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公開番号2025012632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115609
出願日2023-07-14
発明の名称コンデンサ
出願人ニチコン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01G 4/32 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】封止樹脂の流動性の悪化を抑えながらコンデンサ素子の位置決めを可能にするコンデンサを提供する。
【解決手段】用途が異なる2種以上の複数の第1のコンデンサ素子10A,10B、第2のコンデンサ素子40、第3のコンデンサ素子50と、これらを収容するケース80と、ケース80に収容したコンデンサ素子を封止する封止樹脂90とを備え、ケース80には、コンデンサ素子10A,10B,40,50のケースの収容空間への配置に合わせた位置に用途が異なるコンデンサ素子の間を仕切るリブ85a~85c,86a~86c,87a~87cが設けられており、封止樹脂90の注入量の指標とするリブ(87a)、リブ(85a,85c,86a,86c)、コンデンサ素子をケース80の収容空間内で位置決め可能なリブ(85b,86b,87bc)の順に背が高い。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
用途が異なる2種以上の複数のコンデンサ素子と、
前記複数のコンデンサ素子を収容空間に収容するケースと、
前記収容空間に収容した前記複数のコンデンサ素子を封止する封止樹脂と、
前記収容空間内に前記ケースの内底部より突設され、前記複数のコンデンサ素子の間を仕切る仕切り部と
を備え、
前記仕切り部は、前記封止樹脂の注入量の指標とする第1の仕切り壁と、前記第1の仕切り壁よりも高さが低く、前記コンデンサ素子を前記収容空間内で位置決め可能な第2の仕切り壁とを有する
ことを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記第1の仕切り壁は、前記封止樹脂の注入量の指標となるとともに、前記コンデンサ素子を前記収容空間内で位置決め可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記仕切り部は、さらに、前記第1の仕切り壁よりも低く、前記第2の仕切り壁よりも高い第3の仕切り壁を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記第3の仕切り壁の高さは、当該第3の仕切り壁が仕切る両コンデンサ素子のうちの高さが低い方の低背側コンデンサ素子の高さの1/3以上であることを特徴とする請求項3に記載のコンデンサ。
【請求項5】
前記第3の仕切り壁の高さは、前記低背側コンデンサ素子と同等以上であることを特徴とする請求項4に記載のコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用途が異なる2種以上の複数のコンデンサ素子をケースに収容したコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、コンデンサ素子を、当該コンデンサ素子の第1の端面電極および第2の端面電極に第1のバスバーおよび第2のバスバーを接続した状態で、一つの面が開口した箱状をしたケースの収納空間に収容し、収容した後にケースの開口から当該ケースの空きスペースに封止樹脂を注入することで製造される、コンデンサがある。このようなコンデンサには、収納空間を挟んで封止樹脂の注入量の下限および上限の指標となる下限指標部および上限指標部を有する指標部を少なくとも2つ備えるコンデンサがある(例えば特許文献1を参照)。これにより、封止樹脂の樹脂面の高さが所定の範囲内に収まっていることを
簡単な構成で確認することができ、封止樹脂の注入の作業効率を向上させることが可能となっている。
【0003】
また、用途が異なる複数種類のコンデンサ素子をケースに収容したコンデンサがある(例えば特許文献2を参照)。このようなコンデンサでは、用途が異なる複数種類のコンデンサ素子を隔てた状態でケースに収容するために、コンデンサ素子間に仕切り壁を設けている。この場合に、用途が異なる両コンデンサ素子(第1の素子と第2の素子)の間に位置するように仕切り壁をケースに設け、仕切り壁の高さをコンデンサ素子と同程度としている。しかしながら、このように構成すると、ケースに注入した封止樹脂の流れが仕切り壁で妨げられて封止樹脂の流動性が悪化し、封止樹脂の注入の作業効率の低下を招いていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-100801号公報
特開2009-188313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、用途が異なる2種以上の複数のコンデンサ素子をケースに収容したコンデンサにおいて、封止樹脂の注入の作業効率の向上を図りながらコンデンサ素子の位置決めを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、本発明に係るコンデンサは、用途が異なる2種以上の複数のコンデンサ素子と、前記複数のコンデンサ素子を収容空間に収容するケースと、前記収容空間に収容した前記複数のコンデンサ素子を封止する封止樹脂と、前記収容空間内に前記ケースの内底部より突設され、前記複数のコンデンサ素子の間を仕切る仕切り部とを備え、前記仕切り部は、前記封止樹脂の注入量の指標とする第1の仕切り壁と、前記第1の仕切り壁よりも高さが低く、前記コンデンサ素子を前記収容空間内で位置決め可能な第2の仕切り壁とを有することを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、2種類の高さの異なる第1の仕切り壁と第2の仕切り壁を有する仕切り部がケースの内底部より突設されている。すなわち、ケースの収容空間内に封止樹脂の注入量の指標とする第1の仕切り壁を有しているので、封止樹脂の注入量の調整が容易になり、封止樹脂の注入の作業効率が向上する。また、用途が異なる2種以上の複数のコンデンサ素子を収容空間内で位置決めする際に、第1の仕切り壁よりも低い第2の仕切り壁を設けているので、仕切り部の全てを第1の仕切り壁により構成する場合と比べて封止樹脂の流動性の悪化を抑えることができ、封止樹脂の注入の作業効率の向上を図ることができる。
【0008】
また、前記第1の仕切り壁は、前記封止樹脂の注入量の指標となるとともに、前記コンデンサ素子を前記収容空間内で位置決め可能な位置に配置されていることが好ましい。
【0009】
この構成によれば、封止樹脂の注入量の指標となる第1の仕切り壁がコンデンサ素子の位置決めも兼ねているので、仕切り壁の数の増大を抑えながら、コンデンサ素子の位置決めと封止樹脂の注入量の調整を容易に行うことができる。
【0010】
また、前記仕切り部は、さらに、前記第1の仕切り壁よりも低く、前記第2の仕切り壁よりも高い第3の仕切り壁を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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