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公開番号2025055845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165240
出願日2023-09-27
発明の名称基板用コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/41 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングに対する端子金具の相対変位を防止する。
【解決手段】基板用コネクタAは、端子収容室13を有するハウジング10と、第1端子金具30とを備え、第1端子金具30は、端子収容室13内に収容される端子本体部31と、端子本体部31から後方へ延出してハウジング10の外部に配置される第1基板接続部37とを有し、端子本体部31は、端子収容室13の内壁部を押圧する圧入突起36と、弾性変形可能な弾性接触片35とを有し、ハウジング10は、端子本体部31の後端部に対して後方から対向するように位置する後壁部21を有し、後壁部21には、第1基板接続部37を挿通させる挿通溝23が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を有するハウジングと、
金属板材からなる端子金具とを備え、
前記端子金具は、前記端子収容室内に収容される端子本体部と、前記端子本体部から後方へ延出して前記ハウジングの外部に配置される基板接続部とを有し、
前記端子本体部は、前記端子収容室の内壁部を押圧する圧入突起と、弾性変形可能な弾性接触片とを有し、
前記ハウジングは、前記端子本体部の後端部に対して後方から対向するように位置する後壁部を有し、
前記後壁部には、前記基板接続部を挿通させる挿通空間が形成されている基板用コネクタ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記端子本体部は、前後両端が開放された角筒形をなしており、
前記基板接続部が、前記端子本体部を構成する4枚の板部のうちいずれか1枚の前記板部のみから後方へ延出し、
前記後壁部が、前記端子本体部を構成する前記4枚の板部のうち、前記基板接続部が延出していない3枚の前記板部と対向している請求項1に記載の基板用コネクタ。
【請求項3】
前記ハウジングは、
前記端子収容室が一体形成され、前記端子収容室の後端が前記端子本体部の挿入口として開口しているハウジング本体と、
前記ハウジング本体とは別体の部品であって、前記後壁部が一体形成されたリテーナとを組み付けて構成されている請求項1又は請求項2に記載の基板用コネクタ。
【請求項4】
前記ハウジング本体には、前記リテーナの組付け過程で、前記リテーナを前記端子収容室に対する前記端子本体部の挿入方向と交差する方向に案内するガイド部が形成され、
前記挿通空間は、前記リテーナの組付け方向と平行なスリット状をなしている請求項3に記載の基板用コネクタ。
【請求項5】
前記ハウジング本体には、複数の前記端子収容室が、前記端子収容室に対する前記端子本体部の挿入方向と交差する幅方向に並ぶように形成されており、
一対の前記ガイド部が、前記ハウジング本体の前記幅方向における両端部に配置されている請求項4に記載の基板用コネクタ。
【請求項6】
前記ハウジング本体は、前記基板接続部を前記幅方向両側から挟むように配置された一対の保護壁部を有し、
前記一対のガイド部が、前記一対の保護壁部に形成されている請求項5に記載の基板用コネクタ。
【請求項7】
前記ハウジング本体には、前記リテーナの組付け過程で、前記リテーナを前記端子収容室に対する前記端子本体部の挿入方向と平行な方向に案内するガイド部が形成され、
複数の前記挿通空間には、複数の前記基板接続部が個別に挿通されている請求項3に記載の基板用コネクタ。
【請求項8】
前記ハウジング本体には、複数の前記端子収容室が、前記端子収容室に対する前記端子本体部の挿入方向と交差する幅方向に並ぶように形成されており、
前記リテーナには、前記ハウジング本体に係止することによって前記リテーナを組付け状態に保持する少なくとも3つのロックアームが、前記幅方向に間隔を空けて形成されている請求項7に記載の基板用コネクタ。
【請求項9】
前記ハウジング本体は、前記基板接続部を前記幅方向両側から挟むように配置された一対の保護壁部を有し、
一対の前記ロックアームが、前記一対の保護壁部に係止されている請求項8に記載の基板用コネクタ。
【請求項10】
前記ハウジングは、
前記端子収容室と前記後壁部とが一体形成され、前記端子収容室の前端が前記端子本体部の挿入口として開口しているハウジング本体と、
前記ハウジング本体とは別体の部品であって、前記端子本体部の前端部に対して前方から対向するフロント部材とを組み付けて構成されている請求項1又は請求項2に記載の基板用コネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板用コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングと複数のプラグ端子を有し、回路基板に実装されるコネクタが開示されている。ハウジング内には、壁部によって区画された複数の空間が形成されている。プラグ端子は、空間内に収容される本体部と、本体部から延設された脚部と、脚部に連設されてケーブルに実装される実装片とを有する単一部品である。本体部には、圧入突起が形成されている。プラグ端子は、本体部を空間内に挿入することによってハウジングに取り付けられる。空間内に挿入された本体部は、圧入突起を空間の内壁に食い込ませることによって抜け止めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-192612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プラグ端子は、所定形状の金属板材に曲げ加工等を施して成形された部品である。本体部には、相手側端子に対して弾性的に接触する接触片が形成されている。接触片と相手側端子との接続過程における摩擦抵抗を低減するためには、金属板材の板厚を薄くすることが好ましい。しかし、金属板材の板厚が薄くなると、圧入突起の剛性が低下するため、空間内に圧入した本体部が抜け易くなるという問題がある。
【0005】
本開示の基板用コネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングに対する端子金具の相対変位を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の基板用コネクタは、
端子収容室を有するハウジングと、
金属板材からなる端子金具とを備え、
前記端子金具は、前記端子収容室内に収容される端子本体部と、前記端子本体部から後方へ延出して前記ハウジングの外部に配置される基板接続部とを有し、
前記端子本体部は、前記端子収容室の内壁部を押圧する圧入突起と、弾性変形可能な弾性接触片とを有し、
前記ハウジングは、前記端子本体部の後端部に対して後方から対向するように位置する後壁部を有し、
前記後壁部には、前記基板接続部を挿通させる挿通空間が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ハウジングに対する端子金具の相対変位を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1の基板用コネクタを斜め上後方から視た斜視図である。
図2は、リテーナをハウジング本体に取り付ける前の状態を斜め上後方から視た斜視図である。
図3は、基板用コネクタの側断面図である。
図4は、リテーナを斜め上後方から視た斜視図である。
図5は、第1端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
図6は、第2端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
図7は、実施例2の基板用コネクタを斜め上後方から視た斜視図である。
図8は、基板用コネクタの側断面図である。
図9は、基板用コネクタの平断面図である。
図10は、基板用コネクタの組付け過程においてハウジング本体に第1端子金具と第2端子金具を取り付けた状態を斜め上後方から視た斜視図である。
図11は、基板用コネクタの組付け過程において図10の状態からリテーナを組み付けた状態を斜め上後方から視た斜視図である。
図12は、リテーナを斜め上後方から視た斜視図である。
図13は、リテーナを斜め上前方から視た斜視図である。
図14は、第1端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
図15は、第2端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
図16は、実施例3の基板用コネクタを斜め上前方から視た斜視図である。
図17は、基板用コネクタを斜め上後方から視た斜視図である。
図18は、基板用コネクタの側断面図である。
図19は、基板用コネクタの組付け過程においてハウジング本体に第1端子金具と第2端子金具を取り付けた状態をあらわす側断面図である。
図20は、ハウジング本体を斜め上前方から視た斜視図である。
図21は、フロント部材を斜め上前方から視た斜視図である。
図22は、フロント部材を斜め上後方から視た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の基板用コネクタは、
(1)端子収容室を有するハウジングと、金属板材からなる端子金具とを備え、前記端子金具は、前記端子収容室内に収容される端子本体部と、前記端子本体部から後方へ延出して前記ハウジングの外部に配置される基板接続部とを有し、前記端子本体部は、前記端子収容室の内壁部を押圧する圧入突起と、弾性変形可能な弾性接触片とを有し、前記ハウジングは、前記端子本体部の後端部に対して後方から対向するように位置する後壁部を有し、前記後壁部には、前記基板接続部を挿通させる挿通空間が形成されている。本開示の構成によれば、端子本体部が後壁部に当接することによって、ハウジングに対する端子金具の後方への相対変位を防止することができる。
【0010】
(2)前記端子本体部は、前後両端が開放された角筒形をなしており、前記基板接続部が、前記端子本体部を構成する4枚の板部のうちいずれか1枚の前記板部のみから後方へ延出し、前記後壁部が、前記端子本体部を構成する前記4枚の板部のうち、前記基板接続部が延出していない3枚の前記板部と対向していることが好ましい。この構成によれば、後壁部に端子本体部が押圧されたときに、応力が3枚の板部に分散されるので、端子本体部の変形を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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