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公開番号
2025083738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197303
出願日
2023-11-21
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リテーナの端子係止部を保護し、且つ端子金具に対する端子係止部の係止の安定性を確保することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング20には前後方向に延びるキャビティ25が形成されている。リテーナ60は、リテーナ本体62から前方に突出する端子係止部63を有している。リテーナ60は、ハウジング20に対して仮係止位置から本係止位置へと斜め前方に移動し、本係止位置で端子係止部63の先端部を端子金具50に後方から対向させる。さらに、リテーナ60は、端子係止部63を挟んだ左右両側に、端子係止部63を左右両側から覆う保護壁64を有している。保護壁64は、斜め前方に突出する凸部69を有している。ハウジング20は、斜め前方に延び、本係止位置で凸部69を上下方向に位置規制した状態で受け入れる凹部36を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
前後方向に延びるキャビティが形成されたハウジングと、
先端部を前方に向けた状態で前記キャビティに収容される端子金具と、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、
前記リテーナは、リテーナ本体と、前記リテーナ本体から前方に突出する端子係止部と、を有し、前記ハウジングに対して前記仮係止位置から前記本係止位置へと前記前後方向と交差する斜め前方に移動し、前記本係止位置で前記端子係止部の先端部を前記端子金具に後方から対向させるように構成され、さらに、
前記リテーナは、前記端子係止部を挟んだ左右両側に、前記端子係止部の先端部を前記左右両側から覆う保護壁を有し、
前記保護壁は、前記斜め前方に突出する凸部を有し、
前記ハウジングは、前記斜め前方に延び、少なくとも前記本係止位置で前記凸部を上下方向に位置規制した状態で受け入れる凹部を有している、コネクタ。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記凸部は、前記仮係止位置で前記凹部の内面に前記上下方向の少なくとも一方向に位置規制された状態で接触するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記凸部は、前記本係止位置で前記凹部の内面に前記斜め前方への変位を規制された状態で接触するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記凸部は、前記本係止位置で前記凹部の全体に嵌合している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、コネクタハウジングと、コネクタハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に装着されるリテーナと、を備えている。コネクタハウジングには、前後方向に延びる複数のキャビティが形成されている。各キャビティには、後方から端子金具が挿入されて収容される。リテーナは、コネクタハウジングに係止可能なハウジング係止部と、ハウジング係止部から前方に突出する端子係止部と、を有している。リテーナは、コネクタハウジングに対して仮係止位置から本係止位置へと斜め前方に移動し、本係止位置で端子係止部の先端部を端子金具に後方から対向させる。端子金具は端子係止部に係止されてキャビティから後方への抜け出しが規制される。斜め前方に移動するリテーナを備えたコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-120417号公報
特開2012-22926号公報
特開平10-189114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、端子係止部の先端部が側面視で露出しており、側方からの異物に対して端子係止部を効果的に保護することが困難であった。また、本係止時および仮係止時のリテーナに対し、このリテーナをハウジングとの係止部分を支点として回転させるような外力が作用したときに、リテーナの回転を十分に抑制することが困難であった。このため、端子係止部が下方に変位し、端子金具に対する端子係止部の係止代を減少させるおそれがあった。
【0005】
そこで、本開示は、端子金具に対するリテーナの端子係止部の係止(端子金具係止)の安定性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、前後方向に延びるキャビティが形成されたハウジングと、先端部を前方に向けた状態で前記キャビティに収容される端子金具と、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、前記リテーナは、リテーナ本体と、前記リテーナ本体から前方に突出する端子係止部と、を有し、前記ハウジングに対して前記仮係止位置から前記本係止位置へと前記前後方向と交差する斜め前方に移動し、前記本係止位置で前記端子係止部の先端部を前記端子金具に後方から対向させるように構成され、さらに、前記リテーナは、前記端子係止部を挟んだ左右両側に、前記端子係止部の先端部を前記左右両側から覆う保護壁を有し、前記保護壁は、前記斜め前方に突出する凸部を有し、前記ハウジングは、前記斜め前方に延び、少なくとも前記本係止位置で前記凸部を上下方向に位置規制した状態で受け入れる凹部を有している、コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子金具に対するリテーナの端子係止部の係止(端子金具係止)の安定性を確保することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に配置された状態を示す側断面図である。
図2は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に配置された状態を拡大して示す側面図である。
図3は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に配置された状態を拡大して示す底面図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態を示す側断面図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態を拡大して示す側面図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置された状態を拡大して示す底面図である。
図7は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの背面図である。
図8は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの平面図である。
図9は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナの側面図である。
図10は、他の実施形態のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して本係止位置に配置され、被止め部が止め部に嵌合して係止された状態を拡大して示す平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)前後方向に延びるキャビティが形成されたハウジングと、先端部を前方に向けた状態で前記キャビティに収容される端子金具と、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、前記リテーナは、リテーナ本体と、前記リテーナ本体から前方に突出する端子係止部と、を有し、前記ハウジングに対して前記仮係止位置から前記本係止位置へと前記前後方向と交差する斜め前方に移動し、前記本係止位置で前記端子係止部の先端部を前記端子金具に後方から対向させるように構成され、さらに、前記リテーナは、前記端子係止部を挟んだ左右両側に、前記端子係止部の先端部を前記左右両側から覆う保護壁を有し、前記保護壁は、前記斜め前方に突出する凸部を有し、前記ハウジングは、前記斜め前方に延び、少なくとも前記本係止位置で前記凸部を上下方向に位置規制した状態で受け入れる凹部を有している。
【0010】
上記(1)の構成によれば、リテーナの端子係止部の先端部が保護壁に左右両側から覆れて保護される。また、リテーナ本体を回転させようとする力がリテーナに作用したときに、凹部が凸部を受け入れて、保護壁が上下方向に変位するのを規制でき、保護壁の左右内側に位置する端子係止部も上下方向に変位するのを規制できる。その結果、端子金具に対する端子係止部の係止の安定性を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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