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公開番号
2025070012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180018
出願日
2023-10-19
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250424BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ハウジングに対するリテーナおよび端子金具の組み付けに支障を来すことなく、リテーナの突出量で端子金具の半挿入状態を検知可能なコネクタを提供する。
【解決手段】リテーナ50は、仮係止位置で端子金具80の本体部81の通過を許容する挿通部56,57と、挿通部56,57を区画する壁面部58から突出しハウジング20に対して半挿入状態にある端子金具80の第1壁88に第2壁85とは反対側から干渉可能な検知部61と、を有し、仮係止位置から本係止位置へ行くにしたがってハウジング20の外面からの突出量を減少させるように構成される。検知部61は、仮係止位置で突部91,92から逃げる形状の凹部62を有し、壁面部58における幅方向両側の端部を除いた中間部と対応して配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
端子金具を収容するハウジングと、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、
前記端子金具の本体部は、幅方向に間隔をあけて配置される一対の側壁と、一対の前記側壁に連なって高さ方向に間隔をあけて配置される第1壁および第2壁と、前記第1壁の幅方向一側の端部から前記第2壁が位置する側とは反対側に突出する突部と、一対の前記側壁の後端における前記第2壁側の部分に連なる一対の連結側壁と、を有し、
前記リテーナは、前記仮係止位置で前記本体部の通過を許容する挿通部と、前記挿通部を区画する壁面部から突出し前記ハウジングに対して半挿入状態にある前記端子金具の前記第1壁に前記第2壁とは反対側から干渉可能な検知部と、を有し、前記仮係止位置から前記本係止位置へ行くにしたがって前記ハウジングの外面からの突出量を減少させるように構成され、
前記検知部は、前記仮係止位置で前記突部から逃げる形状の凹部を有し、前記壁面部における幅方向両側の端部を除いた中間部と対応して配置されている、コネクタ。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記検知部は、前記壁面部からの突出方向先端部における幅方向両側の角部のうち、一側の角部を切り欠くようにして、前記凹部を形成している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記検知部の、前記壁面部からの突出方向先端部は、前記本係止位置で一対の前記連結側壁の間に形成された幅方向の対向空間に位置している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記突部は、正面視で湾曲状の外周部を有し、
前記凹部は、前記外周部に対応して正面視で湾曲状をなす湾曲面を有している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコネクタは、端子金具と、端子金具を収容するハウジングと、ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能に配置されるリテーナと、を備えている。リテーナの下面は、仮係止位置でハウジングの下面から突出し、本係止位置でハウジングの下面から突出しないように配置される。端子金具は、筒状の接続部を有している。接続部は、下壁から下方に突出する突部を有している(特許文献1の図3を参照)。また、端子金具は、接続部の左右側壁の後端に連なる連結側壁を有している(図3の符号24で指す部分)。
【0003】
リテーナは、仮係止位置で接続部の通過を許容する端子挿通孔と、端子挿通孔の底面に突設されて本係止位置で接続部の後端に係止可能に配置される端子係止部と、を有している。端子係止部は、仮係止位置で突部との干渉を回避するべく、端子挿通孔の底面における幅方向一側の端部に偏って突設されている。端子金具がハウジングに対して正しい位置(正規の挿入深さ)まで挿入されない場合、端子係止部が接続部の下面に突き当たり、リテーナの仮係止位置から本係止位置への移動が規制される。このとき、リテーナの下面がハウジングの下面よりも下方に突出した位置にあるので、ハウジングの下面からのリテーナの突出量を目視等で確認することにより、端子金具がハウジング内の正しい位置まで挿入されていない状態(半挿入状態)にあることを検知できる。なお、特許文献2にもリテーナを備えたコネクタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-101869号公報
特開2013-8516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において、コネクタが小型化になると、リテーナの端子係止部が半挿入状態にある端子金具と干渉したときに、リテーナの突出量を十分に確保することできない。これに対し、リテーナの端子係止部の突出寸法を大きくすれば、端子係止部が半挿入状態にある端子金具と干渉したときに、リテーナの突出量を大きくとることもできる。しかし、端子係止部の突出寸法が大きいと、端子金具がハウジングに正規深さで挿入された状態にあっても、リテーナの端子係止部が端子金具の連結側壁に突き当たり、リテーナが本係止位置に至ることができないという問題が生じる。ここで、端子係止部を端子挿通孔の底面における幅方向中央側に設ければ、端子係止部が連結側壁に突き当たるのを回避できる。しかるにこの場合は、リテーナが仮係止位置にあるときに、端子係止部が端子金具の突部と突き当たって、端子金具がハウジングに挿入されないという新たな問題が生じる。
【0006】
そこで、本開示は、ハウジングに対するリテーナおよび端子金具の組み付けに支障を来すことなく、リテーナの突出量で端子金具の半挿入状態を検知可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、端子金具を収容するハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、前記端子金具の本体部は、幅方向に間隔をあけて配置される一対の側壁と、一対の前記側壁に連なって高さ方向に間隔をあけて配置される第1壁および第2壁と、前記第1壁の幅方向一側の端部から前記第2壁が位置する側とは反対側に突出する突部と、一対の前記側壁の後端における前記第2壁側の部分に連なる一対の連結側壁と、を有し、前記リテーナは、前記仮係止位置で前記本体部の通過を許容する挿通部と、前記挿通部を区画する壁面部から突出し前記ハウジングに対して半挿入状態にある前記端子金具の前記第1壁に前記第2壁とは反対側から干渉可能な検知部と、を有し、前記仮係止位置から前記本係止位置へ行くにしたがって前記ハウジングの外面からの突出量を減少させるように構成され、前記検知部は、前記仮係止位置で前記突部から逃げる形状の凹部を有し、前記壁面部における幅方向両側の端部を除いた中間部と対応して配置されている、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ハウジングに対するリテーナおよび端子金具の組み付けに支障を来すことなく、リテーナの突出量で端子金具の半挿入状態を検知可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタの分解斜視図である。
図2は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置にあるときに、端子金具の本体部がリテーナの挿通部を通過する状態を前方から示す拡大横断面図である。
図3は、実施形態1のコネクタにおいて、端子金具が半挿入状態にあるときに、リテーナの本係止位置への移動が規制される状態を示す拡大側断面図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおいて、端子金具がハウジングに収容され、リテーナがハウジングに対して本係止位置に移動した状態を示す拡大側断面図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおいて、端子金具がハウジングに収容され、リテーナがハウジングに対して本係止位置に移動した状態を後方から示す拡大横断面図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおける端子金具の斜視図である。
図7は、実施形態1のコネクタにおけるリテーナの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子金具を収容するハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、前記端子金具の本体部は、幅方向に間隔をあけて配置される一対の側壁と、一対の前記側壁に連なって高さ方向に間隔をあけて配置される第1壁および第2壁と、前記第1壁の幅方向一側の端部から前記第2壁が位置する側とは反対側に突出する突部と、一対の前記側壁の後端における前記第2壁側の部分に連なる一対の連結側壁と、を有し、前記リテーナは、前記仮係止位置で前記本体部の通過を許容する挿通部と、前記挿通部を区画する壁面部から突出し前記ハウジングに対して半挿入状態にある前記端子金具の前記第1壁に前記第2壁とは反対側から干渉可能な検知部と、を有し、前記仮係止位置から前記本係止位置へ行くにしたがって前記ハウジングの外面からの突出量を減少させるように構成され、前記検知部は、前記仮係止位置で前記突部から逃げる形状の凹部を有し、前記壁面部における幅方向両側の端部を除いた中間部と対応して配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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