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公開番号2025016991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119851
出願日2023-07-24
発明の名称コネクタ構成体
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01R 13/629 20060101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1コネクタと第2コネクタとを浅く嵌合した場合にレバーが初期位置から完了位置に向かって回動することを抑制する。
【解決手段】コネクタ構成体10は、第1コネクタ11と、第1コネクタ11に嵌合する第2コネクタ12と、を備え、第1コネクタ11は、ハウジング30と、初期位置と完了位置との間でハウジング30に回動可能に取り付けられるレバー40と、を備え、ハウジング30はロック受け部35を備え、レバー40はロック受け部35に係止してレバー40を初期位置に保持するロック片43を備え、ロック片43は弾性変形可能とされ、第2コネクタ12は、第1コネクタ11と第2コネクタ12との嵌合が開始される際、ロック片43に摺接してロック片43とロック受け部35との係止を解除する解除部18を備え、解除部18とロック片43とが摺接すると、レバー40は初期位置から完了位置へと向かう回動方向RDと反対の方向に向かう力を受ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1コネクタと、
前記第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、を備え、
前記第1コネクタは、ハウジングと、初期位置と完了位置との間で前記ハウジングに回動可能に取り付けられるレバーと、を備え、
前記ハウジングはロック受け部を備え、
前記レバーは前記ロック受け部に係止して前記レバーを初期位置に保持するロック片を備え、
前記ロック片は弾性変形可能とされ、
前記第2コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合が開始される際、前記ロック片に摺接して前記ロック片と前記ロック受け部との係止を解除する解除部を備え、
前記解除部と前記ロック片とが摺接すると、前記レバーは前記初期位置から前記完了位置へと向かう回動方向と反対の方向に向かう力を受ける、コネクタ構成体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合する方向は第1方向とされ、
前記第1コネクタは前記第1方向の一方側から前記第2コネクタに嵌合され、
前記レバーは、前記ハウジングの側面に軸支される板状部と、前記レバーが前記初期位置にある状態で前記板状部から前記第1方向の他方側に延びる前記ロック片と、を備え、
前記ロック片は、本体部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記本体部の先端部から突出するロック部と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向の一方側に前記本体部の先端部から突出する解除突起と、を備え、
前記解除部と前記解除突起とが摺接することで、前記ロック片は前記第2方向について前記側面から離間するように弾性変形し、
前記ロック部は、前記第3方向の他方側の端部に配される傾斜部を備え、
前記傾斜部は、前記第3方向の他方側に向かうほど前記本体部からの突出寸法が小さくなっている、請求項1に記載のコネクタ構成体。
【請求項3】
前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合する方向は第1方向とされ、
前記第1コネクタは前記第1方向の一方側から前記第2コネクタに嵌合され、
前記レバーは、前記ハウジングの側面に軸支される板状部と、前記レバーが前記初期位置にある状態で前記板状部から前記第1方向の他方側に延びる前記ロック片と、を備え、
前記ロック片は、本体部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記本体部の先端部から突出するロック部と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向の一方側に前記本体部の先端部から突出する解除突起と、を備え、
前記解除部と前記解除突起とが摺接することで、前記ロック片は前記第2方向について前記側面から離間するように弾性変形し、
前記ロック片の厚さは、前記板状部の厚さよりも小さく設定され、
前記板状部の外面よりも内側には弾性変形空間が形成され、
前記弾性変形空間の内部で前記ロック片が弾性変形することで、前記ロック部と前記ロック受け部との係止が解除されるようになっている、請求項1に記載のコネクタ構成体。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記側面から前記第2方向に突出し且つ前記第1方向に延びる保護壁を備え、
前記ロック片は、前記第3方向について前記保護壁と前記板状部との間に配されている、請求項2または請求項3に記載のコネクタ構成体。
【請求項5】
前記保護壁は、前記レバーが前記完了位置にある状態で、前記板状部に前記第1方向の他方側から当接する当接部を備える、請求項4に記載のコネクタ構成体。
【請求項6】
前記第2コネクタは、前記第1方向に延びて前記保護壁を受け入れる凹部を有する、請求項4に記載のコネクタ構成体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ構成体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
レバーの回動によりコネクタの嵌合操作を補助するレバー式コネクタとして、従来、特開2004-164933号公報(下記特許文献1)に記載の雌側コネクタが知られている。特許文献1に記載の雌側コネクタは、ホルダと、ホルダに組み付けられるレバーと、を備える。レバーは、カム板部の端縁部に片持ち状の弾性係止片を備える。弾性係止片の先端部には外方に突出する突起が設けられている。ホルダには、リブ進入溝と、突起に係止するロック受け部と、が形成されている。突起とロック受け部とが係止することにより、レバーは初期位置に保持される。雌側コネクタに嵌合する雄型コネクタのハウジングには、ロック解除リブが設けられている。雌側コネクタと雄型コネクタとを浅く嵌合させると、リブ進入溝にロック解除リブが進入し、弾性係止片の突起に当接する。これにより、突起とロック受け部との係止(初期ロック)が解除され、レバーの回動操作が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-164933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の構成では、両コネクタが浅く嵌合され、初期ロックが解除された後に、嵌合方向に雄型コネクタがさらに押されると、レバーを回動操作していないにもかかわらず、雄型コネクタが若干前進し、レバーが若干回動することがある。すると、作業者は、嵌合作業が完了したと誤認するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタ構成体は、第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、を備え、前記第1コネクタは、ハウジングと、初期位置と完了位置との間で前記ハウジングに回動可能に取り付けられるレバーと、を備え、前記ハウジングはロック受け部を備え、前記レバーは前記ロック受け部に係止して前記レバーを初期位置に保持するロック片を備え、前記ロック片は弾性変形可能とされ、前記第2コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合が開始される際、前記ロック片に摺接して前記ロック片と前記ロック受け部との係止を解除する解除部を備え、前記解除部と前記ロック片とが摺接すると、前記レバーは前記初期位置から前記完了位置へと向かう回動方向と反対の方向に向かう力を受ける、コネクタ構成体である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、第1コネクタと第2コネクタとを浅く嵌合した場合にレバーが初期位置から完了位置に向かって回動することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる第2コネクタを後方から見た図である。
図2は、第2コネクタの拡大斜視図である。
図3は、図1のA-A断面において第1コネクタと第2コネクタとが浅く嵌合された状態を示す図である。
図4は、レバーが初期位置にある状態の第1コネクタの斜視図である。
図5は、レバーが初期位置にある状態の第1コネクタを前方から見た図である。
図6は、レバーが初期位置にある状態の第1コネクタの側面図である。
図7は、図6のB-B断面図である。
図8は、図6のC-C断面図である。
図9は、図6のC-C断面において解除部と解除突起とが摺接した状態を示す図である。
図10は、図7のD-D断面図である。
図11は、図7のD-D断面において解除部と解除突起とが摺接した状態を示す図である。
図12は、レバーの斜視図である。
図13は、レバーの拡大斜視図である。
図14は、レバーが完了位置にある状態の第1コネクタの斜視図である。
図15は、レバーが完了位置にある状態の第1コネクタを前方から見た図である。
図16は、レバーが完了位置にある状態の第1コネクタの側面図である。
図17は、図15のE-E断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタ構成体は、第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、を備え、前記第1コネクタは、ハウジングと、初期位置と完了位置との間で前記ハウジングに回動可能に取り付けられるレバーと、を備え、前記ハウジングはロック受け部を備え、前記レバーは前記ロック受け部に係止して前記レバーを初期位置に保持するロック片を備え、前記ロック片は弾性変形可能とされ、前記第2コネクタは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合が開始される際、前記ロック片に摺接して前記ロック片と前記ロック受け部との係止を解除する解除部を備え、前記解除部と前記ロック片とが摺接すると、前記レバーは前記初期位置から前記完了位置へと向かう回動方向と反対の方向に向かう力を受ける。
【0009】
このような構成によると、解除部によりロック片とロック受け部との係止が解除される際、レバーが初期位置から完了位置へと向かう回動方向に回動することを抑制することができる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合する方向は第1方向とされ、前記第1コネクタは前記第1方向の一方側から前記第2コネクタに嵌合され、前記レバーは、前記ハウジングの側面に軸支される板状部と、前記レバーが前記初期位置にある状態で前記板状部から前記第1方向の他方側に延びる前記ロック片と、を備え、前記ロック片は、本体部と、前記第1方向に直交する第2方向に前記本体部の先端部から突出するロック部と、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向の一方側に前記本体部の先端部から突出する解除突起と、を備え、前記解除部と前記解除突起とが摺接することで、前記ロック片は前記第2方向について前記側面から離間するように弾性変形し、前記ロック部は、前記第3方向の他方側の端部に配される傾斜部を備え、前記傾斜部は、前記第3方向の他方側に向かうほど前記本体部からの突出寸法が小さくなっていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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