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公開番号2025078315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190787
出願日2023-11-08
発明の名称雌端子およびコネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/533 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】温度上昇を抑制できる雌端子およびコネクタを提供する。
【解決手段】雌端子31は、電線が接続される電線接続部32と、雄端子の柱状接続部が内部に挿入される筒状接続部60を有する端子接続部33と、電線接続部32と端子接続部33とを連結する繋ぎ部34と、を備える。電線接続部32と繋ぎ部34と端子接続部33とは第1方向X1に沿って並んで設けられている。筒状接続部60の軸方向は、第1方向X1と交差する第2方向Z1に沿って延びている。第2方向Z1に沿う繋ぎ部34の第1寸法L1は、第2方向Z1に沿う筒状接続部60の第2寸法L2よりも大きい。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
電線が接続される電線接続部と、
雄端子の柱状接続部が内部に挿入される筒状接続部を有する端子接続部と、
前記電線接続部と前記端子接続部とを連結する繋ぎ部と、を備え、
前記電線接続部と前記繋ぎ部と前記端子接続部とは第1方向に沿って並んで設けられており、
前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びており、
前記第2方向に沿う前記繋ぎ部の第1寸法は、前記第2方向に沿う前記筒状接続部の第2寸法よりも大きい、雌端子。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記繋ぎ部は、前記第2寸法の幅を有する基部と、前記基部から前記第2方向に向かって延出された第1幅拡大部と、を有する請求項1に記載の雌端子。
【請求項3】
前記繋ぎ部は、前記基部から前記第2方向の反対方向である第2反対方向に向かって延出された第2幅拡大部を有する、請求項2に記載の雌端子。
【請求項4】
前記第1寸法は、前記第2方向に沿う前記電線接続部の第3寸法よりも小さい、請求項1に記載の雌端子。
【請求項5】
前記繋ぎ部は、前記繋ぎ部を厚さ方向に貫通する貫通孔を有する、請求項1に記載の雌端子。
【請求項6】
前記端子接続部は、
第1筒状部を有する第1周壁と、
前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される前記筒状接続部と、
前記第1筒状部の第1内面と前記第2筒状部の第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部と、を有し、
前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁から延びて前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されている、請求項1に記載の雌端子。
【請求項7】
前記第1周壁は、前記第1方向に沿って延びており、
前記第2周壁は、前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1周壁から前記第1方向および前記第2方向の双方と交差する第3方向に向かった位置に設けられており、
前記端子接続部は、前記第1周壁と前記第2周壁とを連結する連結部を更に有し、
前記連結部は、前記第1周壁と一体に形成されるとともに、前記第2周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記繋ぎ部と前記第1方向において隣り合うように設けられており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁のうち前記第2方向の端面から前記第2周壁に向かって折り返されており、
前記連結部は、前記繋ぎ部と前記第1方向において隣り合うように設けられており、
前記連結部は、前記第1周壁のうち前記第2方向の反対方向である第2反対方向の端面から前記第2周壁のうち前記第2反対方向の端面に向かって折り返されて形成されており、
前記第1寸法は、前記第1周壁のうち前記第2反対方向の端面から前記第2反対方向に向かって突出する前記連結部の突出先端から、前記第1周壁のうち前記第2方向の端面から前記第2方向に向かって突出する前記巻き押え部の突出先端までの前記第2方向に沿う最長距離である第4寸法よりも小さい、請求項6に記載の雌端子。
【請求項8】
前記第2筒状部は、前記筒状接続部の軸方向に分割された複数の分割筒状部を有し、
前記複数の分割筒状部の各々は、前記第2内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって断面円弧状に突出する突部を有する、請求項6に記載の雌端子。
【請求項9】
前記繋ぎ部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記繋ぎ部は、前記第1周壁のうち前記第1方向の反対方向である第1反対方向の端部から前記第1反対方向に向かって延びており、
前記電線接続部は、前記繋ぎ部と一体に形成されており、
前記電線接続部は、前記繋ぎ部のうち前記第1反対方向の端部から前記第1反対方向に向かって延びている、請求項6に記載の雌端子。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の雌端子と、
前記雌端子を保持するハウジングと、を備える、コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、雌端子およびコネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、雌端子と、雌端子を保持するハウジングとを備えるものが知られている。雌端子の筒状接続部には、雄端子の柱状接続部が挿入されるとともに、柱状接続部が電気的に接続される。この種の雌端子は、コイルばね等の付勢部材による付勢力を利用して、雄端子の柱状接続部に対する接触圧力を安定して確保している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、通電時における雌端子の温度上昇を抑制することが望まれている。
本開示の目的は、温度上昇を抑制できる雌端子およびコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の雌端子は、電線が接続される電線接続部と、雄端子の柱状接続部が内部に挿入される筒状接続部を有する端子接続部と、前記電線接続部と前記端子接続部とを連結する繋ぎ部と、を備え、前記電線接続部と前記繋ぎ部と前記端子接続部とは第1方向に沿って並んで設けられており、前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びており、前記第2方向に沿う前記繋ぎ部の第1寸法は、前記第2方向に沿う前記筒状接続部の第2寸法よりも大きい。
【発明の効果】
【0006】
本開示の雌端子およびコネクタによれば、温度上昇を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図10は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図5および図6における10-10線断面図)である。
図11は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図10における11-11線断面図)である。
図12は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図13は、一実施形態の雌端子を示す斜視図である。
図14は、一実施形態の雌端子を示す平面図である。
図15は、一実施形態のワイヤハーネスを示す平面図である。
図16は、一実施形態のハウジング本体を示す斜視図である。
図17は、一実施形態のハウジング本体を示す断面図(図19における17-17線断面図)である。
図18は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面斜視図である。
図19は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図15における19-19線断面図)である。
図20は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示の雌端子は、電線が接続される電線接続部と、雄端子の柱状接続部が内部に挿入される筒状接続部を有する端子接続部と、前記電線接続部と前記端子接続部とを連結する繋ぎ部と、を備え、前記電線接続部と前記繋ぎ部と前記端子接続部とは第1方向に沿って並んで設けられており、前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びており、前記第2方向に沿う前記繋ぎ部の第1寸法は、前記第2方向に沿う前記筒状接続部の第2寸法よりも大きい。
【0009】
この構成によれば、第2方向に沿う繋ぎ部の第1寸法、つまり繋ぎ部の幅寸法が、第2方向に沿う筒状接続部の第2寸法よりも大きく形成される。このため、第1寸法と第2寸法とが互いに等しい場合に比べて、雌端子の体積を増大させることができる。これにより、雌端子の熱容量を増大させることができ、通電時における雌端子の発熱量を低下させることができる。この結果、通電時における雌端子の温度上昇を好適に抑制できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記繋ぎ部は、前記第2寸法の幅を有する基部と、前記基部から前記第2方向に向かって延出された第1幅拡大部と、を有してもよい。
この構成によれば、第1幅拡大部を設けたことにより、雌端子の体積を増大させることができる。これにより、雌端子の熱容量を増大させることができ、通電時における雌端子の温度上昇を好適に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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