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公開番号2025057043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166668
出願日2023-09-28
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/04 20060101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】強度と易解体性を両立できる導電部材を備えたコネクタを提供する。
【解決手段】導電部材40は、ハウジング20の外部に位置して固定部30に締結される締結部42と、ハウジング20の内部に位置して端子90に接続される接続部43と、ハウジング20の外部で接続部43と締結部42との間に位置する連結部44,45と、を有している。連結部44,45は、接続部43と締結部42のそれぞれに一体に連結される破断可能な脆弱部44と、接続部43側と締結部42側の少なくとも一方側から他方側に向けて延び、他方側に係止される補強部45と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに装着される金属製の導電部材と、
を備え、
前記導電部材は、
前記ハウジングの外部に位置して固定部に締結される締結部と、
前記ハウジングの内部に位置して端子に接続される接続部と、
前記ハウジングの外部で前記接続部と前記締結部との間に位置する連結部と、
を有し、
前記連結部は、
前記接続部と前記締結部のそれぞれに一体に連結される破断可能な脆弱部と、
前記接続部側と前記締結部側の少なくとも一方側から他方側に向けて延び、前記他方側に係止される補強部と、を有している、コネクタ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記締結部よりも前方且つ上方に位置し、
前記補強部は、前記接続部から後方且つ下方に延び、下端側が前記締結部に係止されるものであって、前記脆弱部を後方から覆う覆い部を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記締結部は、前記補強部に対し、前方から対向する第1係止部と、上方から対向する第2係止部と、を有している、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記接続部は、
上段バスバー部と、
前記上段バスバー部よりも下方に位置する下段バスバー部と、
前記上段バスバー部と前記下段バスバー部の一端同士をつなぐつなぎ部と、
を有し、
前記上段バスバー部と前記下段バスバー部は、前方に突出する複数のタブを有し、
前記脆弱部は、前記下段バスバー部から後方且つ下方に延び、
前記補強部は、前記上段バスバー部から後方且つ下方に延びている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記補強部は、前記一方側から前記他方側にかけて延びる形状であり、
前記脆弱部は、前記一方側から前記他方側にかけて前記補強部よりも長く迂回して延びる形状である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記導電部材は、前記締結部から前記接続部に向けて延びる延出部を有し、
前記延出部は、前記連結部から離れて配置され、
前記ハウジングは、前記延出部の延び方向の先端部が嵌合する受け部を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記ハウジングの後面は、前記導電部材が引き出される引出面であり、
前記受け部は、前記引出面に開口する肉抜き孔である、請求項6に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、ハウジングと、ハウジングに装着される金属製の導電部材と、を備えている。導電部材は、電線に接続された雌端子に接続される接続部と、ハウジングの外部に導出されて車両に固定されるアース接続部と、を有している。導電部材は、ハウジングの内部に位置する部分に、凹溝を有している。車両の解体作業を行う際には、アース接続部が車両に固定された状態で、ハウジングから引き出された電線がクレーン等で引っ張られる。これにより、凹溝が破断(破壊)され、導電部材のうち、凹溝よりもアース接続部側の部分が車両に残る一方、凹溝よりも接続部側の部分が電線とともに車両から引き離される。
【0003】
特許文献1の場合、凹溝がハウジングの内部に位置している。このため、車両の解体以外のときに車両に加わる振動等の比較的小さい力は、ハウジングによって受けられ、凹溝にダイレクトに伝わることがない。このため、上記比較的小さい力に対して凹溝が破断される事態を防止できる。
【0004】
なお、車両から電線等を取り外す技術は、特許文献2にも開示されている。また、特許文献1の導電部材は、アースジョイント端子と称される端子である。このようなアースジョイント端子は、特許文献3と特許文献4にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-73925号公報
特開2003-203687号公報
特開2011-103192号公報
特開2022-113255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1とは異なり、コネクタの設計事情等によって、凹溝がハウジングの外部に位置する構造をとらざるを得ないこともある。仮に、凹溝のような脆弱部分がハウジングの外部に位置すると、車両に加わる振動等の比較的小さい力で脆弱部分が意図せず破断される懸念があり、何らかの対策が必要となる。
【0007】
そこで、本開示は、強度と易解体性を両立できる導電部材を備えたコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに装着される金属製の導電部材と、を備え、前記導電部材は、前記ハウジングの外部に位置して固定部に締結される締結部と、前記ハウジングの内部に位置して端子に接続される接続部と、前記ハウジングの外部で前記接続部と前記締結部との間に位置する連結部と、を有し、前記連結部は、前記接続部と前記締結部のそれぞれに一体に連結される破断可能な脆弱部と、前記接続部側と前記締結部側の少なくとも一方側から他方側に向けて延び、前記他方側に係止される補強部と、を有しているコネクタである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、強度と易解体性を両立できる導電部材を備えたコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施形態1において、コネクタを斜め上後方から見た斜視図である。
図2は、コネクタの側断面図である。
図3は、コネクタの後部の平面図である。
図4は、ハウジング本体を斜め上前方から見た斜視図である。
図5は、ハウジング本体を斜め上後方から見た斜視図である。
図6は、導電部材を斜め下前方から見た斜視図である。
図7は、導電部材を斜め上後方から見た斜視図である。
図8は、第1係止部と第1被係止部との係止状態を拡大して示す斜視図である。
図9は、第2係止部と第2被係止部との係止状態を拡大して示す斜視図である。
図10は、延出部の延び方向の先端部が受け部に嵌合した状態を拡大して示す断面図である。
図11は、導電部材のうちの車両の解体後に車両に残る部分を斜め上後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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