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公開番号2025056423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165885
出願日2023-09-27
発明の名称車載空調システム
出願人トヨタ自動車株式会社,住友電装株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60H 1/00 20060101AFI20250401BHJP(車両一般)
要約【課題】車室温度と目標温度との差をユーザが直感的に把握できる車載空調システムを提供する。
【解決手段】車載空調システム10は、運転席ドア30、助手席ドア32、センタークラスタ34の少なくとも一つに設けられた1以上の電飾用発光体22と、1以上の電飾用発光体22を制御する電飾コントローラ20と、を備え、前記電飾コントローラ20は、メモリに記憶した設定温度Tsが、空調の目標温度T*と異なる場合に、前記設定温度Tsを前記目標温度T*に変更し、前記電飾コントローラ20は、車室温度Tdが記憶されている設定温度Tsよりも所定以上、低い場合は、前記1以上の電飾用発光体22を第一の色で点灯させ、前記車室温度Tdが前記設定温度Tsよりも所定以上、高い場合は、前記1以上の電飾用発光体22を前記第一の色と異なる第二の色で点灯させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車室を空調する空調装置と、
車室温度が、目標温度になるように、前記空調装置を制御する空調コントローラと、
運転席ドア、助手席ドア、センタークラスタの少なくとも一つに設けられた1以上の電飾用発光体と、
1以上の電飾用発光体を制御する電飾コントローラと、
を備え、
前記空調コントローラは、定期的にまたは不定期に前記目標温度を前記電飾コントローラに通知し、
前記電飾コントローラは、メモリに記憶した設定温度が、通知された前記目標温度と異なる場合に、前記設定温度を前記目標温度に変更し、
前記電飾コントローラは、前記空調装置による空調が実行されている場合において、前記車室温度が記憶されている設定温度よりも所定以上、低い場合は、前記1以上の電飾用発光体を第一の色で点灯させ、前記車室温度が前記設定温度よりも所定以上、高い場合は、前記1以上の電飾用発光体を前記第一の色と異なる第二の色で点灯させる、
ことを特徴とする車載空調システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載空調システムであって、
前記第一の色は、暖色系の色であり、
前記第二の色は、寒色系の色である、
ことを特徴とする車載空調システム。
【請求項3】
請求項1に記載の車載空調システムであって、
前記1以上の電飾用発光体は、前記運転席ドアおよび前記助手席ドアの少なくとも一つに設けられている、ことを特徴とする車載空調システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車載空調システムであって、
前記電飾コントローラは、前記設定温度と前記車室温度との差分が所定未満の場合、前記1以上の電飾用発光体を消灯、または、前記第一の色および前記第二の色と異なる第三の色で点灯させる、
ことを特徴とする車載空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車室を空調する車載空調システムを開示する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車載空調システムは、車室温度が、ユーザから指定された目標温度になるように、空調装置を動作させるシステムである。かかる空調システムの中には、空調状況を光で表すものがある。例えば、特許文献1には、空気吹出口を照明する照明の発光色を、空気吹出口から吹き出す温調空気の温度に応じて変更する空調装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-090821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術は、温調空気の温度に応じて発光色を変更しているに過ぎず、目標温度と車室温度との差分を監視していない。そのため、特許文献1の技術では、車室温度と目標温度との差をユーザが直感的に把握できない。
【0005】
そこで、本明細書では、車室温度と目標温度との差をユーザが直感的に把握できる車載空調システムを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示する車載空調システムは、車室を空調する空調装置と、車室温度が、目標温度になるように、前記空調装置を制御する空調コントローラと、運転席ドア、助手席ドア、センタークラスタの少なくとも一つに設けられた1以上の電飾用発光体と、1以上の電飾用発光体を制御する電飾コントローラと、を備え、前記空調コントローラは、定期的にまたは不定期に前記目標温度を前記電飾コントローラに通知し、前記電飾コントローラは、メモリに記憶した設定温度が、通知された前記目標温度と異なる場合に、前記設定温度を前記目標温度に変更し、前記電飾コントローラは、前記空調装置による空調が実行されている場合において、前記車室温度が記憶されている設定温度よりも所定以上、低い場合は、前記1以上の電飾用発光体を第一の色で点灯させ、前記車室温度が前記設定温度よりも所定以上、高い場合は、前記1以上の電飾用発光体を前記第一の色と異なる第二の色で点灯させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、電飾用発光体が、設定温度と車室温度との差に応じた色で点灯するため、車室温度と目標温度との差をユーザが直感的に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車載空調システムの構成を示すブロック図である。
車室の模式図である。
電飾コントローラの制御の流れを示すフローチャートである。
暖房運転時における電飾用発光体の点灯状態の変化の一例を示す図である。
冷房運転時における電飾用発光体の点灯状態の変化の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して車載空調システム10の構成について説明する。図1は、空調システム10の構成を示すブロック図である。また、図2は、車室の模式図である。
【0010】
空調装置12は、車室の温度を調整する装置である。空調装置12は、例えば、空調コントローラ18の指示に応じて、空気を調温し、調温された空気を、車室内に吹き出す。空気を調温するために、空調装置12は、例えば、ヒータや、ヒートポンプ回路、ブロア等を有する。なお、空調装置12の動作は、車室のエリアごとに互いに独立して制御可能でもよい。例えば、運転席エリアの空調をONするとともに、助手席エリアの空調をOFFにしてもよい。また、運転席エリアと助手席エリアとで、互いに異なる目標温度T*が設定されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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