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公開番号
2025057045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166672
出願日
2023-09-28
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】導電部材の形状に影響されないようにランスの係止解除を行うことができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、ハウジング10と、導電部材11と、導電部材11の接続部11Aに接続される雌端子12と、リテーナ13と、を備える。導電部材11は、ハウジング10の前面を覆う第1覆い部11F及び第2覆い部11Jを有する。ハウジング10は、雌端子12を係止するランス10Dと、ランス10Dの撓み動作を許容する撓み許容空間Rと、前面と交差する側面に形成され、ランス10Dとの間に撓み許容空間Rを区画する壁部10Eと、壁部10Eより後方の側面に開口する装着孔10Fと、壁部10Eより前方の側面に開口する抜き孔10Gと、を有する。リテーナ13は、装着孔10F内に配置されて本係止位置で雌端子12を係止する係止部13Cを有する。ランス10Dは、抜き孔10Gに向かうように配置された解除面10Rを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの前部に装着される導電部材と、
前記ハウジングの後部に収容されて前記導電部材が有する接続部に接続される端子と、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、
を備え、
前記導電部材は、前記ハウジングの前面の少なくとも一部を覆う覆い部を有し、
前記ハウジングは、前記端子を一次的に係止する弾性変形可能なランスと、前記ランスの撓み動作を許容する撓み許容空間と、前記前面と交差する側面に形成されて前記ランスとの間に前記撓み許容空間を区画する壁部と、前記壁部より後方の部分の前記側面に開口する装着孔と、前記壁部より前方の部分の前記側面に開口する抜き孔と、を有し、
前記リテーナは、前記装着孔の内部に配置されて前記本係止位置で前記端子を二次的に係止する係止部を有し、
前記ランスは、前記抜き孔に向かうように配置された解除面を有している、コネクタ。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記リテーナは、前記係止部から前向きに延びる庇部を有し、
前記庇部は、前記本係止位置において前記抜き孔を塞ぎ、前記仮係止位置において前記抜き孔を開放する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リテーナは、前記本係止位置から前記仮係止位置に後向きに移動する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記抜き孔は、前記解除面よりも前方に、前記側面の開口に近づくに従って前向きに傾斜した退避面を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボルトによって車両に締結されるジョイント端子(以下、便宜上「導電部材」と称する)を備えたジョイントコネクタが開示されている。このジョイントコネクタには、後方から挿入された雌端子に係止するランスが設けられている。このジョイントコネクタには、導電部材が延出するハウジングの前面に、治具挿入溝が形成されている。治具挿入溝には、雌端子に対するランスの係止を解除させる治具が前方から挿入される。導電部材におけるハウジングから前方に突出するブラケットは、下向きに屈曲しており、ハウジングの前面の一部(下部)を前方から覆う構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-103193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハウジングの前面を覆う導電部材の形状如何によっては、ランスの係止を解除する治具をハウジングの前方(ジョイント端子が位置する方)から挿入することが困難となることがある。
【0005】
そこで、本開示は、導電部材の形状に影響されないようにランスの係止解除を行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
ハウジングと、
前記ハウジングの前部に装着される導電部材と、
前記ハウジングの後部に収容されて前記導電部材が有する接続部に接続される端子と、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、
を備え、
前記導電部材は、前記ハウジングの前面の少なくとも一部を覆う覆い部を有し、
前記ハウジングは、前記端子を一次的に係止する弾性変形可能なランスと、前記ランスの撓み動作を許容する撓み許容空間と、前記前面と交差する側面に形成されて前記ランスとの間に前記撓み許容空間を区画する壁部と、前記壁部より後方の前記側面に開口する装着孔と、前記壁部より前方の前記側面に開口する抜き孔と、を有し、
前記リテーナは、前記装着孔の内部に配置されて前記本係止位置で前記端子を二次的に係止する係止部を有し、
前記ランスは、前記抜き孔に向かうように配置された解除面を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、導電部材の形状に影響されないようにコネクタにおけるランスの係止の解除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1のコネクタを示す分解斜視図である。
図2は、ハウジングを示す斜視図である。
図3は、ハウジングの側断面図である。
図4は、導電部材を示す斜視図である。
図5は、コネクタの側断面図である。
図6は、リテーナを示す斜視図である。
図7は、リテーナが仮係止位置に配置された状態のコネクタを示す側面図である。
図8は、リテーナが本係止位置に配置された状態のコネクタを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)ハウジングと、
前記ハウジングの前部に装着される導電部材と、
前記ハウジングの後部に収容されて前記導電部材が有する接続部に接続される端子と、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、
を備え、
前記導電部材は、前記ハウジングの前面の少なくとも一部を覆う覆い部を有し、
前記ハウジングは、前記端子を一次的に係止する弾性変形可能なランスと、前記ランスの撓み動作を許容する撓み許容空間と、前記前面と交差する側面に形成されて前記ランスとの間に前記撓み許容空間を区画する壁部と、前記壁部より後方の前記側面に開口する装着孔と、前記壁部より前方の前記側面に開口する抜き孔と、を有し、
前記リテーナは、前記装着孔の内部に配置されて前記本係止位置で前記端子を二次的に係止する係止部を有し、
前記ランスは、前記抜き孔に向かうように配置された解除面を有している、コネクタ。
【0010】
(1)のコネクタは、抜き孔を側面に開口するように形成することができるので、導電部材がハウジングの前面を覆う形態をなし、前面から治具の挿入ができない場合であっても、治具を使って抜き孔を介してランスを操作することができる。また、抜き孔、及び装着孔が前面に交差する側面に開口しているので、金型における一つのスライド金型を利用して抜き孔及び装着孔を形成できるので、金型構造を複雑にしなくて済む。
(【0011】以降は省略されています)
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