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公開番号
2025111957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024005915
出願日
2024-01-18
発明の名称
コネクタおよびコネクタ装置
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250724BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子のキャビティ内でのがたつきを抑制する。
【解決手段】本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子と、複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、第1方向に交差する第2方向の後方から端子がキャビティに挿入されるハウジングと、第2方向の前方からハウジングに装着されるリテーナと、を備え、キャビティの内壁には、第1方向に並んで配される一対のランス65が形成され、複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子81を少なくとも1つ有し、楕円端子81は、前方に開口し第1方向に長い筒部と、一対のランス65がそれぞれ係止することで楕円端子81を保持する一対の被係止部87と、を有し、一対のランス65は第1方向に撓み可能とされ、リテーナは、一対のランス65の撓み空間にそれぞれ進入することで一対のランス65の撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部75と、筒部の外周面を第1方向の両側から支持する一対の支持壁76と、を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に並んで配された複数種の端子と、
前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向の後方から前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、
前記第2方向の前方から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、
前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、
前記楕円端子は、前方に開口し前記第1方向に長い筒部と、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部と、を有し、
前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、
前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記筒部の外周面を前記第1方向の両側から支持する一対の支持壁と、を有する、コネクタ。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記楕円端子は、前記筒部内に収容され前記第2方向に長い端子部を有し、
前記端子部の前端は、前記第2方向において前記筒部の前端と前記筒部の奥壁との間に位置し、
前記一対の支持壁は、前記筒部の外周面のうち前記奥壁よりも前方部分を支持する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記筒部は、前記第1方向における両端部に位置する一対の弧状面を有し、
前記支持壁は、前記弧状面に沿って形成された湾曲面を有し、
前記湾曲面は、前記弧状面に接触した状態で、前記筒部を前記第1方向の両側から支持する、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記リテーナは、前記一対のランスの撓みを許容する仮係止位置と、前記一対のランスの撓みを抑制する本係止位置と、の間を移動可能とされ、
前記仮係止位置において、前記一対の支持壁の前端は、前記筒部の前端よりも前方に位置している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のコネクタと、
前記ハウジングに嵌合可能な相手側ハウジングと、
前記相手側ハウジングに装着される相手側リテーナと、をさらに備えるコネクタ装置であって、
前記相手側リテーナは、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合時に、前記一対の支持壁とともに前記筒部の外周面を前記第1方向の両側から支持する一対の相手側支持壁を有する、コネクタ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタおよびコネクタ装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子金具がキャビティ内でがたつくことを抑制したコネクタとして、特開2001-110500号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、雌側端子金具と、雌側端子金具が収容されるキャビティを有するコネクタハウジングと、コネクタハウジングの前端に装着されるリテーナと、を備える。コネクタハウジングは、端子金具に後方から係止するランスを有する。リテーナは、端子金具の下面に当接して端子金具をキャビティの天井壁に押し付ける狭圧用当接部を有する。キャビティに端子金具が挿入されると、ランスによって端子金具が一次係止され、リテーナがコネクタハウジングに取り付けられると、リテーナに設けられた規制片がランスの撓み空間に進入し、ランスの撓み変形が規制されることで、端子金具が抜止状態に二重係止される。この状態では、端子金具が狭圧用当接部によってキャビティの天井壁に押し付けられるから、端子金具が上下方向にがたつくことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コネクタハウジングとリテーナは別体部品であり、これらを組み付けるための公差が必要となるから、この公差に対応するがたつきを許容することになる。したがって、狭圧用当接部をリテーナに設けたとしても端子金具が上下方向にがたつくことを抑制するのは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子と、前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向の後方から前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、前記第2方向の前方から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、前記楕円端子は、前方に開口し前記第1方向に長い筒部と、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部と、を有し、前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記筒部の外周面を前記第1方向の両側から支持する一対の支持壁と、を有する、コネクタである。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、端子のキャビティ内でのがたつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の雄コネクタを斜め前方から見た斜視図である。
図2は、雄コネクタを前方から見た正面図である。
図3は、雄コネクタを斜め後方から見た斜視図である。
図4は、雄コネクタの分解斜視図である。
図5は、楕円端子を斜め前方から見た斜視図である。
図6は、楕円端子を前方から見た正面図である。
図7は、雄ハウジングを斜め前方から見た斜視図である。
図8は、雄リテーナを斜め後方から見た斜視図である。
図9は、楕円端子の弧状面が湾曲面に支持された状態を示した断面図である。
図10は、図2のA-Aの位置で切断した断面図であって、リテーナが仮係止位置にある状態を示した断面図である。
図11は、図2のA-Aの位置で切断した断面図であって、リテーナが本係止位置にある状態を示した断面図である。
図12は、図2のA-Aの位置で切断した断面図であって、雄コネクタと雌コネクタとが正規嵌合した状態を示した断面図である。
図13は、図12の一部を拡大した拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子と、前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向の後方から前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、前記第2方向の前方から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、前記楕円端子は、前方に開口し前記第1方向に長い筒部と、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部と、を有し、前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記筒部の外周面を前記第1方向の両側から支持する一対の支持壁と、を有する。
【0009】
このような構成によると、一対の支持壁が楕円端子の筒部を第1方向の両側から支持することで、楕円端子が第1方向に移動することが防止される。一対の支持壁をリテーナに設けたから、リテーナをハウジングに組み付けるための公差に関わらず、楕円端子の第1方向の寸法に合わせて一対の支持壁を設けることで、楕円端子のキャビティ内でのがたつきを抑制できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記楕円端子は、前記筒部内に収容され前記第2方向に長い端子部を有し、前記端子部の前端は、前記第2方向において前記筒部の前端と前記筒部の奥壁との間に位置し、前記一対の支持壁は、前記筒部の外周面のうち前記奥壁よりも前方部分を支持することが好ましい。
筒部の外周面のうち奥壁よりも前方部分を一対の支持壁で支持することにより、楕円端子がキャビティ内でがたつくことを抑制しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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