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公開番号2025055857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165260
出願日2023-09-27
発明の名称基板用コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/71 20110101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子金具の接続機能の信頼性低下を回避する。
【解決手段】基板用コネクタAは、端子収容室14を有するハウジング10と、第1端子金具40及び第2端子金具55と、ハウジング10に取り付けられるフロント部材30とを備え、ハウジング10の前面10Fには、第1端子金具40と第2端子金具55を端子収容室14に挿入するための挿入口15が開口し、フロント部材30は、挿入口15を覆う状態でハウジング10に取り付けられ、ハウジング10は、端子収容室14の後端を閉塞する閉塞部16を有し、閉塞部16には、開口面積が挿入口15よりも小さい貫通孔17が形成され、第1端子金具40は、端子収容室14に収容される端子本体部41と、貫通孔17に挿通される第1基板接続部47とを有し、第2端子金具55は、端子本体部41と、貫通孔17に挿通される第2基板接続部56とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられる端子金具と、
前記ハウジングに取り付けられるフロント部材と、を備え、
前記ハウジングの前面には、前記端子金具を前記端子収容室に挿入するための挿入口が開口し、
前記フロント部材は、前記挿入口を覆う状態で前記ハウジングに取り付けられ、
前記ハウジングは、前記端子収容室の後端を閉塞する閉塞部を有し、
前記閉塞部には、開口面積が前記挿入口よりも小さい貫通孔が形成され、
前記端子金具は、前記端子収容室に収容される端子本体部と、前記端子本体部に設けた弾性接触片と、前記端子本体部から後方へ延出して前記貫通孔に挿通される基板接続部とを有している基板用コネクタ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記端子本体部は、前後両端が開放された角筒状をなし、
前記基板接続部は、前記端子本体部を構成する4枚の板部のうちいずれか1枚の前記板部の後端部に対して面一状に繋がっており、
前記端子収容室の内面と前記貫通孔の内面とが、面一状に連続した摺接面を構成している請求項1に記載の基板用コネクタ。
【請求項3】
前記端子本体部を構成する前記4枚の板部のうち、前記摺接面側とは反対側の前記板部には、前記端子収容室の内壁部を押圧する圧入突起が形成されている請求項2に記載の基板用コネクタ。
【請求項4】
前記閉塞部の前面における前記貫通孔の開口縁部には、前記基板接続部の後端部を前記貫通孔内に誘導するテーパ状の誘導面が形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板用コネクタ。
【請求項5】
前記フロント部材は、前記端子本体部の前端部に対して前方から対向する前壁部と、前記前壁部の幅方向両端縁から後方へ延出した一対の側壁部と、前記前壁部と前記一対の側壁部とに連なる一対の底壁部とを有し、
前記フロント部材は、前記一対の側壁部及び前記一対の底壁部において、前記ハウジングに係止されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板用コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板用コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングと複数のプラグ端子を有し、回路基板に実装されるコネクタが開示されている。ハウジング内には、壁部によって区画された複数の空間が形成されている。プラグ端子は、空間内に収容される本体部と、本体部から後方へ延設された脚部と、脚部に連設されてケーブルに実装される実装片とを有する単一部品である。本体部はU字形断面の箱形形状をなし、本体部の前端部には、中継端子に対して弾性的に接触する接触片が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-192612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空間の後端は、プラグ端子の本体部を挿入するための挿入口として開口している。U字形断面の本体部は、後端が開放された形状である。そのため、挿入口から空間内に異物が侵入した場合、その異物がプラグ端子の本体部の内部に侵入し、接触片に付着することが懸念される。接触片に異物が付着すると、中継端子と端子金具との接触に支障を来す虞がある。
【0005】
本開示の基板用コネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の接続機能の信頼性低下を回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の基板用コネクタは、
端子収容室を有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられる端子金具と、
前記ハウジングに取り付けられるフロント部材と、を備え、
前記ハウジングの前面には、前記端子金具を前記端子収容室に挿入するための挿入口が開口し、
前記フロント部材は、前記挿入口を覆う状態で前記ハウジングに取り付けられ、
前記ハウジングは、前記端子収容室の後端を閉塞する閉塞部を有し、
前記閉塞部には、開口面積が前記挿入口よりも小さい貫通孔が形成され、
前記端子金具は、前記端子収容室に収容される端子本体部と、前記端子本体部に設けた弾性接触片と、前記端子本体部から後方へ延出して前記貫通孔に挿通される基板接続部とを有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子金具の接続機能の信頼性低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1の基板用コネクタを斜め上前方から視た斜視図である。
図2は、基板用コネクタを斜め上後方から視た斜視図である。
図3は、基板用コネクタの側断面図である。
図4は、基板用コネクタの組付け過程においてハウジングに第1端子金具と第2端子金具を取り付けた状態をあらわす側断面図である。
図5は、ハウジングを斜め上前方から視た斜視図である。
図6は、フロント部材を斜め上前方から視た斜視図である。
図7は、フロント部材を斜め上後方から視た斜視図である。
図8は、第1端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
図9は、第2端子金具を斜め上後方から視た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の基板用コネクタは、
(1)端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられる端子金具と、前記ハウジングに取り付けられるフロント部材と、を備え、前記ハウジングの前面には、前記端子金具を前記端子収容室に挿入するための挿入口が開口し、前記フロント部材は、前記挿入口を覆う状態で前記ハウジングに取り付けられ、前記ハウジングは、前記端子収容室の後端を閉塞する閉塞部を有し、前記閉塞部には、開口面積が前記挿入口よりも小さい貫通孔が形成され、前記端子金具は、前記端子収容室に収容される端子本体部と、前記端子本体部に設けた弾性接触片と、前記端子本体部から後方へ延出して前記貫通孔に挿通される基板接続部とを有している。本開示の構成によれば、端子収容室の後端が閉塞部によって閉塞されている。閉塞部に形成した貫通孔は挿入口よりも開口面積が小さいので、貫通孔と基板接続部との隙間も小さい。これにより、ハウジングの後方から端子収容室内への異物の侵入を抑制し、弾性接触片に対する異物の付着を防止することが可能である。よって、端子金具の接続機能の信頼性低下を回避することができる。
【0010】
(2)前記端子本体部は、前後両端が開放された角筒状をなし、前記基板接続部は、前記端子本体部を構成する4枚の板部のうちいずれか1枚の前記板部の後端部に対して面一状に繋がっており、前記端子収容室の内面と前記貫通孔の内面とが、面一状に連続した摺接面を構成していることが好ましい。この構成によれば、端子収容室内に挿入された基板接続部は、摺接面に摺接することによって円滑に貫通孔に挿通される。
(【0011】以降は省略されています)

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