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公開番号2025077330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189433
出願日2023-11-06
発明の名称コネクタ装置
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/514 20060101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】、コネクタをホルダに収容して保持可能なコネクタ装置を提供する。
【解決手段】コネクタ装置Cは、コネクタ10と、コネクタ10を内部に収容するホルダ60と、を備えたコネクタ装置Cであって、コネクタ10は、複数のキャビティ23が形成されているハウジング20と、ハウジング20に保持されているバスバー40と、を有し、キャビティ23には後方から雌端子金具を挿入可能であり、複数のキャビティ23は、左右方向に並んで配置され、バスバー40は、キャビティ23それぞれの前端部に配置される複数のタブ42を有し、ハウジング20は、上下方向よりも左右方向に長い扁平な形状をなし、ホルダ60は、コネクタ10を内部に収容した状態において、コネクタ10の左右の側面10Cと対向する左右の側壁面60Cを有し、ハウジング20の左右の側面20Cには、コネクタ側ロック部11が設けられ、ホルダ60の左右の側壁面60Cには、コネクタ側ロック部11と係止するホルダ側ロック部66が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと、前記コネクタを内部に収容するホルダと、を備えたコネクタ装置であって、
前記コネクタは、複数のキャビティが形成されているハウジングと、前記ハウジングに保持されているバスバーと、を有し、
前記キャビティには後方から雌端子金具を挿入可能であり、複数の前記キャビティは、左右方向に並んで配置され、
前記バスバーは、前記キャビティそれぞれの前端部に配置される複数のタブを有し、
前記ハウジングは、上下方向よりも左右方向に長い扁平な形状をなし、
前記ホルダは、前記コネクタを内部に収容した状態において、前記コネクタの左右の側面と対向する左右の側壁面を有し、
前記ハウジングの左右の側面には、コネクタ側ロック部が設けられ、
前記ホルダの左右の側壁面には、前記コネクタ側ロック部と係止するホルダ側ロック部が設けられている、コネクタ装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ホルダの左右の側壁面は、前記ホルダの奥側から開口側へ片持ち状に延びたロックアームを有し、
前記ホルダ側ロック部は、前記ロックアームに設けられ、
前記ロックアームの先端部は、前記ホルダの開口端よりも前方に配置されている、請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記ホルダ側ロック部は、前記ロックアームの左右方向内側に突出して設けられ、前記コネクタを前記ホルダに挿入する際に前記コネクタ側ロック部と接触するホルダ側接触面を有し、
前記ホルダ側接触面は、前記ロックアームの先端側から前記奥側へ向かって次第に突出寸法が増すように傾斜している、請求項2に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記コネクタは、前記キャビティに挿入された雌端子金具を抜け止めするリテーナを有し、
前記リテーナは、左右方向に延びた本体部と、前記本体部の左右方向の両端部に設けられた係止部と、を有し、
前記ハウジングの左右の側面には、前記係止部が嵌合する係止用溝部が凹設され、
前記係止用溝部には、前記係止部が左右方向外側に開くことを規制するように傾斜した開き規制面が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記コネクタ側ロック部は、前記ハウジングの左右の側面から左右方向外側に突出して設けられ、前記コネクタを前記ホルダに挿入する際に前記ホルダ側ロック部と接触するコネクタ側接触面を有し、
前記コネクタ側接触面は、前記開き規制面と連続して設けられ、前側から後側へ向かって次第に突出寸法が増すように傾斜している、請求項4に記載のコネクタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、複数のタブを有する板状の導電部材と、導電部材を保持するハウジングと、を備えたコネクタが知られている。ハウジングには、端子収容部が設けられている。タブは、端子収容部内に突出して配置されている。端子収容部には、電線の端末部に接続された雌端子が挿入される。端子収容部に挿入された雌端子はタブと電気的に接続される。この種のコネクタのハウジングは、導電部材の板面に沿って扁平な形状をなす場合が多い。なお、下記特許文献2,3には、リテーナを備えたコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-73925号公報
特開2007-184188号公報
特開2008-98021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような板状の導電部材を備えたコネクタを、車体等に固定するホルダに収容して使用したいという要望がある。この場合、コネクタをホルダに保持させるためのロック構造を設ける必要がある。しかしながら、例えばホルダに上下にコネクタを配置する場合、扁平なハウジングの高さ寸法を増すことはできるだけ避けたいという事情がある。
【0005】
そこで、本開示は、扁平なハウジングの高さ寸法を増すことなく、コネクタをホルダに収容して保持可能なコネクタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタ装置は、コネクタと、前記コネクタを内部に収容するホルダと、を備えたコネクタ装置であって、前記コネクタは、複数のキャビティが形成されているハウジングと、前記ハウジングに保持されているバスバーと、を有し、前記キャビティには後方から雌端子金具を挿入可能であり、複数の前記キャビティは、左右方向に並んで配置され、前記バスバーは、前記キャビティそれぞれの前端部に配置される複数のタブを有し、前記ハウジングは、上下方向よりも左右方向に長い扁平な形状をなし、前記ホルダは、前記コネクタを内部に収容した状態において、前記コネクタの左右の側面と対向する左右の側壁面を有し、前記ハウジングの左右の側面には、コネクタ側ロック部が設けられ、前記ホルダの左右の側壁面には、前記コネクタ側ロック部と係止するホルダ側ロック部が設けられているものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、扁平なハウジングの高さ寸法を増すことなく、コネクタをホルダに収容して保持可能なコネクタ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかるコネクタ装置であって、ホルダにコネクタを収容した状態を示す斜視図である。
図2は、ホルダにコネクタを収容する前の状態のコネクタ装置を示す斜視図である。
図3は、コネクタを示す分解斜視図である。
図4は、コネクタを示す側面図である。
図5は、コネクタを示す底面図である。
図6は、ホルダにコネクタを収容した状態のコネクタ装置を示す断面図である。
図7は、ホルダにコネクタを収容した状態のコネクタ装置の一部拡大断面図であって、ホルダとコネクタとのロック構造を拡大して示す図である。
図8は、ホルダにコネクタを収容する途中の様子を示すコネクタ装置の一部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタ装置は、コネクタと、前記コネクタを内部に収容するホルダと、を備えたコネクタ装置であって、前記コネクタは、複数のキャビティが形成されているハウジングと、前記ハウジングに保持されているバスバーと、を有し、前記キャビティには後方から雌端子金具を挿入可能であり、複数の前記キャビティは、左右方向に並んで配置され、前記バスバーは、前記キャビティそれぞれの前端部に配置される複数のタブを有し、前記ハウジングは、上下方向よりも左右方向に長い扁平な形状をなし、前記ホルダは、前記コネクタを内部に収容した状態において、前記コネクタの左右の側面と対向する左右の側壁面を有し、前記ハウジングの左右の側面には、コネクタ側ロック部が設けられ、前記ホルダの左右の側壁面には、前記コネクタ側ロック部と係止するホルダ側ロック部が設けられているものである。このような構成によれば、コネクタ側ロック部を、ハウジングの上面又は下面に設けなくてもよいから、扁平なハウジングの高さ寸法を増すことなく、コネクタをホルダに収容して保持できる。
[2]上記[1]に記載されたコネクタ装置において、前記ホルダの左右の側壁面は、前記ホルダの奥側から開口側へ片持ち状に延びたロックアームを有し、前記ホルダ側ロック部は、前記ロックアームに設けられ、前記ロックアームの先端部は、前記ホルダの開口端よりも前方に配置されているものとしてもよい。このような構成によれば、ホルダ側ロック部がホルダの奥側に配置されている場合と比べて、ロックアームをロック解除方向に変形させやすい。したがって、コネクタをホルダから取り外したい場合には、ホルダ側ロック部とコネクタ側ロック部との係止状態を容易に解除できる。
[3]上記[2]に記載されたコネクタ装置において、前記ホルダ側ロック部は、前記ロックアームの左右方向内側に突出して設けられ、前記コネクタを前記ホルダに挿入する際に前記コネクタ側ロック部と接触するホルダ側接触面を有し、前記ホルダ側接触面は、前記ロックアームの先端側から前記奥側へ向かって次第に突出寸法が増すように傾斜しているものとしてもよい。このような構成によれば、コネクタ側ロック部は、ホルダ側ロック部に設けられたホルダ側接触面の傾斜によって、ホルダ側ロック部にスムーズに乗り上がるから、ホルダへのコネクタの挿入をスムーズに行うことができる。
[4]上記[1]から[3]のいずれかに記載されたコネクタ装置において、前記コネクタは、前記キャビティに挿入された雌端子金具を抜け止めするリテーナを有し、前記リテーナは、左右方向に延びた本体部と、前記本体部の左右方向の両端部に設けられた係止部と、を有し、前記ハウジングの左右の側面には、前記係止部が嵌合する係止用溝部が凹設され、前記係止用溝部には、前記係止部が左右方向外側に開くことを規制するように傾斜した開き規制面が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、リテーナの係止部が左右方向外側に開いてコネクタの側面に段差を形成することを防止できるから、ホルダへのコネクタの挿入をスムーズに行うことができる。
[5]上記[4]に記載されたコネクタ装置において、前記コネクタ側ロック部は、前記ハウジングの左右の側面から左右方向外側に突出して設けられ、前記コネクタを前記ホルダに挿入する際に前記ホルダ側ロック部と接触するコネクタ側接触面を有し、前記コネクタ側接触面は、前記開き規制面と連続して設けられ、前側から後側へ向かって次第に突出寸法が増すように傾斜しているものとしてもよい。このような構成によれば、コネクタ側ロック部は、ホルダ側接触面及びコネクタ側接触面の傾斜によって、ホルダ側ロック部にスムーズに乗り上がるから、ホルダへのコネクタの挿入をスムーズに行うことができる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタ装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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