TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025108963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002548
出願日2024-01-11
発明の名称外装部材及びワイヤハーネス
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250716BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】乗員室内に配置する電線の保護を可能とした外装部材及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】第1保護部材21における第1カバー部材40は、上壁部41と、上壁部41から延出し互いに対向する一対の側壁部42と、上壁部41及び一対の側壁部42の各々の内面によって形成され電線12aが収容される収容凹部43とを備える。一対の側壁部42の各々において、上壁部41と繋がる端部を基端部42aとし、基端部42aの反対側の端部を先端部42bとしたとき、一対の側壁部42の各々の先端部42bは、第1粘着面31に対して接触して固定されている。一対の側壁部42の各々の先端部42bの間に形成される収容凹部43の開口44は、第1ベース部材30によって覆われている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員室内に配置される電線を保護する外装部材であって、
粘着面を有するシート状のベース部材と、前記粘着面に固定されるカバー部材とを有する保護部材を備え、
前記カバー部材は、上壁部と、前記上壁部から延出し互いに対向する一対の側壁部と、前記上壁部及び前記一対の側壁部の各々の内面によって形成され前記電線が収容される収容凹部と、を備え、
前記一対の側壁部の各々において、前記上壁部と繋がる端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部としたとき、前記一対の側壁部の各々の前記先端部は、前記粘着面に対して接触して固定されており、
前記一対の側壁部の各々の前記先端部の間に形成される前記収容凹部の開口は、前記ベース部材によって覆われている、
外装部材。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記外装部材は、複数の前記保護部材を備え、
前記複数の保護部材は、前記電線の長さ方向に対して垂直な方向に並設されている、
請求項1に記載の外装部材。
【請求項3】
前記複数の保護部材は、互いに隣り合う前記カバー部材の上面が面一となるように並設されている、
請求項2に記載の外装部材。
【請求項4】
前記側壁部は、前記先端部から前記収容凹部とは反対側に延びる延出部を備え、
前記延出部は、前記粘着面に対して接触して固定されている、
請求項1に記載の外装部材。
【請求項5】
前記粘着面を第1粘着面としたとき、
前記ベース部材は、前記第1粘着面の裏面に第2粘着面を備えている、
請求項4に記載の外装部材。
【請求項6】
前記ベース部材の厚さ方向における前記延出部の厚さは、当該方向における前記側壁部の厚さよりも小さい、
請求項5に記載の外装部材。
【請求項7】
前記カバー部材は、多孔質材料にて形成されている、
請求項1に記載の外装部材。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の外装部材と、
前記外装部材における前記保護部材に収容される電線と、を備える、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外装部材及びワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両では、車両に対して電気機器を取り付ける場合、電気機器同士を繋ぐ電線を、車両の乗員室内に配置することがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、例えば、乗員室を構成する内装部品の内側等の露出しない位置に電線を配置することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-151778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、電線を内装部品の内側に配置する際には、内装部品の着脱作業が必要となる。このため、電線を配置する作業が煩雑となる問題があった。そこで、電線を乗員室内に簡単に配置するには、乗員室内における内装部品の外側に電線を露出した状態で配置することが考えられる。その場合には、電線を如何にして保護するかを検討する必要がある。
【0005】
本開示の目的は、乗員室内に配置する電線の保護を可能とした外装部材及びワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の外装部材は、車両の乗員室内に配置される電線を保護する外装部材であって、粘着面を有するシート状のベース部材と、前記粘着面に固定されるカバー部材とを有する保護部材を備え、前記カバー部材は、上壁部と、前記上壁部から延出し互いに対向する一対の側壁部と、前記上壁部及び前記一対の側壁部の各々の内面によって形成され前記電線が収容される収容凹部と、を備え、前記一対の側壁部の各々において、前記上壁部と繋がる端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部としたとき、前記一対の側壁部の各々の前記先端部は、前記粘着面に対して接触して固定されており、前記一対の側壁部の各々の前記先端部の間に形成される前記収容凹部の開口は、前記ベース部材によって覆われている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の外装部材及びワイヤハーネスによれば、乗員室内に配置する電線を保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスを備えた車両の模式図である。
図2は、同実施形態におけるワイヤハーネスを示す斜視図である。
図3は、同実施形態におけるワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、同実施形態におけるワイヤハーネスを示す断面図である。
図5は、同実施形態におけるワイヤハーネスの作用を説明するための斜視図である。
図6は、変更例におけるワイヤハーネスを示す断面図である。
図7は、変更例におけるワイヤハーネスを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の外装部材は、
[1]車両の乗員室内に配置される電線を保護する外装部材であって、粘着面を有するシート状のベース部材と、前記粘着面に固定されるカバー部材とを有する保護部材を備え、前記カバー部材は、上壁部と、前記上壁部から延出し互いに対向する一対の側壁部と、前記上壁部及び前記一対の側壁部の各々の内面によって形成され前記電線が収容される収容凹部と、を備え、前記一対の側壁部の各々において、前記上壁部と繋がる端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部としたとき、前記一対の側壁部の各々の前記先端部は、前記粘着面に対して接触して固定されており、前記一対の側壁部の各々の前記先端部の間に形成される前記収容凹部の開口は、前記ベース部材によって覆われている。
【0010】
この構成によれば、乗員室内に配置する電線をカバー部材によって保護することが可能となる。また、上記構成によれば、カバー部材における収容凹部の開口が、各側壁部の先端部に接着されたベース部材にて覆われることにより、電線が収容凹部から脱落しないように構成できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ニデック株式会社
モータ
8日前
個人
恒久電源開発の装置
1か月前
個人
発電装置
2日前
個人
電流制御形AC-DC電源
1日前
個人
ステッピングモータ実習装置
15日前
キヤノン株式会社
電源装置
29日前
キヤノン株式会社
電源装置
2日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
29日前
サンデン株式会社
電力変換装置
9日前
サンデン株式会社
電力変換装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
22日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
4日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
個人
回転力発生装置
今日
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
サンデン株式会社
モータ制御装置
1か月前
ミツミ電機株式会社
電源回路
3日前
新電元工業株式会社
充電装置
22日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
3日前
日産自動車株式会社
回転電機
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
7日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
1か月前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
29日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
29日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
9日前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
23日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
29日前
スズキ株式会社
車両用モータ構造
1か月前
個人
延線補助具
今日
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
15日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
15日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
15日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
15日前
続きを見る