並行して、前記車両の状態に関する状態情報を取得し、
取得した前記状態情報に基づき、前記演算周期及び前記参照値を変更する
処理を実行させる情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、車載装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、バッテリから負荷への給電を制御する給電制御装置(例えば、特許文献1を参照)が搭載されている。特許文献1に記載の給電制御装置では、バッテリから負荷に流れる電流の電流経路に下流半導体ヒューズが設けられ、下流半導体ヒューズをオン又はオフに切り替えることによって、バッテリから負荷への給電を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-143905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の給電制御装置は、車両の状態等に応じて、半導体ヒューズを遮断制御する際の演算周期等を変更する点については考慮されていない。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車両の状態等に応じて、半導体ヒューズを遮断制御する際の演算周期等を変更することができる車載装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る車載装置は、車両に搭載される電源装置からの電源線に設けられる1つ以上の半導体ヒューズの遮断制御を行う車載装置であって、前記半導体ヒューズの遮断制御に関する処理を行う制御部と、前記制御部が処理を行う際に用いる参照値が記憶される記憶部とを備え、前記制御部は、前記半導体ヒューズに流れる電流値を取得し、前記参照値及び取得した電流値に基づき、所定の演算周期により前記半導体ヒューズの遮断要否を判定し、前記半導体ヒューズの遮断要否の判定処理と並行して、前記車両の状態に関する状態情報を取得し、取得した前記状態情報に基づき、前記演算周期及び前記参照値を変更し、前記演算周期及び前記参照値による組み合わせ数は、複数である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、車両の状態等に応じて、半導体ヒューズを遮断制御する際の演算周期等を変更する車載装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る車載装置等を含む車載システムの構成を例示する模式図である。
車載装置の内部構成を例示するブロック図である。
周期定数テーブルを例示する説明図である。
半導体ヒューズテーブルを例示する説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
実施形態2に係る電流閾値テーブルを例示する説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
実施形態3に係る処理負荷閾値テーブルを例示する説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
実施形態4に係る駆動チャネル数テーブルを例示する説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
実施形態5に係る車両シーンテーブルを例示する説明図である。
車載装置の制御部の処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0010】
(1)本開示の一態様に係る車載装置は、車両に搭載される電源装置からの電源線に設けられる1つ以上の半導体ヒューズの遮断制御を行う車載装置であって、前記半導体ヒューズの遮断制御に関する処理を行う制御部と、前記制御部が処理を行う際に用いる参照値が記憶される記憶部とを備え、前記制御部は、前記半導体ヒューズに流れる電流値を取得し、前記参照値及び取得した電流値に基づき、所定の演算周期により前記半導体ヒューズの遮断要否を判定し、前記半導体ヒューズの遮断要否の判定処理と並行して、前記車両の状態に関する状態情報を取得し、取得した前記状態情報に基づき、前記演算周期及び前記参照値を変更し、前記演算周期及び前記参照値による組み合わせ数は、複数である。
(【0011】以降は省略されています)

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