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公開番号
2025063742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023173172
出願日
2023-10-04
発明の名称
ワイヤーハーネス
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人上野特許事務所
主分類
H01B
7/00 20060101AFI20250409BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】簡素な構造で、かつ、省スペース性を確保しながら、各通信用電線に対してノイズ遮蔽を施した、複数の通信用電線を含む電線群を共通の基材に固定したワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネス1は、複数の通信用電線20を含んだ電線群2と、導体線31および前記導体線31を被覆する絶縁被覆32を備え、グランド電位に接続可能なグランド線3と、基材4と、金属層51を備えたシート状の遮蔽材5と、を有し、前記電線群2を構成する各電線は、前記基材4に固定されており、前記遮蔽材5は、前記電線群2の表面を覆って、前記基材4に固定されており、前記グランド線3の前記導体線31は、前記遮蔽材5の前記金属層51に電気的に接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の通信用電線を含んだ電線群と、
導体線、および前記導体線を被覆する絶縁被覆を備え、グランド電位に接続可能なグランド線と、
基材と、
金属層を備えたシート状の遮蔽材と、を有し、
前記電線群を構成する各電線が、前記基材に固定されており、
前記遮蔽材は、前記電線群の表面を覆って、前記基材に固定されており、
前記グランド線の前記導体線は、前記遮蔽材の前記金属層に電気的に接続されている、ワイヤーハーネス。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記通信用電線は、1対の絶縁電線が軸を並べて配置された平行電線として構成されている、請求項1に記載のワイヤーハーネス。
【請求項3】
前記遮蔽材はさらに、樹脂フィルムを有し、前記樹脂フィルムの表面に、前記金属層が設けられている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項4】
前記遮蔽材はさらに、前記金属層が設けられているのと反対側の前記樹脂フィルムの表面に、粘着剤より構成された粘着層を有し、
前記遮蔽材は、前記粘着層が設けられた面を内側に向けて、前記電線群を被覆しており、前記粘着層によって、前記基材および前記電線群に固定されている、請求項3に記載のワイヤーハーネス。
【請求項5】
前記グランド線は、前記電線群の軸線方向に沿って、一部の領域にのみ設けられている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項6】
前記グランド線は、前記電線群の軸線方向に沿って前記遮蔽材の少なくとも一方の端部を含む領域に設けられている、請求項5に記載のワイヤーハーネス。
【請求項7】
前記グランド線は、前記遮蔽材が前記電線群を覆っている空間の外側に配置されている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項8】
前記グランド線の前記導体線と、前記遮蔽材の前記金属層との間の電気的接続は、前記グランド線を接続したピアッシング端子を、前記金属層に突き刺すことで形成されている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項9】
前記金属層の厚さは、10μm以上である、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項10】
前記グランド線の前記導体線と、前記遮蔽材の前記金属層との間の電気接続部における接触抵抗は、60Ω以下である、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
高さ方向の省スペース性を保って複数の電線を集合させる等の目的で、樹脂シートや不織布よりなるシート材の面に電線を固定してワイヤーハーネスを構成する場合がある。例えば、特許文献1に、電線を縫付または溶着によってシート材に固定したワイヤーハーネスを、車両の内装部材に含まれる板状部材に沿って配設する形態が開示されている。各種電線の中で、通信用電線についても、シート材に固定してワイヤーハーネスに組み込むことが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-196174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるような複数の電線をシート材に固定した形態のワイヤーハーネスに通信用電線が含まれる場合には、通信用電線に対して、ノイズ遮蔽を施すことが望まれる。特に、通信用電線が、1対の絶縁電線を横に並べた平行電線として構成される場合には、1対の絶縁電線を相互に撚り合わせたツイスト電線の場合とは異なり、コモンノイズの影響が大きくなりやすいため、ノイズ遮蔽が重要となる。
【0005】
ワイヤーハーネスに複数の通信用電線が含まれる場合に、通信用電線1本ずつに対してノイズ遮蔽を施すとすれば、ノイズ遮蔽に要する労力およびコストが大きくなる。また、共通のシート材への固定のように、電線の配置を工夫することで、ワイヤーハーネスの省スペース化を図っても、複数の通信用電線にノイズ遮蔽を施すことで、遮蔽材が全体として大きな体積を占めることになれば、省スペース化の効果を十分に利用できなくなる可能性がある。
【0006】
そこで、複数の通信用電線を含む電線群を共通の基材に固定したワイヤーハーネスであって、簡素な構造で、また省スペース性を確保しながら、各通信用電線に対してノイズ遮蔽を施したワイヤーハーネスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のワイヤーハーネスは、複数の通信用電線を含んだ電線群と、導体線、および前記導体線を被覆する絶縁被覆を備え、グランド電位に接続可能なグランド線と、基材と、金属層を備えたシート状の遮蔽材と、を有し、前記電線群を構成する各電線が、前記基材に固定されており、前記遮蔽材は、前記電線群の表面を覆って、前記基材に固定されており、前記グランド線の前記導体線は、前記遮蔽材の前記金属層に電気的に接続されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかるワイヤーハーネスは、複数の通信用電線を含む電線群を共通の基材に固定したワイヤーハーネスであって、簡素な構造で、また省スペース性を確保しながら、各通信用電線に対してノイズ遮蔽を施したワイヤーハーネスとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態にかかるワイヤーハーネスを示す平面図である。端部において構成部材を段階的に除いて表示している。
図2は、上記ワイヤーハーネスの端部近傍の構造を示す断面図である。
図3は、上記ワイヤーハーネスの接続状態を模式的に示す平面図である。
図4は、上記ワイヤーハーネスを構成する遮蔽材の構造を示す断面図である。
図5A,5Bは、遮蔽材を複数に分割した変形形態にかかるワイヤーハーネスを示す図である。図5Aは、ワイヤーハーネスおよびその接続状態を模式的に示す平面図であり、図5Bは分割遮蔽材間の接合部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。本開示の実施形態にかかるワイヤーハーネスは、以下の構成を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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