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公開番号
2025082506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195877
出願日
2023-11-17
発明の名称
コネクタ、コネクタアセンブリ、及びコネクタの離脱方法
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/74 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】嵌合時及び離脱時に発生するねじれる力を抑制可能としたコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ14は、相手側コネクタ12が設けられた固定部材13に対しスタッドボルトによって固定可能なシールドシェル21と、シールドシェル21に保持されスタッドボルトの軸力によって相手側コネクタ12に嵌合可能なコネクタ本体22とを備える。シールドシェル21は、スタッドボルトを螺合可能な雌ねじ孔21cを有し、雌ねじ孔21cに螺合され固定部材13の貫通孔13cを貫通したスタッドボルトにナットが螺合されることで固定部材13に固定可能とされ、コネクタ本体22は、スタッドボルト及びナットが取り外された状態かつ貫通孔13cが閉塞部材31に閉塞された状態で、雌ねじ孔21cに螺合される離脱用ボルト32の軸力によって相手側コネクタ12に対して離脱方向X2に相対移動されることで相手側コネクタ12から離脱可能とされている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
相手側コネクタが設けられた固定部材に対してボルトによって固定可能なシールドシェルと、前記シールドシェルの内側に保持されるとともに前記ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して第1軸線に沿った嵌合方向に相対移動されることで前記相手側コネクタに嵌合可能なコネクタ本体とを備える、コネクタであって、
前記シールドシェルは、前記ボルトを螺合可能な雌ねじ孔を有し、前記雌ねじ孔に螺合されるとともに前記固定部材の貫通孔を貫通した前記ボルトにナットが螺合されることによって前記固定部材に固定可能とされ、
前記コネクタ本体は、前記ボルト及び前記ナットが取り外された状態、かつ前記貫通孔が閉塞部材に閉塞された状態で、前記雌ねじ孔に螺合される離脱用ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して前記第1軸線に沿った離脱方向に相対移動されることで前記相手側コネクタから離脱可能とされている、
コネクタ。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記シールドシェルは、前記コネクタ本体を収容する筒状のシェル本体と、前記シェル本体から前記第1軸線と直交する方向に突出するとともに前記雌ねじ孔が設けられる延設部とを有し、
前記雌ねじ孔は、その貫通軸線が前記延設部の突出している方向から見て前記シェル本体の中心と一致するように設けられている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタと、前記相手側コネクタと、前記固定部材と、前記ボルトと、前記ナットと、を備える、コネクタアセンブリであって、
前記ボルトは、スタッドボルトである、
コネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記スタッドボルトの前記雌ねじ孔から突出した部位に螺合されることで前記雌ねじ孔に対する前記スタッドボルトの緩みを防止する緩み防止ナットを備える、
請求項3に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項5】
前記固定部材に固定された請求項1に記載のコネクタの離脱方法であって、
前記ナット及び前記ボルトを取り外して締結状態を解除する締結解除工程と、
前記貫通孔を前記閉塞部材にて閉塞する閉塞工程と、
前記雌ねじ孔に前記離脱用ボルトを螺合させる際の軸力によって前記相手側コネクタに対して前記離脱方向に前記コネクタ本体を相対移動させることで前記相手側コネクタから前記コネクタ本体を離脱させる離脱工程と、を備える、
コネクタの離脱方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ、コネクタアセンブリ、及びコネクタの離脱方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタアセンブリとしては、相手側コネクタと、相手側コネクタが固定された固定部材と、固定部材にボルトによって固定されるシールドシェルと、シールドシェルの内側に保持されるコネクタ本体とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このコネクタアセンブリでは、シールドシェルに設けられた貫通孔を貫通して固定部材に設けられた雌ねじに螺合されるボルトの軸力によってコネクタ本体を相手側コネクタに嵌合させることができる。また、ボルトは、Cリングによってシールドシェルに対する相対移動が不能とされているため、ボルトを緩める方向に回転させることでボルトの軸力によってシールドシェルとコネクタ本体とを備えるコネクタを固定部材から離脱させることが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-54929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなコネクタアセンブリにおいては、固定部材に雌ねじを設けることが困難な場合や、シールドシェル側でボルトを締め付けるといった固定作業が困難な場合がある。このような場合では、例えば、シールドシェル側からシールドシェルと固定部材の貫通孔を貫通させたボルトにナットを螺合させることでコネクタ本体を相手側コネクタに嵌合させることが可能となる。しかしながら、この場合では、ボルトやナットを緩めてもコネクタ本体を相手側コネクタから離脱させることができない。よって、例えば、固定部材の貫通孔とは異なる位置に離脱専用の雌ねじ孔を設け、その雌ねじ孔に螺合される離脱用ボルトによってシールドシェルを押すことでコネクタ本体を相手側コネクタから離脱させるといった必要がある。しかし、この場合では、貫通孔と雌ねじ孔の位置が異なることで嵌合時と離脱時に軸力が作用する位置が異なることから、嵌合時と離脱時の少なくとも一方でコネクタに大きなねじれる力が作用してしまう虞があった。
【0005】
本開示の目的は、嵌合時及び離脱時に発生するねじれる力を抑制可能としたコネクタ、コネクタアセンブリ、及びコネクタの離脱方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、相手側コネクタが設けられた固定部材に対してボルトによって固定可能なシールドシェルと、前記シールドシェルの内側に保持されるとともに前記ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して第1軸線に沿った嵌合方向に相対移動されることで前記相手側コネクタに嵌合可能なコネクタ本体とを備える、コネクタであって、前記シールドシェルは、前記ボルトを螺合可能な雌ねじ孔を有し、前記雌ねじ孔に螺合されるとともに前記固定部材の貫通孔を貫通した前記ボルトにナットが螺合されることによって前記固定部材に固定可能とされ、前記コネクタ本体は、前記ボルト及び前記ナットが取り外された状態、かつ前記貫通孔が閉塞部材に閉塞された状態で、前記雌ねじ孔に螺合される離脱用ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して前記第1軸線に沿った離脱方向に相対移動されることで前記相手側コネクタから離脱可能とされている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタ、コネクタアセンブリ、及びコネクタの離脱方法によれば、嵌合時及び離脱時に発生するねじれる力を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図2は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの斜視図である。
図3は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの組付方法を説明するための斜視図である。
図4は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの組付方法を説明するための斜視図である。
図5は、一実施形態におけるコネクタの離脱方法の閉塞部材を取り付ける前を説明するための斜視図である。
図6は、一実施形態におけるコネクタの離脱方法の閉塞部材を取り付け後、離脱用ボルトで離脱する前を説明するための斜視図である。
図7は、一実施形態におけるコネクタの離脱方法の前半を説明するための断面図である。
図8は、一実施形態におけるコネクタの離脱方法の後半を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]相手側コネクタが設けられた固定部材に対してボルトによって固定可能なシールドシェルと、前記シールドシェルの内側に保持されるとともに前記ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して第1軸線に沿った嵌合方向に相対移動されることで前記相手側コネクタに嵌合可能なコネクタ本体とを備える、コネクタであって、前記シールドシェルは、前記ボルトを螺合可能な雌ねじ孔を有し、前記雌ねじ孔に螺合されるとともに前記固定部材の貫通孔を貫通した前記ボルトにナットが螺合されることによって前記固定部材に固定可能とされ、前記コネクタ本体は、前記ボルト及び前記ナットが取り外された状態、かつ前記貫通孔が閉塞部材に閉塞された状態で、前記雌ねじ孔に螺合される離脱用ボルトの軸力によって前記相手側コネクタに対して前記第1軸線に沿った離脱方向に相対移動されることで前記相手側コネクタから離脱可能とされている。
【0010】
同構成によれば、シールドシェルは、ボルトを螺合可能な雌ねじ孔を有するため、Cリングを用いることなくボルトを固定することができる。よって、例えば、固定部材に雌ねじを設けることが困難な場合や、シールドシェル側での固定作業が困難な場合でも、固定部材の貫通孔を貫通したボルトにナットを螺合させることでシールドシェルを固定部材に固定することができる。また、貫通孔が閉塞部材に閉塞された状態で雌ねじ孔に螺合される離脱用ボルトの軸力によってコネクタ本体を相手側コネクタから離脱できるため、嵌合時及び離脱時でコネクタに極力ねじれる力が作用しないようにすることができる。すなわち、嵌合時と離脱時に軸力が作用する位置をコネクタに極力ねじれる力が作用しない同じ位置(同軸)とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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