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公開番号
2025065813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175266
出願日
2023-10-10
発明の名称
雌端子および端子ユニット
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/11 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】筒状接続部の中心軸と柱状接続部の中心軸との位置合わせを容易に行うことができる雌端子を提供する。
【解決手段】雌端子31は、周壁40に設けられた筒状部41と、筒状部41に対向するように周壁50に設けられた筒状部51と、筒状部41と筒状部51とにより構成される筒状接続部60と、を備える。筒状接続部60は、雄端子200の柱状接続部201が第3方向Z1に沿って内部に挿入されるとともに、柱状接続部201が電気的に接続される部分である。筒状部41および筒状部51の両方は、筒状接続部60の軸方向の第1端部に設けられるとともに柱状接続部201を筒状接続部60の内部に誘い込む誘い込み部61を有する。誘い込み部61の内周面は、第1端部における筒状接続部60の第1開口端に向かうに連れて、筒状接続部60の径方向外方に向かって傾斜する傾斜面63に形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って延びる第1周壁と、
前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する第2方向において前記第1周壁に対向する第2周壁と、
前記第1周壁に設けられた第1筒状部と、
前記第1筒状部に対向するように前記第2周壁に設けられた第2筒状部と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、
前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向および前記第2方向の両方と交差する第3方向に沿って延びており、
前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が前記第3方向に沿って内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、
前記第1筒状部および前記第2筒状部の両方は、前記軸方向の第1端部に設けられるとともに前記柱状接続部を前記筒状接続部の内部に誘い込む第1誘い込み部を有し、
前記第1誘い込み部の内周面は、前記第1端部における前記筒状接続部の第1開口端に向かうに連れて、前記筒状接続部の径方向外方に向かって傾斜する第1傾斜面に形成されている、雌端子。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1誘い込み部は、前記第1誘い込み部を除く前記筒状接続部の外周面よりも外方に突出するように形成されており、
前記第1誘い込み部の厚さは、前記第1誘い込み部を除く前記筒状接続部の厚さと等しい、請求項1に記載の雌端子。
【請求項3】
前記第1筒状部および前記第2筒状部の両方は、前記軸方向の第2端部に設けられるとともに前記柱状接続部を前記筒状接続部の内部に誘い込む第2誘い込み部を有し、
前記第2誘い込み部の内周面は、前記第2端部における前記筒状接続部の第2開口端に向かうに連れて、前記筒状接続部の径方向外方に向かって傾斜する第2傾斜面に形成されている、請求項1に記載の雌端子。
【請求項4】
前記第1筒状部は、前記軸方向に分割された複数の分割筒状部を有し、
前記複数の分割筒状部の各々は、前記第2筒状部に対向する第1内面と、前記第1内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって断面円弧状に突出する突部とを有する、請求項1に記載の雌端子。
【請求項5】
前記複数の分割筒状部は、2つの分割筒状部であり、
前記第1筒状部は、前記2つの分割筒状部を分断するスリットを有し、
前記スリットは、前記軸方向において前記筒状接続部の中央位置に設けられている、請求項4に記載の雌端子。
【請求項6】
前記2つの分割筒状部の各々は、前記スリットに直接連通する第3端部に設けられた誘導部を有し、
前記誘導部の内周面は、前記スリットに向かうに連れて、前記筒状接続部の径方向外方に向かって傾斜する第3傾斜面に形成されており、
前記誘導部は、前記スリットに向かうに連れて、前記分割筒状部の厚さが薄くなるように形成されている、請求項5に記載の雌端子。
【請求項7】
前記第1傾斜面は、前記筒状接続部の中心軸に対して第1傾斜角度で傾斜する第1斜め方向に沿って延びており、
前記第3傾斜面は、前記中心軸に対して第2傾斜角度で傾斜する第2斜め方向に沿って延びており、
前記第1斜め方向に沿う前記第1傾斜面の寸法は、前記第2斜め方向に沿う前記第3傾斜面の寸法よりも大きい、請求項6に記載の雌端子。
【請求項8】
前記第1傾斜角度は、前記第2傾斜角度よりも小さい、請求項7に記載の雌端子。
【請求項9】
前記第2筒状部は、前記第1内面に対向する第2内面を有し、
前記雌端子は、前記第1内面と前記第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部を更に備え、
前記巻き押え部は、前記第2周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第2周壁から延びて前記第1周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第1周壁の外面に接触されている、請求項4に記載の雌端子。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の雌端子と、
前記筒状接続部に挿入される前記柱状接続部を有する前記雄端子と、を備える、端子ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、雌端子および端子ユニットに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、雌端子と、雌端子を保持するハウジングとを備えるものが知られている。雌端子の筒状接続部には、雄端子の柱状接続部が挿入されるとともに、柱状接続部が電気的に接続される。この種の雌端子は、コイルばね等の付勢部材による付勢力を利用して、雄端子の柱状接続部に対する接触圧力を安定して確保している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、柱状接続部を筒状接続部に挿入する際に、筒状接続部の中心軸と柱状接続部の中心軸との位置合わせを容易に行えることが望まれている。
本開示の目的は、筒状接続部の中心軸と柱状接続部の中心軸との位置合わせを容易に行うことができる雌端子および端子ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の雌端子は、第1方向に沿って延びる第1周壁と、前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する第2方向において前記第1周壁に対向する第2周壁と、前記第1周壁に設けられた第1筒状部と、前記第1筒状部に対向するように前記第2周壁に設けられた第2筒状部と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向および前記第2方向の両方と交差する第3方向に沿って延びており、前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が前記第3方向に沿って内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、前記第1筒状部および前記第2筒状部の両方は、前記軸方向の第1端部に設けられるとともに前記柱状接続部を前記筒状接続部の内部に誘い込む第1誘い込み部を有し、前記第1誘い込み部の内周面は、前記第1端部における前記筒状接続部の第1開口端に向かうに連れて、前記筒状接続部の径方向外方に向かって傾斜する第1傾斜面に形成されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示の雌端子および端子ユニットによれば、筒状接続部の中心軸と柱状接続部の中心軸との位置合わせを容易に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、一実施形態の端子ユニットを示す斜視図である。
図5は、一実施形態の端子ユニットを示す平面図である。
図6は、一実施形態の端子ユニットを示す平面図である。
図7は、一実施形態の端子ユニットを示す断面図(図5および図6における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態の端子ユニットを示す断面図(図5および図6における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態の端子ユニットを示す平面図である。
図10は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図11は、一実施形態の端子ユニットを示す断面図である。
図12は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図5および図6における12-12線断面図)である。
図13は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図12における13-13線断面図)である。
図14は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示の雌端子は、第1方向に沿って延びる第1周壁と、前記第1方向に沿って延びるとともに、前記第1方向と直交する第2方向において前記第1周壁に対向する第2周壁と、前記第1周壁に設けられた第1筒状部と、前記第1筒状部に対向するように前記第2周壁に設けられた第2筒状部と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、前記筒状接続部の軸方向は、前記第1方向および前記第2方向の両方と交差する第3方向に沿って延びており、前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が前記第3方向に沿って内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、前記第1筒状部および前記第2筒状部の両方は、前記軸方向の第1端部に設けられるとともに前記柱状接続部を前記筒状接続部の内部に誘い込む第1誘い込み部を有し、前記第1誘い込み部の内周面は、前記第1端部における前記筒状接続部の第1開口端に向かうに連れて、前記筒状接続部の径方向外方に向かって傾斜する第1傾斜面に形成されている。
【0009】
この構成によれば、筒状接続部の軸方向の第1端部に設けられた第1誘い込み部の内周面が、第1端部における第1開口端に向かうに連れて径方向外方に向かって傾斜する第1傾斜面に形成される。このため、雄端子の柱状接続部が筒状接続部に挿入される際に、柱状接続部の先端部が第1誘い込み部の第1傾斜面に沿って筒状接続部の内部に誘い込まれる。これにより、筒状接続部の中心軸に対して柱状接続部の中心軸がずれている場合であっても、柱状接続部の先端部が第1傾斜面に沿って移動されることにより、筒状接続部の中心軸に対して柱状接続部の中心軸を位置合わせすることができる。この結果、第1誘い込み部を設けたことにより、柱状接続部を筒状接続部に挿入する際に、筒状接続部の中心軸と柱状接続部の中心軸との位置合わせを容易に行うことができる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第1誘い込み部は、前記第1誘い込み部を除く前記筒状接続部の外周面よりも外方に突出するように形成されており、前記第1誘い込み部の厚さは、前記第1誘い込み部を除く前記筒状接続部の厚さと等しくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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